ピンクパンサー3

劇場公開日:

解説

クルーゾーを渡さねば国連ビルを消す!とほうもない脅迫に立ち向うクルーゾー警部のドタバタ・シリーズ第3弾。製作・監督は「ピンク・パンサー2」「夕映え」のブレイク・エドワーズ、脚本はフランク・ウォルドマンとB・エドワーズ、撮影はハリー・ワックスマン、音楽はヘンリー・マンシーニ、作詞はドン・ブラック、主題歌はトム・ジョーンズ、タイトル・アニメーションはリチャード・ウィリアムスが各々担当。出演はピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、コリン・ブレイクリー、レスリー・アン・ダウン、レナード・ロシターなど。

1976年製作/103分/アメリカ
原題:The Pink Panther Strikes Again
配給:ユナイト
劇場公開日:1977年3月12日

ストーリー

所はフランス国立精神病院。退院を間近に控えた元パリ警察主任警部ドレフュス(ハーバート・ロム)は浮き浮きしていた。無理もない、彼は部下のクルーゾー(ピーター・セラーズ)の気が狂った捜査活動に発狂して以来、実に3年ぶりに世間(シャバ)に戻れるのだ。だが、見舞いに来たクルーゾーが、ふざけて打ったクロケットのタマが、ドレフュスのひたいに命中し、彼は再び発狂してしまった。一方、やもめ暮しのクルーゾーのアパートに中国人ケイトーの空手が砕裂する。そんな2人を床下よりうかがうドレフュス。そこへクルーゾーにドレフュスが狂気のまま病院を脱走という電話。突然、クルーゾーはノートルダムの傴僂男に変身。だが、背中の風船をふくらませ過ぎて、闇夜へ飛び出して行った。さて、その日以降、世界中の有名な凶悪犯罪者達が忽然と姿を消した。さらにイギリスの世界的科学者ファスベンダーが、娘共々誘拐される。事件にスコットランドヤードも乗り出す事になり、アレック(コリン・ブレイクリー)を中心に鳩首会議中、パリ警察よりクルーゾーを捜査のために派遣するという電話が。さて、ここ東欧はババリア地方の人里離れた森にある城では、今や狂気の復讐鬼と化したドレフュスの脅迫により、ファスベンダーが、世界滅亡用の物体消去機を作っていた。そして世界の犯罪者達もここに。一方、アメリカ大統領に、クルーゾーを渡さねば国連ビルを消す、とドレフュスの脅迫が。間もなくピンクの怪光線と共にビルは消えた。世界滅亡にあわてた各国スパイは、クルーゾー暗殺をたくらむが、彼の強運はおどろくべきものであり、彼は元気に城へ対決に向かうのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第49回 アカデミー賞(1977年)

ノミネート

主題歌賞

第34回 ゴールデングローブ賞(1977年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ピーター・セラーズ
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映画レビュー

3.0事実上は4作目

2024年2月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

精神病院に入ったドレフュス警部(ハーバート・ロム)だが、クルーゾー警部(ピーター・セラーズ)のせいで再び発狂、脱走して悪の秘密組織を作る。
ドレフュスは秘密兵器で国連ビルを消し去り、世界の首脳にクルーゾーを殺さないと世界を消すぞ、と脅す。
各国の精鋭スパイがクルーゾーに迫るが・・・。
ピーター・セラーズの変装は楽しみの一つ。

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いやよセブン

3.0サウンド・オブ・ミュージック

2018年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 助手のケイトーとの白熱した格闘訓練!完全にブルース・リーの『燃えよドラゴン』の影響を受けていた。その前にもオープニング・タイトルで色んな映画のオマージュをアニメで紹介していくのですが、その中でも『サウンド・オブ・ミュージック』が微笑ましかった。あぁ、ジュリー・アンドリュースへの愛情たっぷり!

 ドレフュスの狂気ぶりが面白いのですが、その豹変ぶりには戸惑ってしまいます。いくら精神病だからといって、そこまで恐ろしい計画を立てるなんて・・・特撮というほどでもないけど、国連ビルを消滅させたりする映像もすごかったし、米大統領が各国から殺し屋を28人も雇うという風刺めいた内容もいい。

 ロシアの女性スパイが生き残って『ロシアより愛をこめて』を思い起させるが、そこまでパロディにこだわってないところがかなり脱力風。それにしても、間違って大強盗を間違って殺してしまった殺し屋はどうなったんだろ・・・

 階段落ちのギャグが2度あったり、どれだけ殺し屋に狙われたりしても決して死なないクルーゾー警部!やっぱりドジってのは世界を救うのかもしれない。

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kossy
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