メッセージ・イン・ア・ボトル

劇場公開日:

解説

浜辺に打ち上げられたメッセージ入りの瓶をある女性が拾ったことから始まる大人の悲恋物語。全米で170万部を売り上げた同名ベストセラー小説(ソニーマガジンズ刊)の映画化。監督は「男が女を愛する時」のルイス・マンドーキ。製作は「プラクティカル・マジック」のデニーズ・ディノーヴィ、本作で主演も務める「ポストマン」のケヴィン・コスナー、「真夏の出来事」のジム・ウィルソン。脚本は「フェノミナン」のジェラルド・ディペーコ。撮影は「微笑みをもう一度」のケレイブ・デイシャネル。音楽は「シティ・オブ・エンジェル」のガブリエル・ヤレド。編集は「大いなる遺産』のスティーヴン・ワイスバーグ。美術は「ゲーム」のジェフリー・ビークロフト。衣裳は「デビル」のバーニー・ポラック。共演は「シーズ・ソー・ラヴリー」のロビン・ライト・ペン、「ノーバディーズ・フール」のポール・ニューマン、「シン・レッド・ライン」のジョン・サヴェージ、『心理探偵フィッツ』のロビー・コルトレーンほか。

1999年製作/131分/アメリカ
原題:Message in a Bottle
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1999年6月12日

ストーリー

離婚間もないシングルマザーのテリーサ(ロビン・ライト・ペン)は、息子が父親と一緒に過ごす間、休暇を過ごしやってきた海岸でジョギング中に、手紙の入ったボトルを拾う。それは、キャサリンという名の女性に宛てた誠実な愛情に満ちた言葉が書かれていた。その内容に胸を打たれたテリーサは、調査員として勤務するシカゴ・トリビューン紙のオフィスにその手紙を持っていくと、オフィスの女性たちのすべてがこの手紙に感動。これを見たテリーサのボスのチャーリー(ロビー・コルトレーン)は、手紙を新聞に全文掲載してしまう。何も知らされていなかったテリーサは憤慨するが、読者の反響は大きく、何百通もの感動の手紙が新聞社に寄せられてくる。テリーサは、瓶が拾われた場所や海流の関係、レターぺーパーやタイプライターの種類などから、手紙を書いたと思われる男性ギャレット・ブレイク(ケビン・コスナー)を見つける。初対面で互いにひかれ会うふたりだが、ギャレットは2年前に亡くした妻・キャサリンを今でも愛しており、遺品もそのままにして生活していた。ボトルのメッセージのことも、新聞のコラムのことも言い出せないまま、テリーサとギャレットとはついにベットをともにしてしまう。が、ある日、テリーサの部屋で自分が書いた手紙とボトルを偶然見つけてしまったギャレットは、混乱し、怒り、テリーサのもとを去ろうとする。だが、テリーサの調査から、ギャレットが海に流した瓶の中に、亡き妻が書いた手紙も入っていたことを初めて知る。妻への消えぬ愛とテリーサヘの気持ちの狭間で揺れるギャレットは、父ドッジ(ポール・ニューマン)に「新しい愛に生きろ」と勇気づけられる。新たに手紙を記し、海に流すため自分の船で沖へ出ていったギャレットは、荒波にもまれ難破しかかった船に遭遇。海に落ちてしまった女性を助けようと海に飛び込み、その女性ともども命を落としてしまう…。息を引き取ったギャレットのポケットにあった瓶の中には、亡き妻へあてた手紙があった。そこにはテリーサとの新たな愛に生きる決心が記されていた。ドッジからその手紙のことを知らされたテリーサは、ギャレットの死を悲しみながらも、愛することに怯えていた自分が、いつのまにか立ち直ったことに気づいたのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0切ない大人のラブストーリー

2023年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

普段あまり観ないラブストーリー、そんなに期待せず観たけど、これは観て良かったです
いつもクールなイメージのロビン・ライトが今作では普通の女性
ケビン・コスナーってこんなにかっこ良かったっけって思いながら観ていましたが、不器用で一途な男の人がピッタリでした
簡単なハッピーエンドはないとは予想してたけど、あのラストはさらに切なくさせてくれました
そうじゃないラストの方が良かったのに…
ロケーションがとってもきれいだったし、パパがホント優しくて、私はすごく良かったと思います

コメントする 3件)
共感した! 2件)
小町

3.5【海岸に流れ着いた瓶の中に有った亡き妻への恋文がきっかけとなった、心に傷を負った男女の儚い恋を描いた作品。】

2023年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■心に傷を負った男女が海岸に流れ着いた手紙をきっかけに出会い、愛を育む姿を情感豊かに綴る。

ー 離婚したシングルマザーの新聞社に勤めるテリーサ(ロビン・ライト・ペン)は、海岸で瓶詰めの手紙を拾う。
  亡き妻への愛に溢れたその手紙は、彼女ばかりか勤務先の新聞社でも人々の心を動かし、大きな反響を呼ぶ。
  やがて、差出人の男性ギャレット(ケヴィン・コスナー)を突き止めたテリーサは、彼に会いに行く。

◆感想<Caution!内容にやや触れています。>

・「メッセージ・イン・ア・ボトル」と言えば、私にとってはザ・ポリスの名曲である。
但し、ポリスの曲は無人島に流れ着いた男の物語である。
だが、今作を観ると、テリーサもギャレットも孤独な心を持っていることが分かる。

・二人は、一時的に近しくなるが、その時間は短く、ギャレットは仲間を助けるために海に出て命を落とす。

<結末は哀しいが、ギャレットの善性溢れる無償の献身を含め、人間の善性を謳った作品である。
 数十年後であろうが、私の家人が、万が一私より先に逝ったなら、私は魂を込めて手紙を書くと思う。それは、愛する子供達への手紙である。(嫌らしいが、財産相続を含む。)
 そして、子供達がその手紙を読むときには、私はこの世には居ない。
 私にとっての生き甲斐は、私には過ぎた家人に豊かな生活を過ごし、私と結婚して良かったと思う日々を送って貰うために、厳しき日々を過ごしているからである。
 そういう人生が有っても良いと思うのです。>

コメントする 4件)
共感した! 5件)
NOBU

4.0切ない気持ち・・・

2023年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

全米で170万部の
ベストセラーとなった

N・スパークスの小説を映画化した
ラブ・ストーリー

海を介して
ある女性のもとへ届いた手紙には
亡き妻へ書いた美しく詩的な
メッセージ・・・。

手紙の始まりは、

「君は僕のコンパスだった
君がいれば いつも帰路に就けた」

手紙が二人を引き寄せる

亡くした妻を思うギャレット役
ケビン・コスナーの
哀愁の演技もステキでした。

ある女性というのは新聞社に勤務する

離婚間近のテリーサ
(ロビン・ライト・ペン)
休暇中、海辺で手紙が入った
ボトルをみつけて
深く感動したテリーサは
社内に持込み同僚達が共感していると
上司が、全文掲載してしまい

テリーサは、憤慨するが
読者の反響が大きく情報を集め
メッセージの人物を突き止める

テリーサ演じるロビン・ライト・ペンの
飾らない自然の演技も好感持てました。

なんと、ギャレットの父親役で
ポール・ニューマン登場
お年を召してもカッコいいですね。
父と息子の会話も考えさせられます。

亡くなった
最愛の妻を思う気持ちは大事だが
新しい愛を見つけたなら
手放すなと勇気づける父

ハッピー・エンドを望みたいが
叶わず、物語は荒波へ・・・
悲し過ぎました。

海辺のシーンや、空の色も美しく
帆船に憧れがあるせいか
嵐には遭いたくないけれど
船に乗りたくなりました。

新聞社の上司役には
ロビー・コルトレーン
あの、ハリー・ポッターの
ハグリッドです。

テリーサがギャレットに贈る
コンパス もステキでした。

そう、いつ何が起こるか
わからない人生
大事な人に伝えたいことが
あるならば
早めに伝えた方がいいと
そういう思いにさせてくれる作品。

見逃していたので
CSで観られて良かったです。

コメントする 9件)
共感した! 8件)
LaLa

3.0愛しき

2020年12月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

なんと言っても愛しきポール・ニューマンが出ていたので嬉しかったです。作品は、もっとロマンチックかな?と思ったのですが。。。

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共感した! 4件)
ミカ
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