エンジェル

劇場公開日:

エンジェル

解説

「8人の女たち」のフランソワ・オゾン監督が、若くして成功を手にした女流作家の波乱の人生を皮肉をこめて描いた映画。20世紀初頭のイギリス。幼い頃から上流階級の生活を夢見てきた食料品店の娘エンジェルは、豊かな想像力と文才を生かして16歳という若さで作家デビューを果たす。瞬く間に富と名声を手に入れ、思い描いてきた夢を実現したかに見えたエンジェルだったが、その先には思いがけない運命が待ち受けていた……。

2007年製作/119分/ベルギー・イギリス・フランス合作
原題:Angel
配給:ショウゲート
劇場公開日:2007年12月8日

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映画レビュー

5.0ミス・エンジェル・デヴェレルって『デビル』?

2023年12月5日
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鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0作中のセリフ通りの感想

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

一言でまとめるとあまり面白くない。

世間知らずだけども才能はある
少女時代のデビューから
調子にのって鼻持ちならなくなるのは
まだご愛嬌としても、
その後もずっと大人になりきれないままだったのは
子供が得られなかったせいなのだろうか。

ヒロインの生き方に同情も共感もできず。
でもまあ夢見た成功を手にする
頑張りは確かに大したもの。

作中ハーマイオニーのセリフに
「彼女の小説は1冊も好きじゃないけど
夢を実現する力は大したものだと思うわ」
というようなものがある。
鑑賞の感想も概ねその通りだった。

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こまめぞう

4.0観たかった度○鑑賞後の満足度◎ 女の一生を描いた1930年代のハリウッド黄金期の映画に色を付けたようなオゾン監督からのオマージュ。

2023年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

①『スイミング・プール』も衝撃的だったが、これ迄(といってもまだ3作しか観てないけど)で一番オゾン監督の演出力を堪能できたと思う。
②マイケル・ファンスベンダーがこんな男前だった?と驚くほどの美男ぶり。
③サム・ニールもなかなかのイギリス紳士ぶり。
④昔はこういう波乱の生涯を送った女性を主人公にしたメロドラマが沢山あったもの。
それを現代に甦らせたフランソワ・オゾン。
ノラのエンジェルへの無償の愛が最後に胸を打つのが現代的かな。

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もーさん

2.0オゾン

2018年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 八百屋の二階に間借りしていることを他の生徒たちに笑われるなど、普通ならイジメだろ!と感じてしまうのだが、くじけないエンジェル。なにしろ自分が貴族生活に憧れるため、伯母さんの紹介の“パラダイス・ハウス”の召使の仕事もかる~く蹴ってしまうほどだ。

 学校を休んでまでして「レディ・イレニア第4巻」を書きあげ、発行人であるギルブライト(サム・ニール)に認められる。その妻ランブリングのやりとりは面白く、世間を知らない小娘と見下すランブリングには随分失礼な態度。

 パラダイスハウスに住み、パーティで知り合った詩人のノラ(ルーシー・ラッセル)はやがて彼女に仕え、画家である弟エスメ(マイケル・ファスベンダー)と恋に落ちる。そして幸せな結婚も束の間、戦争が始まってしまう。

 数奇な運命というより、成功を手に入れた作家の凡庸な人生という気がする。しかも、普通の文芸作品とは違い、かなり足早に描いているのだ。オゾン作品だから何かあるはず!と期待するが、普通に終わってしまう。

 エンジェルは何か手に入れたのか?成功、名声、愛する男・・・しかし、エスメは前線へと出兵するものの何度も浮気相手アンジェリカと密通していたのだ。片足を失い戻ってきたエスメはギャンブルで借金したと嘘をつき、アンジェリカを養っていた。しかし、彼女は結婚し傷心したエスメは自殺する。

 実はアンジェリカはかつてパラダイスに住んでいて、エスメとは幼なじみ。没落する上流階級と成り上がりとの対比。どこに幸せがあるのかと考えると、何も答えが用意されてない作品。しかも、金を稼ぐために虚構ともいっていい想像上のロマンス小説を書き続けるエンジェル。戦争中、平和主義に走ったため売り上げが最悪になったという皮肉もあった。よほど愛国心にも餓えていた時代だったのかもしれない。

 オゾン監督らしくなく、彼の作品群の中では最低かも・・・

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kossy