ライムライトのレビュー・感想・評価
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生きる支えに。
なんて言う美しき哀愁の漂う作品。
生きる、老いる、人生の下る様を
なんとも麗しくこちらに伝えてくれるのだろうか。 もっと早くこの映画を知っていたかった。
子供にはいつか観てもらって、人生が苦しくなったら思い出してもらいたい。
歳をとると死ぬ事が惜しくなる なぜ?
生きてる事が習慣になるから。
死ぬ事と当たり前に生きる事は訪れる。
自ら命を絶ってしまった人もこの映画を観ていたら違ってたのではないかと思ったりする。
追いながらも諦めない どこへいてもコメディアンでいる姿。
観客に夢を魅せる 。
やっぱりチャップリンっていいなぁ
チャップリンが初めて素顔で演じた長編映画。
ライバルのバスター・キートンと共演しました。
バレリーナとの恋に胸を締め付けられ
ラストシーンは涙が出ちゃいます。
年老いていく事への恐れや
死に対する考えもしっかりと教えられ
やっぱりチャップリンっていいなぁって思わせてくれる作品です。
テリーが美しい
老芸人カルヴェロは、自殺を図ったバレエダンサーのテリーを助け世話をした。カルヴェロに励まされ再び踊ることができるようになったテリーは、カルヴェロを愛するようになり、彼との幸せな結婚を夢見るが、カルヴェロに去られてしまった。さてどうなる、という話。
チャップリンの心境を反映させた作品との事だが、志村けんがダブってしまった。
志村けんも死ぬまでお笑い芸人だったなぁ、って思い、彼の笑いに通じるものがあり、チャップリンを尊敬していたんだろうなぁ、とこの作品を観てあらためて感じた。
チャップリンは撮影時には還暦過ぎていただろうに、動きが若いのも驚きだった。
それと、テリー役のクレア・ブルームがとにかく美しく可愛かった。
新星への眼差し、突き放し方に愛を感じる。
いつかはやってくる世代交代。
チャップリンは年齢を重ねた時に
それを感じていたのでしょう。
カットしたく無い部分が有ったのか
少々長く感じる以外は完璧な物語。
ラストの舞台で涙腺は崩壊する。
人間なら誰にでもある老いと若さ
そこに愛と情と信頼を重ねた。
テーマ曲は永遠に、、、。
※
退屈な会話や平凡な喜劇が続いただけでした
全く面白く有りませんでした。 退屈な会話や平凡な喜劇が続いただけでした。
[喜劇王チャールズ・チャップリンが監督・脚本・製作・作曲・主演を務め、老芸人と若きバレリーナの交流をつづった名作ドラマ] との説明だったので しちょうしたものの、 失望しました。 私は今後、 喜劇王チャールズ・チャップリンの映画を二度と しちょうしません。
『私は大道芸人です。それが好きなんです』
『年をとれば命がおしくなる』
『なぜ?』
『生きていることが習慣になるから』
『希望がなくとも?』
『素晴らしい瞬間はいくらでもある。私は死と戦った。君は幸せのため戦うんだ』
『私はここを出ていく。ここにいれば、自分を苦しめるだけだ。残された人生で真実を掴みたい。それが希望だ。それと少々の誇りが』と言いつつ、
『私は大道芸人です。それが好きなんです』と言っている。そして、
『シラノだ。鼻はないがね』と付け加える。
初見は50年くらい前、今日は50年ぶりで二回目の鑑賞だと思う。(3回目かなぁ?)
初見の時、こんなに良い映画とは思わなかった。今、この映画の良さが分かると思う。理解出来るのは嬉しいが、やがて、僕には死が訪れる。それが僕は悲しい。しかし、それが、今実感出来る事が嬉しい。
初見時は、プライドだけで生きるエロじじいの独りよがりって思っていた。加えて、バスター・キートンが添え物の様になっているのが気になった。昔の流行語『あんたは偉い!チャップリン!』と皮肉たっぷりに思った。勿論、劇中劇も面白くなかった。今日の鑑賞でも、彼等の演技には笑えなかった。やはり、映画の中で笑う鑑賞者は、サクラだと思った。50年経って二回目の鑑賞でも、僕の気持ちは変わらなかった。がしかし、実によく泣けた。笑えなかったが、泣けた。そして、チャップリンはそこを表現したかったのでは、と僕の気持ちは落ち着いた。やっぱり、傑作である。
昔の映画は長回しで、きちんとしたバレエを見せる。昨今のダンスはカットを多用して、芸術を加工している。そんなミュージカルが多いと感じ、僕はそんなミュージカルが好きになれない。
男目線のアナクロな表現だが、未だにこんなギャグしか生まれていない事を、悲しむべきかなぁと思った。状況は『男は○らいよ』なのに、チャップリンはこの一作で主人公を殺して終わる。『潔い良い事、風のごとし』一方、『男○つらいよ』は50作も続く。
『街の灯』『モダンタイムス』『ライムライト』は全て『女性を助ける』と言ったテーマがあるようですが、それぞれのパターンがあります。だから、全て見ることをお勧めします。順番は好みですが、『ライムライト』は年をとって見ると実感がわきます。
チャップリンなめてました
古い映画だし退屈だろうなと、特に期待せず見たんだけどなんだこれすごい。
チャップリンの身体性に驚いた。しぐさも歩き方も全てがいいし、舞台上でのチャップリンはまた格別。すごい。
ストーリーもいいなあ。
老いて衰えていく自分と、希望に溢れるヒロイン。
自殺未遂を助けた後のフォローもやわらか。
セリフも名台詞。曲もいい。チャップリン天才すぎでは?!
舞台で満足し、美しいものを観ながらのラストは幸福。
テリーのテーマが素晴らしい
テーマ曲もチャップリンの作品だとか。才能ある人は何でもできるんですね。この映画の一番素晴らしいところです。
内容もまずまずなんですが、踊り子とチャップリンの恋が不自然で、ちょっと感情移入しづらい。映画もちょっと長すぎるし、一時間半ぐらいに編集したい感じ。
笑えるところが全くなかったのは、チャップリンの意図したところなのか、それとも才能の枯渇なのか。「街の灯」が素晴らしかったのは、笑いとセットだったからかも。
トーキーになって、饒舌なチャップリンもイメージと違った。サイレントのほうがいい。チャップリンのセリフが好きな人もいるみたいで、申し訳ないんですが。言葉なしに全てを表現するチャップリンがやはり好きです。
映画館で初めて泣いた作品
当時中学生だった時にリバイバル公開され、学校から団体鑑賞しました。テリーが歩けるようになったところで泣いてしまったため、当時は映画慣れしていなくて、映画の長さについていけず間延びしたような感想を抱きました(今、観ると全く違います)。
テリー役のクレア・ブルームの演技がもう少し上手ければ最高の作品になったであろうが、バレリーナの舞台は素晴らしい。ラストのバスター・キートンとの共演は見事でした。
当時の事情を知った後に観ると、カルヴェロはチャップリン自身を表現しているかのようで、彼の人生をそのまま映画にしたような気さえします。
チャップリン映画では珍しい
チャップリン映画で最後に彼が死んでしまうとは思わなかった。全体を通して流れる、哀愁を帯びたメロディーが心に残る、チャップリン映画では珍しい悲劇だった。 名作ではあると思うが、それ程チャップリンらしくない映画でもある。
今は落ちぶれているが、かつては喜劇王だった主人公のチャップリンの再起にかける物語と、彼が助けた自殺未遂の踊り子との恋の二つがテーマになっているが、どちらかに絞ったほうがよかったのではないか。それに、137分は長すぎる。最後のアンコールはカットしても良かったと思う。私だけかもしれないが、キートンとの共演のパントマイムもそれほど笑えるものでもなかった。しかも、客に受けているのかどうか客の笑い声がほとんど聞こえなかったのも(客の反応シーンもない)、カットしてもよかったのではないかと言う理由の一つ。
最後の舞台でかつてのような笑いを取り戻せた主人公は結局死んでしまうし、踊り子との恋は、作曲家の出現によって、彼女が本当に好きなのはどっちなのか、口ではチャップリンを愛していると言っているが、実際には本音がわからないままで終わってしまったのはちょっと消化不良気味だ。
ただ、私がこの映画を気にいっているのは上記の2つのテーマではなく、自殺未遂後、生きていても意味がないと言う踊り子に、生きる意味を色々と説教する含蓄のある言葉に感動した点である。
なお、踊り子役はクレア・ブルームで、最近では「英国王のスピーチ」にも出ていた。チャップリンと共演した俳優が、まだ存命と言うのも何か不思議な感じもする。(2021年6月現在90歳)
チャップリン
初チャップリン作品。
私にはまだ良さを十分に感じられなかった。
もう少し年齢を重ねてから見たらいいのかもしれない。
ちょっと話が長すぎたし、相手役の女優さんがかなりオーバー演技。
チャップリンはとても魅力的だったから、他の(特に全盛期)作品も見てみたいと思った。
後期のチャップリン映画
実際にチャップリン人気も低迷していた頃の作品ともあって、自伝的で切ない。ラストのたっぷり尺を使ったバスター・キートンとのパフォーマンスは普通に笑った。彼は、この作品を撮って、救われたかったのだろうか。
The glamour of limelight, from which age must pass as youth enters. 沢山の大事な言葉
チャップリンの人生観というか人生哲学がメチャメチャ詰まった作品でした。
人生において大事な言葉が沢山チャップリン扮するカルヴェロから語られます。自殺未遂の女の子を励ます形で大事な事を伝える。若者を老人が導き、また老人も最後に一旗上げる。一歩間違えれば説教臭くなる言葉を自然に作品に染み込ませている。この脚本力が素晴らしい。やっぱり天才ですな、チャップリンって。
そして公開当時は既に63歳だったというのに体の動きが半端ないです。最後の舞台はもちろんの事、途中途中のシーンでもちゃんとチャップリンの動きで老いを全く感じさせない。チャップリンの私生活は詳しく知らないのですが、日頃からワークアウトしてないとあの年齢であの動きはできないのではないでしょうか?それとももう体に染み付いてて自然にできるようになってたのかな?
コメディアンって人を笑わせる為に人の感情の動きをスゴく考えてるんじゃないかなっと思うんですよね。だからコメディアンの作ったドラマはグッとくる物が多い。本作は天才コメディアン、チャーリー・チャップリンの晩年の傑作だったと思います。
笑えないチャップリン
チャップリンが、素顔でシリアスな作品を演じる。
チャップリンが演じるのは、かつての喜劇王カルベロ。
あえて(?)笑えない『ノミの曲芸』などを見せる。
笑いは全く無し。
それでも、チャップリンの芸達者ぶりは相変わらず(^^)b
シリアスだけど、ストーリー展開は急に話が飛ぶような、理解しづらい展開が見られるが、驚くようなストーリーでは無かった。
まぁ、この作品は、テーマ曲が名曲過ぎますわ♪
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