エヴァンジェリスタ

劇場公開日:

解説

「キリング・ミー・ソフトリー」の女優ヘザー・グラハムが、DNA操作でつくられた悪魔の遺伝子を持つ子を妊娠させられてしまった女性を演じるサスペンス。監督は、これが長編デビューのサイモン・フェローズ。また「サスペリアPART2」のデイヴィッド・ヘミングスが撮影中に急死し、これが遺作となった。

2004年製作/95分/イギリス
原題:Blessed
配給:ハピネット・ピクチャーズ=メディアボックス
劇場公開日:2004年12月25日

ストーリー

NYに住むサマンサ(ヘザー・グラハム)と小説家志望のクレイグ(ジェームズ・ピュオフォイ)は、何不自由ない生活を送っていたが、不妊に悩んでいた。サマンサは不妊症で、子供を持つことができなかったのだ。産婦人科医(マイケル・J・レイノルズ)はサマンサに強く人工授精を勧め、若く健康な身体を持つサマンサには、体外受精の可能性が十分にあると説得する。わずかなチャンスにもすがる思いで、ふたりは紹介された小さな湖畔の田舎町、レイクビューのクリニックに向かう。小さな町には不釣り合いの威容を誇るその病院には、不妊治療のための最良の環境と最新鋭の設備が用意されていた。女医のリーズ(デボラ・ウェストン)は、サマンサは健康体で、ホルモン状態も良好。妊娠の可能性がきわめて高いことを告げると、さっそく体外受精をほどこすため、諸々の検査を始める。…が、リーズは怪しげな形をした円筒形の血液サンプルを取り出し、秘密裡にふたりの精子と卵子、そしてその血液とのDNA適合操作を行い受精させると、2つの最良の受精卵をサマンサの子宮に戻した。やがてリーズから懐妊の知らせを受けたふたりは、喜びを隠しきれないまま町のパーティーに出席する。クレイグは不動産屋のベティ(ステラ・スティーヴンス)から、ひとりの紳士を紹介される。アール・シドニー(デヴィッド・ヘミングス)と名乗るその男は大企業家で、しかも出版業も手がける有力者だった。千載一遇のチャンスとばかりにクレイグは、自分の小説に対する思いを伝えると、シドニーは1度オフィスを訪ねるように彼に告げた。ふたりはひとまずニューヨークへ戻るが、部屋が何者かにめちゃくちゃに荒らされていて愕然とする。途方に暮れ、落ち込んでいるとたまたま留守電に入っていたベティから、湖畔に面した物件が好条件で空いたというメッセージが。荒らされた部屋で日々の生活を送るのは無理と判断したふたりは、すぐにベティに連絡をとり、家を借りる意志があることを告げる。出版エージェントのサミュエル(フィオヌラ・フラナガン)と共にシドニーのオフィスを訪ねたクレイグは、その才能に惚れこんだシドニーから、次回作に10万ドルの前金を渡す用意があると告げられる。一方クリニックで検査を受けたサマンサは、リーズ医師からお腹の赤ちゃんは「双子」であると教えられる。その頃、シドニーに漠然とした疑念を抱くサミュエルは、彼の所有する研究所がクローンやDNAに関するものであり、しかもサマンサが通うクリニックと同じ場所にあることを突き止める……。

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