デンジャラス・ビューティーのレビュー・感想・評価
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アクション少ないコメディ
『マイ・フェア・レディ』系の成り上がりモノかな?
容姿・言動共に『女』を捨てたようなガサツなFBIの女性捜査官(サンドラ・ブロック)が捜査のためミス・コンテストに出場することになり美容コンサルタント(マイケル・ケイン)の下で女を磨くが…
最初はダメダメな主人公が修行を経て(見た目は)イイ女に成っていくのは面白かったが、そもそも地が良いので容姿に関しては劇的な変化というほどではなかった。
イイ女に成っても性格はガサツなままとか、たまにフガフガ鼻息が荒い素の笑い方が出るとか好ましい。
物語は肝心の犯罪が尻すぼみでクライマックスのアクションもグダグダだった。
犯罪規模を大きくして派手な立ち回りを入れればアクション・コメディとして面白くなったと思う。
サンドラ・ブロックの魅力たっぷり
連続爆弾魔を逮捕する為、「ミスコン」に出場することになった女性捜査官のドタバタを描く物語。
サンドラ・ブロックが主演を務めるコメディ映画ですね。
美人でスタイルも良いが、粗野で乱暴な主人公。サンドラ・ブロックはそんな役回りにピッタリです。
爆弾魔の捜査・・・というメインテーマを軸に、主人公の成長、ミスコン出場者同士の友情、男性捜査官とのラブロマンス等を上手に絡めて物語は進みます。
テンポも良く、下ネタもそれ程下品ではなく、劇場で鑑賞したら大笑い出来た作品だったと思います。
もう少し、友情部分に焦点を当てていたら、私の趣味にもっと合っていたかもしれませんね。
私的評価は普通にしました。
[個人的には] という枕ことばを付与したうえで、 楽しめました
[個人的には] という枕ことばを付与したうえで、 楽しめました。 女性警察官が美女コンテストに潜入捜査する、 という内容でした。 しかし、 事件らしい事件は何も発生せず、 最後に少しだけ騒動が発生するだけでした。 あほな女性警察官が潜入捜査する様子をコメディーとして楽しめました。 主人公に感情移入できるかどうかで評価が わかれるでしょう。
着飾っても綺麗に見えず、元々ブスでもない
この映画のキモは、粗野な男社会で、揉まれて成長したキャリア刑事が、おとり捜査のために美人コンテストに出場する羽目になり、女性としての美しさに目覚めていくという、サクセスストーリーだろう。
そこに、サンドラ・ブロックをキャスティングしたことは大正解だと思うのだけど、肝心の、めかし込んだ姿が、それほど綺麗に見えないという、演技プランの失敗がすべてだと思う。
アメリカの女性目線で追えば、サンドラはちょうどいい美人で、人種的にも多様性に対応できる女優なのだろう。例えば、ニコール・キッドマンあたりだと、もともときれいなのに、不細工に振舞うことが嫌味に映ってしまうだろう。
逆に、アグリー・ベティのような、不細工な女の子が輝いていくストーリーでも、きれいさの方向性は、かじ取りがとても難しい表現だ。
とにかく、使用前⇒使用後の分かりやすい落差が生まれることが、この手の映画の生命線で、せっかくいいストーリーで、キャスティングもばっちりなのに、落差が生まれないというジレンマは、期待はずれもいいところだ。
「笑うとブタっ鼻になる」「男のような悪態をつく」「振る舞いが女らしくない」程度の残念な美人なら、もっと大げさに崩してよかったのに。
飾りっ気の無い姿も美人
我々世代のコメディエンヌと言えばサンドラ・ブロック。
有能・品がない・恥じらいがない・男に媚びることを嫌悪している
というFBI捜査官がミスコンに潜入捜査するべく華麗な大変身をする…という原石磨き系コメディ。
返事1つとってもアメリカにはアメリカの作法があるのが分かる。
「はいはい」
「はいは一回!」
ミスコンの馬鹿っぽいという偏見以外にも金髪は馬鹿っぽい、巨乳は馬鹿っぽいとアメリカの偏見って割と根深くある。
それをサンドラ・ブロック演じるグレイシー捜査官自身も持ってるのものの、ミスコン出場者との交流を通して解消されていく。
やはりイメージよりも当事者との交流と属性を通すのではなく、一個人と向き合うことの大切さを学ばせてくれる。
こういう真理的なテーマ性とは別に描かれているシーンは愉快で痛快なコメディでどこを切り取っても楽しい。
グレイシーが脱毛したり髪を梳いたりするだけで絶叫する美容の過酷さには笑ってしまう。
冒頭の顔面パンチされてマイノイズーと叫びながら去っていく少年に対し...
冒頭の顔面パンチされてマイノイズーと叫びながら去っていく少年に対して、全編でグレイシーのブガブガ言っている鼻音が最高過ぎる。
FBIのグレイシーが普通に美人で、DVD特別映像にサンドラをブスに見せるほうが大変よっと言っていてまさにその通り。
タフなサンドラ
「Miss Congeniality」
『スピード』のサンドラ・ブロック主演作品。
タフなFBI捜査官が 潜入捜査でミスコンに出場する・・・
最初は、ドロドロなサンドラ演じるグレイシーが
美容アドバイザーのヴィクター(マイケル・ケイン)によって
美しく磨きあげられる変身ぶりも楽しい。
脇役に豪華スター
キャンディス・バーゲン、ウィリアム・シャトナーも
登場でびっくりでした。
印象的なのは、
コンテスト場面に流れる
スウェーデンの歌手 Bossonの
『One in a Million』 ステキな曲です☆彡
サンドラブロックのつよみ
サンドラブロックの魅力を存分に活かした映画でした。
彼女の強みって、
美しい女性らしさと
たくましい強さと、
さらにだらしなさも演じられるという、、
もっといえば正義感まで持ち合わせてる。
だからみんなすきなんだよね〜
DVD290円ゲットシリーズ。?、シリーズではないかな。続編は20...
DVD290円ゲットシリーズ。?、シリーズではないかな。続編は200円でゲット済。どうしても遡って見たくて90円はりこんだ(笑)
サンドラの魅力爆発!時に野性味溢れ、時に超絶美女にも見える。そんな彼女がミスコンに潜入捜査。面白くないわけがない。随所に笑いあり、しかも下品じゃない。キュートなミス・ロードアイランド他、ミスたちとの友情が深まるのが素敵だった。
次もサンドラで攻めますか(笑)
強さと美しさと柔軟さ
子供の頃から強く喧嘩っぱやい男勝りなFBI女性が、苦手なキラキラビューティーな世界へ潜入するお話。
男っぽい女性はまぁまぁいるけど、豚鼻を平気でふがふがさせるのには少し引きました笑 変身をより対照的にする為だとしても、流石にこんな人いないはず。。
元々美人なので変身後も驚かなかったですが、否定していた世界に素敵な人達がいると分かって友達が出来たうえ世界平和を願うまでにマインドが変化したのには感動しました!
ブレイク・スナイダーって誰?
結構有名な映画だったのに、本日が初見。
なぜ観ることになったかというと、今読んでる『SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術』
(ブレイク・スナイダー著)
の中で、ヒットする映画の脚本の構成について、ヒナ型のお手本として、紹介されていたからです。
(この映画、アメリカでの興行収入1億ドルの大ヒットだったそうです。)
著者が書いている構成のポイントは全部で15段階。
ほんのサワリですが、こんな感じです。
1 オープニング・イメージ
2 テーマの提示
3 セットアップ
4 きっかけ
という感じで展開し、途中には、
7 サブプロット、11 すべてを失って、などを挟み、
14 フィナーレ
15 ファイナル・イメージ
という構成が提示されます。
で、この映画は?
子ども時代の回想シーンから始まり(男の子を殴り倒して、助けた男の子にまでブスと嫌われるオープニング)、女らしさとは、というテーマが逆説的に描かれる(男まさりで、ガサツな日常)。
ボスから撤退と言われ(すべてを失って)、オープニングとは逆に、可愛い女の子に囲まれて、ベストフレンド賞をもらう(ファイナル・イメージ)。
うーん、なるほど❗️
ととても勉強になる映画でした。
タフさと女らしさの両立
男勝りで女を捨てたようなFBI女性捜査官が、ミスコン潜入捜査のために自らミスコンに出るハメになり、、イケてる美女へと変身し、果ては犯人を逮捕する話し。
テーマがはっきりしていて明快!タフさと女らしさの両立はできるのか?がテーマ。紆余曲折を経てこれを見事に両立させる主人公。構成は入り組んでも、裏に流れるテーマがぶれてないので、伝わりやすい!
綺麗な男顔で女っ気のない捜査官の時もミスコン潜入時のセクシーな感じ...
綺麗な男顔で女っ気のない捜査官の時もミスコン潜入時のセクシーな感じもどっちも似合ってる
何度も見たい!みたいな面白さはないけど、
一度見るには十分満足出来る美人女優活躍コメディーアクションですよ
シンデレラ・ストーリー?違うだろ。※重要部分に触れない程度のネタバレあり
映画サイトの紹介を見てると「サスペンス・コメディ」とか「シンデレラ・ストーリー」とか書いてあるけど、正直ちょっと的外れだと思います。確かにあらすじだけ見ると「地味女がキラキラになってイケメンと恋するシンデレラ・ストーリー」かと勘違いしてしまいますが、それは上辺の話。
「意識高い系のキラキラ女育成ストーリー」みたいなモロに女性向けです!!と言いたげな広告打ったのが大失敗だったと思います。あれ日本だけか?ポスターダサ過ぎるんだが…
吹き替えで見ましたが、そこまで違和感はありませんでした。
あらすじ:
主人公のグレイシーはプロファイリングにも武術にも長けている血の気多めのFBI捜査官。仕事一筋で、オシャレにまるで興味なしだったが、連続爆弾魔からミスコンを殺すとの爆破予告があり、若い女性捜査官がグレイシーしかいなかったため渋々グレイシーがコンテストに出場することに。どうにかラスト5人まで残れれば優勝者を守ることができると主催者側に直談判したが、グレイシーのあまりの下品さに大反対され、最低限コンテストに出場するにふさわしい人間になれと、美容コンサルタントのビクターを講師につけられる。ビクターも最初は辟易した様子を見せるが、何とか見られるように仕上げて会場へ。不安しかない様子のグレイシーだったが、いざ周りの出場者たちと交流を持つようになると、グレイシーも徐々にやる気を見せ始め…
…と、上辺だけなぞると、グレイシーがミスコンに出場することになり、(見てくれだけは)綺麗になるので、確かに「シンデレラ・ストーリー」に見える。でも、本作は「地味女が美女に大変身して輝かしい人生に転身する物語」ではない。大事なのはそこじゃない。
グレイシーは最初、「ミスコンなんて見た目だけの女が『世界平和』とか言ってりゃ優勝できる馬鹿の集まり」みたいな偏見を持っていて、その世界を知ろうともしていない。が、捜査のために渋々ドレスを着て化粧をし、歩き方、笑顔、ダンス等々を習いつつ、他の出場者との友情を深めていくうち、出場者がどんな思いでそこに立ち、どんなことを考えているのかを知り、身近に感じて始めて、ミスコンという舞台がどんな世界なのかを知っていく。
表向き、地味女が煌びやかな世界へ入っていき、オシャレをさせてもらって皆に認められハッピーエンド…みたいな話に見えるかもしれない。が、本作のテーマは、「グレイシーが美しくなって人生の勝ち組になること」「地味女がオシャレを学んで社会的偏見の通りの『女らしい女』に成長していくこと」ではない。
むしろただのシンデレラ・ストーリーのつもりで本作を見ていると、グレイシーが見た目だけは綺麗になるけど、結局最後は下品なままで中身は何も変わってないじゃん!!ということになってしまう。大事なのはそこじゃない。
本作のテーマは「知ろうともせずにいた世界に思い切って飛び込んだ時、思ってもみなかったものを手に入れるかもしれない」「変化すること、成長することは、イコール自分らしさを失うことではない」ということだと思う。
グレイシーは自分を偽らなくても、新しい環境に飛び込んで、自力で友情を手に入れた。自分を認めてくれる友人を作ることができた。
本来、少なくとも最初のうちは、捜査の一環だから周囲と仲良くする必要もなければ、優勝までする必要もない。適当に最低限の努力さえしていれば良いし、適当に話を合わせていれば良かった。グレイシーも途中まではそんな態度だった。でも、出演者たちと触れ合ううちに思い入れができ、自分から彼女たちを知ろうとし、任務とは別に自分の意思で彼女たちを守ろうとした。
確かにキッカケはミスコンに参加したことだけど、それよりもグレイシーが「今まで知ろうともしなかった世界を知ろうとしたこと」「渋々始めたことを、周囲の人達の気持ちを素直に受け入れたことで、最終的に自分の意思でやり遂げるようになったこと」が重要で、これはミスコンとか美しさとか関係なく、人として内面が成長したということだと思います。
ミスコン終わったら下品な女に戻ってるじゃんとか、そんなことは関係ない(にしても下品だけど)。元々、お上品な女になって幸せを掴むことが目的ではない。
グレイシーは中盤、「友達ができないのは仕事が忙しいせい。恋人がいないのは必要ないから」と言っていますが、結局のところグレイシーは、必要ないというより「自分を偽らない限り人と上手くやっていけるはずがない」と諦めていたんですね。
でも、ミスコンを通して他の出演者もただのお上品な人間じゃないこと、輝く世界にいる人達もただ恵まれてこの場にいるわけではない、自分と同じで酒を飲んで騒ぐし、悩みもあって、同じ人間なんだと実感します。
「こんな自分じゃ恋人なんて」「素のままで気の合う友達なんて、いない…」こういう人って、実は結構いるんじゃないでしょうか。
本作は、グレイシーの成長物語なのは間違いありません。が、「望むものは自分を偽らないと手に入らないのか?」というのが本来のテーマであり、美しさを手に入れるのは、あくまで肉付け的な意味合いしかない気がします。だってグレイシー、最後まで下品さ隠しきれてませんからね。笑
人に合わせて自分を偽ることよりも、「知らないことを知ろうとする努力」、「知らない世界に飛び込む勇気」が人付き合いに、ひいては人生にとって大切だということを教えてくれる本作でした。
で、褒めといて☆3.5って低くね?と思われるかもしれませんが…
他のサイトの説明見てもポリス・コメディとかサスペンス・コメディとか色々なカテゴライズされてるけど、ポリス感もあまりないし(グレイシーのFBIとしての有能さは取って付けた程度の扱われ様)、サスペンス要素はほぼない(割と序盤から犯人隠す気ナシ)、コメディも特に…笑えたかと言われると別に…ていうか今思い返しても笑う要素どこ??
いつも思うんだけど、カテゴライズは監督等ちゃんと製作者側の人間に訊いてます?製作者側が決めるべきだと思うんですが。全然「そこじゃねーだろ」と言いたくなるようなカテゴリに分類されてる映画、だいぶ多いですよね。そのせいで評価が下がることもあるから、カテゴライズは重要だと思います。CMやポスターなんかも重要だけど。
少なくとも日本ではあまり評価が良くなかったようですが、宣伝の仕方に問題があったんじゃないかなぁと。若干サラッとし過ぎていた感じはありますが、他の映画の評価具合を見ていると、☆4とまでは言わずとも、☆3.5はいってても良いような気がします。
宣伝やあらすじの書き方でシンデレラ・ストーリーと勘違いした人々が「結局最後まで変わってねーじゃん」の低評価は結構多いのではないかと。
主人公がキラキラ意識高い系女になるまでの王道ストーリーではないということを頭に入れた上でのご視聴をオススメします。多分この勘違いで女性の視聴が多かったのではないかと思いますが、もちろん男性にもオススメ。
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