旅立ちの季節 プリンス・オブ・ペンシルバニア

劇場公開日:

解説

ペンシルバニア州の炭鉱町を舞台に少年が恋に傷つき、家族の崩壊に悩みながら成長してゆく姿を描いた青春ドラマ。製作はジョーン・フィシュマン、監督・脚本はこれがデビューのロン・ナイスワーナー、撮影はフランク・プリンジ、音楽はトーマス・ニューマンが担当。出演はキアヌー・リーブス、エイミー・マディガンほか。

1988年製作/アメリカ
原題:Prince of Pennsylvania
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1990年3月31日

ストーリー

ペンシルバニア州の小さな炭鉱町。高校を中退しブラブラと日を送っているルパート・マーシェッタ(キアヌー・リーブス)。そんな彼のことを模範的な家庭を築こうとしている父ゲーリー(フレッド・ウォード)は苦々しく思っていた。ルパートのことを唯一理解してくれるのは年上の女カーラ(エイミー・マディガン)だった。彼女には既に恋人がいたが、純粋なルパートの気持ちに心動かされてゆく。そんな中ルパートは母パム(ボニー・ベデリア)が父の親友ジャックと浮気していることを知ってしまうが、冷めた気持ちでそれを受け取る。彼が父の勧めで炭鉱で働き始めたある日、事故でゲーリーと一緒に閉じ込められたジャックが突然の罪悪感からパムとの関係を告白してしまう。2人は無事救出されるが、それまで表面上平和だったマーシェッタ家は崩壊の危機を迎える。傷ついたルパートはカーラのもとへ安らぎを求めるが、その関係が父の知るところとなり、2人は引き離される。強い反発を覚えた彼は変装して父を誘拐し身代金を要求し、その金で母を父から解放し、カーラと新生活を始める計画を思いつくが、あてにしていた父の土地は既に売られていて、金はどこかに隠されていた。そのありかを求めてルパートは鉱道の奥へ向かうが、その時大爆発が起こり彼は閉じ込められる。ゲーリーは必死で息子を救い出し、金は失ったものの家族の間に絆が戻るのだった。

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