ダージリン急行のレビュー・感想・評価
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何が見処かわからない
グランドブダペストホテルにあまりにハマったので、引き続きこちらも見たのだが、ぬーっと始まりぬーっと終わった。
まぁいろいろあったけど、何がメインなのか、笑わせられもせず、はらはらもせずだった。
ロードムービトして、
ロードムービートしてかなり出来のいいものだと思います。旅の中で記憶や死と対峙する様などはかなり深い何かを感じます。
カメラアングルやストーリー展開にアンダーソン節を感じたのは良かったのですが、最近の彼の映画のようなミニチュア的世界観があまりなかったのが少し物足りなかったです。
3兄弟の絆探しの旅
父親の死をきっかけに疎遠になっていた兄弟が、長男フランシス(オーウェン・ウィルソン)の声掛けで スピリチュアルな旅に出ることになり、初めはお互いに距離感を感じていたものの 道中で起きる様々な出来事で再び絆を取り戻していく。
3兄弟が3人共〜個性があっておもしろい!
本来なら笑うべき所じゃないであろう所でも笑っちゃうのは、兄弟のトボケたキャラのお陰なんだろうね。
途中から…
三バカ兄弟のドタバタインド旅行。
出だしは面白かったのに、川で村の子ども達の救援活動を始めたあたりから雲行きが怪しくなってくる。母親との確執や父親との関係性が全然練られていないから、観ていて置いてきぼりにされた感がある。
舞台がインドだから面白かったものの、インドがなかったら全然面白くならなかったと思う。ストーリーが甘くて最終的に脚本投げている。
三人のキャラクターや会話、ドタバタはとっても面白いので、すごく惜しい。このドタバタ感と明るいギャグテイストがインドの雑多とした雰囲気と絶妙にマッチしていた。
楽しくインド旅行した気持ちになれたので★3つ。
4.0
またもウェス・アンダーソン監督の作品。
終始センスが光っていた。
旅をしながら3兄弟の絆が深くなっていく、と言うありきたりの物語。
父親と息子とか、1人の少女とかの心情の変化を描く映画や小説は、全ての物語の中で最も多い話の1つだと思う。
しかし、この映画は他とは違った。
脈絡のない事件が起こったり、急に恋に落ちたり、夢の中の出来事のようで常にゆったりしていて、アップダウンがあまりないのに、退屈することはない。
また細かいセットやカメラワークが独特で、妙な空気感がいい。
映画全体の色彩も鮮やかでおしゃれ。
雰囲気ではない雰囲気のようなもの、が他と違っていて飛び抜けて優れている。
最後、インドを走る列車にオーシャンゼリゼを合わせるとか、もう粋でしかたがない。
ウェスアンダーソン監督作品ってどれを見ても映像や雰囲気で分かっちゃ...
ウェスアンダーソン監督作品ってどれを見ても映像や雰囲気で分かっちゃいますね。
脈絡のない事件が起こったり、急に恋に落ちたりと、ほんと夢の中の出来事のよう。
インドを走る列車に、オー・シャーゼリゼ♬を合わせるなんて粋ですな。
ウェス・アンダーソン監督のファンになりました
グランド・ブダペストホテルを先に観ていて、すごく気に入っていたのですが、ウェス・アンダーソン監督いいですね。
独特の雰囲気にハマりました。
色使いもとても好きです。
面白い
ゆったりゆったり進んでいく映画。最初はたくさんの荷物をもって旅に出た3人兄弟。最後に電車に乗り込む時には全ての荷物を捨てて、表情も清々しい3人。慌ただしい日々から離れて様々な出会いを通じてシンプルで大切なものに気づく。そんな感覚が思い起こされた。
ハッキリ言わないゆるい映画。そこがいい感じ。
なんとも言えない味のある映画。独特の雰囲気を醸し出しています。
他の方が既に秀逸な言葉でこの独特さを表現されているので、そこから抜粋させていただきます。
・スーツケースは父(権力、財力)を表している。最後に投げ捨てて列車に飛び乗るラストシーンは「父の呪縛から解き放たれた」ということだろう。
・自分たちの人生のままならなさや、色んなしがらみから逃げ出せない弱さがありながら、終始ゆったりとした緩い笑いと気安さがあって不思議な空気に包まれた心地良い映画。「物事が解決していく」というよりも、「物事に余裕と柔軟さをもてる」という結末にも、すとんと心に落ちる。人間的成長というのは、こういうことなのかなぁと思わされた。
・パッションがない作品なのに・・・・・・どういうわけか心に残る
・至る所に「死の影」が顔を覗かせるのもアンダーソン作品らしい。
あとこれらに自分の言葉で感想をつけ足すとしたら、、、
・次男が会社の同僚にそっくりだった!
思ってたロードムービーでは無かった。
中々良かったがほとんどインド感でインドを楽しむ映画になってしまってる。ほとんど事が中途半端に終わって観る達成感は無いがインドの風景や生活感が見れたからそこそこは楽しい。人生山あり谷ありを伝えたいと気持ちは分かるが無理にお洒落感出し過ぎかなと思う。ストーリーはスロー的な感じはするが意外と事は過ぎてるからちょい観にくい。でも場面はインドなので観光した気分で観れば楽しいかもだね。ビルマーレーのちょい役は最高。
見ていて心地良い映画
自分たちの人生のままならなさや、色んなしがらみから逃げ出せない弱さがありながら、終始ゆったりとした緩い笑いと気安さがあって、不思議な空気に包まれた心地良い映画でした。
「物事が解決していく」というよりも、「物事に余裕と柔軟さをもてる」という結末にも、すとんと心に落ち着きます。
人間的成長というのは、こういうことなのかなぁと思わされました。
登場人物の誰も彼も少し癖のあるキャラクターで、それに惹かれるところも多分にあります。
キャラ性とインドの旅情風景が見事にマッチしていて、その土地に来て去るというそれだけの一連行動が深みをましていきます。
どこが良い、あれが素敵、とあげていくと切りがないけれど、とにかく「良い物を見た」と確信できる作品です。
大きな満足感を得られました。
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