劇場公開日 2009年1月24日

誰も守ってくれないのレビュー・感想・評価

全37件中、1~20件目を表示

4.0【被害者側の家族と、加害者側の家族の現代社会の非情さと人間の危うさを浮き彫りに。セミドキュメンタリーの手法を用い、登場人物たちの心情をリアルに映し出す作品。】

2024年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■未成年の男が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。
 マスコミが加害者の家に押し寄せる中、妹の沙織は両親とバラバラに保護されることに。刑事の勝浦が彼女の担当になるが、マスコミ報道とネットの書き込みが過熱化し、二人は逃げ場を失っていく。

◆感想

・私の務める企業でも、様々なトラブルが起きる。
 だが、真っ先に行うのが(特に、加害者の瑕疵が薄き案件である。週末に車を運転していた際に、路上で寝ていた人を轢いたしまった案件等。)
 - 流石に、報道機関にも連絡をし、過大なある処分にして貰った案件にして貰ったモノである。-

・今作の見所は、名もなきSNS上の愚かしき人々に対し、刑事が決然と立ちむかうシーンであろう

<私は、このレビューサイトでコメントを全て受けるスタンスを取っている。
 だが、数名のレビュワーの方の、夜中二時のコメントは控えて頂きたいと思っている。
 私はバリバリの企業に勤めているのでそこらへん、宜しくお願いしたいモノである。
 (私のレビューが老成した感があるらしいが、現役の勤め人ですので、そこらへん、宜しく。貴女ですよ!)

コメントする 1件)
共感した! 4件)
NOBU

3.0映画らしい

2023年12月31日
PCから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
プライア

3.5ただの女の子、ではない

2022年4月28日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
のん

5.0包摂 受容 認容について考えさせられた

2022年4月24日
iPhoneアプリから投稿

加害犯罪サイドに立った社会的弱者の現実から包摂、受容、認容ということの重たさを実感した。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
STING 1969

2.0雑記

2021年10月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
スネーク・オーガニックミント

3.5重いテーマです

2020年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
marimariパパ

4.0考えさせられた作品

2020年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

確かに加害者は悪いし罪を償わなければならない。
しかし、その家族というだけで、世間やマスコミから猛バッシングされる。
犯罪加害者の住所などをネットで特定している、現在の状態を予言していたかの作品。
色々考えさせられた。
佐藤浩市さん、志田未来さんの演技も印象に残っている。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ひろ

3.5悪意に満ち溢れている

2020年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

テーマについて深くは語りませんが、人の振り見て我がふり直せ。人として間違った行いはしたく有りませんね。佐藤浩一の演技に惹かれました!

コメントする (0件)
共感した! 1件)
おのもん

2.5容疑者家族も被害者!?

2020年3月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
KEI

3.5問題提起、知らない現実

2019年12月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

事件には加害者と被害者が存在する。
それらが天涯孤独でない限り、加害者家族と被害者家族が存在し、ともすれば親戚縁者をも巻き込む。
そんな相関関係の中で加害者家族の保護という考えた事もないテーマがこの映画だ。
確かにこの視点は興味深い。

ニュースを見て視聴者となった我々は加害者家族含めて悪とみなす。加害者を生み出す素地が家庭にあると決めつけるからだ。
感情論で言えば、加害者側に情状酌量の余地は無い。
その反面、人権という憲法に保障されている権利を遵守するために警察機関が率先して保護をするという矛盾がもどかしい。

私個人的な意見ではあるが、犯罪において被害者側より加害者側が何故にそこまで擁護されるのかと疑問だらけな現実に嫌気はさしている。
非人道的な事件を犯した者に、年齢問わず人権は剥奪されてもいいと思う。問答無用なのだ。

さてこの映画。
10年前の作品で既にネット炎上が盛り込まれる。
そんな先進的なマスゴミからテレビや週刊誌のマスゴミがリアルに描かれて興味深い。
前半圧倒的なスピード感でドラマが進み一気に引き込まれる。
惜しい事に、最後が締まらない⤵️

佐藤浩一さんはこういう重い主人公にピッタリだ。
また、当時16歳の志田未来ちゃんはとてもこの歳とは思えない演技力。
今だに一線で活躍できている片鱗が充分に見る事が出来る。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
零式五二型

3.5殺人事件の被疑者家族として言われのない社会的制裁を受ける15歳の少...

2019年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

殺人事件の被疑者家族として言われのない社会的制裁を受ける15歳の少女(志田未来)と、彼女の保護を命じられた中年刑事(佐藤浩市)の逃避行をドキュメンタリータッチで描いた社会派サスペンスドラマ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
てかる

4.0「お茶漬けにしてやってください」「筋子が凍ってるな」

2019年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

 背筋が凍る・・・なんども飛び出す勝浦刑事(佐藤浩市)と三島刑事(松田龍平)のやりとり。1月24日に放送された連動ドラマ『誰も守れない』を事前に見ておくと、“シャブ漬け”という言葉につい噴いてしまいましたが、三島の自虐的とも言える性格など彼らの性格、迷コンビぶりが楽しめる。その上、「背筋が凍る」という言葉の重みも過剰で執拗なマスコミ取材のいやらしさ、それに情報過多のネット社会の存在が被害者家族をおびやかす顛末を象徴していたかと思う。

 事件の4ヶ月前を描いたTVドラマ『誰も守れない』では被害者家族の許へ検察庁の被害者相談室の支援員が即日訪れるのですが、この映画では加害者家族を守るために区役所職員や教育委員会までが家族宅へ駆けつけてくるのだ。なぜ区役所?などと首を傾げていると、いきなり離婚届と婚姻届の判を捺させ、容疑者家族の姓を変えてしまうという荒療治を施してしまう・・・驚きだ。

 勝浦目線で追いつつも、やがて困惑しっぱなしの加害者の妹沙織(志田未来)目線へと見方も変わり、家族が犯罪を犯すことが周りに与える影響の凄まじさにのめり込んでしまうこと間違いなし。『手紙』という映画も加害者家族を扱っていましたが、同じ殺人事件であっても貧しさからくる古風な事件でした。その点、今作では直情的(状況は説明されてない)な現代的な犯行。発達した情報社会の中にあって、身につまされる内容だ。

 それにしても佐々木蔵之介(佐々木とはいえ、だいまじんではない)が演ずる新聞記者はとても怖い。自身の息子が不登校になったということもあって、犯罪を憎みすぎ。たしかに被害者遺族の気持ちを考えてみると糾弾したくなるのもわかりますが、その標的が犯人の妹というのも・・・頭がおかしいだろ!人間はなぜか弱い者を攻撃したくなることの表れなのでしょうけど、執拗なカーチェイスをやってのけるパパラッチのようなマスコミにしても、それこそ背筋が凍るぞ。

 その新聞記者が言い放った「家族は死んで償え!」という言葉にしろ、TVドラマでの「犯罪が起こらない限り捜査できない」といった印象に残る言葉も多い。3年前の事件の被害者であるペンション経営者夫婦(柳葉敏郎、石田ゆり子)の悲しさも目の当たりにし、しきりに反省する勝浦。沙織には他人の痛みをわかれば人として成長できる、これからは家族を守れと説くシーンもいい。。殺人犯人の家族という事実は一生ついてまわるのだが、彼女の人生は何度も壁を乗り越えなきゃならないんだろうなぁ。

 なんとなくダルデンヌ兄弟の映画を参考にしたんじゃないかと思えるセミ・ドキュメンタリー手法。君塚監督は『マイティ・ハート』を参考にしたと述べていたので、ウィンターボトムだったんですね。

※TVM「誰も守れない」感想

 学校の教師が生徒たちにシャブを売っている・・・ひどい世の中。そんな物騒な中でも勝浦刑事と三島刑事(松田)のコンビが笑わせてくれる。

 襲われ入院した尾上社長(山本圭)の意識が回復。おぼろげながら、犯人が「家族も覚悟しろ」と言い残したことが蘇ってきたため、警察は家族の保護も検討する。命ぜられた勝浦は「泳がせて犯人逮捕」を主張したが医師を保護することになった。しばらくすると、ネットの書き込みにより、会社の黒い情報が浮かび上がってきた。しかし、厳重な警護に怖気づいたのか、今度もまた娘の借金地獄というデマの書き込みが・・・

 保護3日目。単独で怪しい患者(成宮)を尾行中、暴漢に殴られ拉致される三島・・・シャブ漬けにされ放り出されてしまう。患者情報の提供を拒み続けてきた医師だったが、三島のこともあって漸く怪しい人物について語り、逮捕される。

 しかし、実行犯は携帯の裏サイトで「復讐を5万円で請け負う」などと非道なことをしていたのだ。誹謗中傷や裏サイトの存在。ネット社会の悪を暴くような内容もあるのだけど、むしろ映画のための序章のような扱い。勝浦が妻と別居中で娘にプレゼントを買おうとしていることや、三島が捕えた犯人の同棲相手と付き合おうとして振られるとか・・・

 それにしても、守るとは言っても「事件が起こってからでないと捜査できない」現実。交通事故にしたって、死人が出ないと改善されないこともあるし・・・

〈どちらも2009年1月鑑賞〉

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kossy

2.0何を守るのか

2019年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

Fテレビらしい作りの映画。偏見の塊。
「ネット=悪」としたかった描き方。それこそが「悪」。
ネットにイヤな目でもあったのかなw
ネットで晒されたらもう逃げられないぞ、って脅し。
でも逃げるって何から?
マスコミ?ネットおたく?
何が言いたいの?何から「守れ」ないの?

主演の佐藤さんも刑事としてブレブレで無神経。
先ずは志田を母親に合わせるべきでしょ。
そして何故被害者宅に逃げ込む?おかしくない?
そら佐藤さんの「顔も見たくない」わさ。

志田追いかけるマスコミの執拗さとか、
(ハイエースでクラウンには追いつけない)
佐々木蔵之介のネットで情報拾ってる記者とか、
(あ、これも雑誌記者への偏見か?)
ワイドショーのコメンテーターとか、
(ファミレスでワイドショー流れないし)
最後は完全に「ネット=悪」としての見事な描写。
最後のおたく?あんなかっこうしたヤツいるか?

オチも浅くて、何が解決してるのかぼんやりして終了。
みんな笑顔なら解決じゃねーよ。ざけんな。

いろいろ熱くさせてくれた分つまらなくはなかった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
クリストフ

2.5惜しい

2016年10月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

知的

題材も俳優も文句なしなのに、俳優のよさが引き出されきれていない気がする。俳優たちの個性が強いためか、登場人物の誰もが中途半端な展開でもったいない。佐藤浩一さんの心の病と今回の事件との関連がいまひとつピンと来ない。松田龍平さんだけが役どころも個性もハマっていた。沙織の彼氏の声の高さで星2つ消えた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ぱんだ

3.5容疑者家族のその後

2016年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
ミント✩

3.5家族はお互いに守りあわなければならない

2015年3月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

あっという間の2時間だった。一人の殺人犯のために苦悩する家族。それも加害者家族を取り上げて映画にするといった考えは素晴らしい脚本である。いつも被害者家族を中心に描かれる場合が多いがこの映画は違う。マスコミ、ネットオタクの異常な行動、まさに現実にあってもおかしくない描写、震え上がりました。「どんなに辛くても嫌であっても家族はお互いに守りあわなければならない、それが生きるということ」とても当たり前だけどなかなかできないことだ、と考えさせられた。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
casiopea

5.0引き込まれました。ホラー映画より怖い

2014年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
shinya_ohtani

2.0期待

2014年10月6日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

しないで観たが意外と良かった松田龍平。この役がよく似合っている。珍しく人間味がある演技って言うか。しかし犯罪は被害者も加害者もどちらも周りみんなに影響が出る。罪を犯したヤツはそれを理解して欲しい。理解した上、罪を償ってもらいたい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
がい

5.0もやもやするのが、いい映画の証拠。

2014年9月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
cpcpbaw

3.5煮えきらないテーマに考えされられる。

2014年9月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

刑事(佐藤浩市)と女子中学生(志田未来)の想いが交錯するなかストーリーが進む。現代のインターネットでの情報の流出の問題や、顔が見えないインターネットならではの、痛みを感じず、まるでゲームでもしているかのような行き過ぎたイタズラに振り回される。その辺りを色濃く反映した物語。

苦汁を飲まされ続けるがじっと我慢をし、それが運命だと言わんばかりに、命令に逆らえない刑事、佐藤。志田は、兄が人殺しをし、兄が逮捕された日に母親が自殺をしてしまう。父は、兄を勉強という檻に閉じ込め、志田はそんな父のことを嫌っている。というかなり暗く重いかせを背負わされ、更には恋人にまで裏切られるストーリーは、観ている側にも重苦しさを感じさせる。

その中で、凡人の刑事とのやり取りはなにか爽快感に欠ける。が、これがリアリティなのだとも思う。スカッとはしないが、どこか現実味を帯びているストーリーは、社会にひと石を投じるのにはちょうど良いと感じた。

警察が容疑者の家族を保護することに対する考え、対応がたんたんと、中立で描かれ、何が良い、悪いの話ではない。

ラスト、志田との心の繋がりが佐藤の明るい未来を暗示させるような終わり方は好感が持てる。

欲を言えば、柳葉敏郎と石田ゆり子の夫婦をもう少し丁寧に観たかった。過去、佐藤が関わった事件で我が子を亡くし、警察や容疑者、そしてその家族に対する熾烈な感情が描かれている。だが、少ないシーンでの表現になっており、怒ったり、悟ったように冷静になったり、許したり、とちょっとせわしない感じを受けた。良い芝居なのだが、そこは今回のテーマを真正面にとらえるため、深堀するわけにはいかないのだろう。都合上必要だからせわしなく踊ってもらったのかもしれないが、じっくりと見たかった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
りんごえん