ボディ・ターゲット

劇場公開日:

解説

ある母子との出会いを背景に、護送途中に脱走した犯罪容疑者の男と悪徳土地開発業者との闘いを描くアクション・ドラマ。監督は「ヒッチャー」のロバート・ハーモン、製作は「ユニバーサル・ソルジャー」のクレイグ・バウムガーテンとゲイリー・アデルソン。「白と黒のナイフ」の故リチャード・マーカンド監督と「氷の微笑」の脚本家ジョー・エスターハスの原案を、エスターハスとレスリー・ボーム、ランディ・フェルドマンが共同で脚本を執筆。撮影は「キャデラック・マン」のデイヴィッド・グリブル、音楽は「リトルマン・テイト」のマーク・アイシャム、そして第2班アクション監督を「モー・マネー」のピーター・マクドナルドが担当している。主演は「ユニバーサル・ソルジャー」のジャン・クロード・ヴァン・ダム。他に、「ニューヨーク恋泥棒」のロザンナ・アークェット、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンの実弟でもある「オンリー・ザ・ロンリー」のキーラン・カルキン、「飛べないアヒル」ノジョス・アックランド、「テロリスト・ゲーム」のテッド・レヴィンらが共演。

1993年製作/94分/アメリカ
原題:Nowhere to Run
配給:コロンビア映画=コロンビア トライスター映画
劇場公開日:1993年9月4日

ストーリー

カリフォルニア西部の山路で1台の囚人護送車が事故で横転し、数名の未決囚が脱走した。その中のひとりサム・ギレン(ジャン・クロード・ヴァン・ダム)は単身山中に逃げ込んだ。クライディ・アンダーソン(ロザンナ・アークェット)は、農場を営む若い未亡人で、まだ幼い息子のムーキー(キーラン・カルキン)、娘ブリー(ティファニー・ドーブマン)の3人暮らし。サムの存在に最初に気づいたのはムーキーだった。彼はサムをETだと思い、同時に亡き父の面影を重ね合わせていた。その頃、アンダーソン一家の暮らす地域一帯は、悪徳開発業者フランクリン・ヘイル(ジョス・アックランド)によって土地開発が急速に進行し、土地譲渡を拒むクライディら反対派住民にダンストン(テッド・レヴィン)を中心とするボディガードたちを使い、嫌がらせをしていた。サムはヘイルの手下たちがクライディ母子を恐喝する現場に遭遇、彼らを叩きのめしたことでアンダーソン家の納屋を借りることになった。しばらくして、ヘイルによる住民への説明会が開かれるが、その夜、反対派の農家が何者かに放火されるが、ムーキーに事件を知らされたサムの活躍で被害は最小限に食いとめられた。そんな時、クライディの恋人の保安官ロニー(エドワード・ブラッチフォード)が、サムの正体を突きとめた。ヘイルに買収されているロニーはサムを激しく痛めつけた。サムはクライディの手厚い看護を受け、やがて次第に惹かれ合っていた2人は結ばれた。ところがロニーがサムの前科をクライディに告げ、厳しく非難する彼女には、無実だと言うサムの主張も届かず、サムは母子の前から姿を消した。しかし警察はサムを見逃さなかった。バイクで逃げようとするサムを騎馬警官隊が追跡する。その頃、クライディ家へヘイル一味が侵入し、警官隊の追跡を逃れたサムは、クライディの家へ向かい、母子をヘイル一味から救った。そしてサムは3人に見送られながら警察に連行されていくのだった。

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映画レビュー

3.0E.T

2022年6月26日
Androidアプリから投稿

ヴァンダムとテッド・レビン目当てで観賞。
ヴァンダム主演にしては肉弾戦少なめに感じたが、バイクでの疾走シーンはかっこ良かった。ただ、正義感強めなキャラだが銀行強盗という正体が少し邪魔する。全く悪人に見えない。なんなら悪人らしくもっと粗暴でも良かったし、もしくは冤罪とかなら良かったのに。
テッド・レビンはアクション、演技共に普通。ちょいちょいトランプマジックするし、死亡シーンもトランプが舞う等トランプが印象に残るキャラだったが、その設定はあってもなくても良かったかな。っていうか中盤あたりで彼のアクションシーンを見せとけば少しは強キャラ感出たと思うんだよな。

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カミムラ

4.0ステーキに塩をかけて食べたくなる(笑)

2021年1月12日
スマートフォンから投稿

泣ける

興奮

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映画は生き甲斐

3.0でかちん

2018年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 脱走を手引きしたビリーがそのまま銃殺されてしまった・・・サム(ヴァンダム)がビリーの身代わりに囚人になったことを後悔しながら・・・

 ムーキーと呼ばれる少年(カルキン)はETだと思ってサムに近づく。アンダーソン一家の住む土地は巨大な建設予定地の中心にあって、地上げ屋(?)が嫌がらせを繰り返す。それを助けたサムに対して家族が安心感を持ってしまうのだ。未亡人のクライディ・アンダーソン(アークエット)は死んだ夫を忘れられず、サムにも好意をよせる。小さな娘はとても無邪気でサムを「デカチン」だというが、クライディは「平均サイズよ」と答える(笑)。

 クライディと同じく建設に反対だった隣家のトムの家が火事になる。トムと馬を助けたサムをますます好きになるクライディ。ついにはベッドイン。しかし、幸せなのはほんの瞬間。クライディに惚れていた保安官のロニーがサムの素性に気付くのだ。そこからは逃亡劇だが、山越えするシーンは圧巻。そして、彼女が心配になって舞い戻ってくる。

 アクションシーンは編集によってコマ切れにされていて、満足いくものではなかったけど、ちょいと感情移入しすぎてしまった。悪党どもは彼女の一家を皆殺しにしようとしていたのだが、タイミングよく戻ってきたヴァンダム。ストーリーは平凡だが、ロザンナ・アークエットが魅力的すぎた。「必ず戻ってきてね」という言葉。そして幼き息子のカルキン君にもうるうる・・・

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kossy