マイ・ライフ(1978)

劇場公開日:

解説

2人の娘を持った離婚体験者である中年の女教師が、ある日マラソンをはじめ、ついにボストン・マラソンにまで出場し、完走する姿を描く。製作はジョージ・イングランド、監督は「未来世界」のリチャード・T・ヘフロン。ジュリア・ソレルの原作(集英社刊)を基にマーヴィン・A・グラックが脚色。撮影はロン・ロートア、音楽はジミー・ハスケルが各々担当。出演はジョアン・ウッドワード、リシー・ニューマン、メアリー・ベス・マニング、ジョン・コンシダイン、バーナード・ヒューズ、バーバラ・ミークなど。日本語版監修は額田やえ子。イーストマンカラー、スタンダード。1978年作品。

1978年製作/アメリカ
原題:See How She Runs
配給:東宝東和
劇場公開日:1979年12月8日

ストーリー

ベティ・クイン(ジョアン・ウッドワード)は中学校で地理を教えている女教師だ。彼女は夫ラリー(ジョン・コンシダイン)と離婚しているが、ラリーは2人の娘ジョニー(リシー・ニューマン)とキャシー(メアリー・ベス・マニング)に会うため毎週火曜日に来て娘を食事に連れ出し、2人の養育費をベティに渡していた。ベティの日常は機械的だった。バスで中学校に通い、老境に入った父親(バーナード・ヒューズ)の家に寄る。父は母を亡くし頑迷で皮肉っぽくなっている。ある日、ベティは一つの決心を実行しはじめる。それは下腹部のシェイプ・アップを兼ねたジョギングである。下校時間になると、ユニフォームに着がえ、生徒たちや同僚の女教師イブリン(バーバラ・ミーク)の好奇な目をよそに走って帰るのだった。初日こそ、途中でタクシーを使ったが、そのうちに走るスタイルもサマになり、体力もつきはじめた。しかし、夕食時も走るベティに2人の娘が苦情を訴え出した。一方ラリーは女と別れたので、家に戻りたいと話しをもちかけた。かつてのベティだったらそれらのことに心を揺り動かされたかもしれない。でもジョギングをはじめた今では変わっていた。彼女は意外にもボストン・マラソンに出場すると言いだした。全距離が42キロ以上もある世界的レースだ。毎夜特訓を続け、遂に当日がきた。娘たちやラリー、生徒たちが現地やTVで応援する中、ベティは数千人の参加者と共にスタートをきった。次々にゴールに入る人人、しかし、日没を過ぎ、コースになっている道路が通常の自動車道路にもどってもベティの姿は現われなかった。そして夜、昼間の喧騒がうそのように静かになったゴール目ざして、途中で負傷した足をひきずり無意識状態になったベティの姿が家族たちの目に映った。彼女はついにゴールをふんだ。(東宝東和配給*1時間35分)

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