デス・レース2000年

劇場公開日:

デス・レース2000年

解説

「B級映画の帝王」と呼ばれるロジャー・コーマンが1975年に製作し、後にリメイクなどもされたカルト的人気を誇るSFバイオレンスアクション。西暦2000年、独裁国家となったアメリカでは大陸横断レース「デス・レース」に国民が熱狂していた。そのレースは、走行中に人間を殺していくことでポイントが加算される文字通りの死のレースで、参加するレーサーたちは壮絶な死闘を繰り広げる。主人公の覆面レーサー、フランケンシュタインにデビッド・キャラダイン。「ロッキー」(76)以前のまだ無名だったシルベスター・スタローンも、レーサーの1人で出演している。日本では77年に劇場公開。2017年には、日本公開40周年を記念してリバイバル。

1975年製作/80分/アメリカ
原題:Death Race 2000
配給:ビーズインターナショナル
劇場公開日:2017年8月12日

その他の公開日:1977年6月(日本初公開)、2012年3月24日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0混沌とした時代が産み落とした驚異的なブラックコメディ

2017年8月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ベトナム戦争の終結直前に公開された本作は、狂気と熱狂が相まった不思議なカルト現象をもたらした。そもそも舞台となる米大陸横断レースからして、スピードのみならず、「人をどれだけ轢き殺せるか」を競わせるという狂気じみた設定。しかも政府がこのレースを主催し、その一部始終が全米に生中継されるという有様だ。幸い本作は「ブラックコメディ」なので、バイオレンスもエロも余裕を持って受け止めることができる。が、時折、ジョークの中に本気で権力に殴り込みを仕掛けるような自由の渇望、反骨精神が見え隠れするから油断がならない。それにB級映画の帝王ことロジャー・コーマンが手がけていることもあり、低予算のもとでとんでもないものを作り上げて観客を驚かせようという意欲がみなぎっている。本作が人々の心を捉えて離さない理由はそこにあるのだろう。ちなみに監督のポール・バーテルは、本作の舞台となった「2000年」に亡くなったそうだ。

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牛津厚信

4.0ロジャーコーマン最高

2023年10月9日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

低予算映画の帝王、ロジャーコーマンが参加した人気カルト作品。
5年位前リバイバルやってたのですが観に行けなかったんですよね、悔しかったの思い出してレンタルしてきました。
主演はデヴィッド・キャラダイン、そのライバル役には「ロッキー」でブレイク前のスタローンが出演。
全体的にB級で本当に安っぽい、ですがそれが格好良いんですよね。
スタート地点の背景に見える近未来都市(アトムっぽい)は、大胆にイラストを使用。メインとなる車両達ももデザインが個性的です。
あとBGMがサイケで最高に格好良いですね。
そしてメインのレースは、国民からも大人気のデスレース。
レース中に一般市民を轢き殺すと、年齢・性別によりポイントが加算されるバイオレンスなルール。ちなみに高ポイントは赤ちゃんと老人という酷い採点基準です。
イメージ的には「マッドマックスなキャノンボール」ですね。
しかしターゲットとなる国民も、うまく楽しんでいるように参加しているフシがあるんですね。ここら辺のジョークの入れ方はうまいです。
そのマッドなルールにドライバー同士の殺し合い(ドライブ中や裏工作)と、そんな狂気のレースを中止すべく反政府組織も絡むからバンバン死んでいきます。
そんなレースはドライバーとナビが男女ペアなんですが、レディーは皆お色気サービス付きで和みますよ。
反政府組織が出てきたあたりから、政治が入って来てやや拗れるも終わってみれば大団円。
ロジャーコーマン最高ってなりましたよ!

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白波

3.5おもしろかったー

2022年5月23日
Androidアプリから投稿

悪趣味満載。キライじゃないです。さすがロジャー・コーマン。

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三毛猫泣太郎

2.0スタローンの黒歴史なのか?

2020年4月11日
PCから投稿

愛すべきエログロアイロニックなカルト映画。
有名なカルトなので心してみたが、実際には平凡に車が走るだけの時間が長くやや退屈だった。
ひき殺した人間でスコアが増えるルールは大変愉快なのだが、目立ったネタは安楽死病院くらいか…。

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ヨックモック