センチネル

劇場公開日:

解説

悪魔の番人を運命づけられた女をめぐる恐怖を描く。製作・脚本はマイケル・ウィナーとジェフリー・コンビッツ、監督は「名犬ウォン・トン・トン」のM・ウイナー、原作はJ・コンビッツの「悪魔の見張り」(早川書房刊)、撮影はディック・クラティーテ、音楽はジル・メレが各々担当。出演はクリス・サランドン、クリスチテ・レインズ、マーティン・バルサム、ジョン・キャラディン、エヴァ・ガードナー、アーサー・ケネディ、バージェス・メレディス、イーライ・ウォラックなど。

1977年製作/アメリカ
原題:The Sentinel
配給:ユニヴァーサル=CIC
劇場公開日:1977年6月11日

ストーリー

ニューヨーク。トップ・モデルのアリスン(クリスティナ・レインズ)は、恋人の若手弁護士マイケル(クリス・サランドン)と充実した日々を送っていた。ある日、父が死んだ知らせを受け、数日後葬式から帰った彼女は、仲介人のローガン夫人(エヴァ・ガードナー)のすすめで、新しくアパートを借りた。最上階の窓からは、ハリラン神父(ジョン・キャラディン)が毎日外を眺めている。アリスンの仕事は連日忙がしく、ついに彼女も頭痛で倒れた。部屋で休む彼女をチェイズン(バージェス・メレディス)が訪ね、アパートの住人を次々に紹介する。変わった人々だ。彼女の頭痛はなおらず、変な夢までみるようになる。そんな事を彼女はマイケルに話し、2人してローガンに会うが、このアパートにはアリスンと神父以外誰も住んでいないとの事。各部屋はホコリにまみれていた。夜中、怪しい足音の方へアリスンが行くと、何者かが--。半狂乱となった彼女は入院、ゲイツ警部(イーライ・ウォラック)は、彼女の口ばしる人々の名がすべて何年か前に死んだ犯罪者だと知った。やがて退院し、マイケルのアパートに身をよせるアリスン。ある日彼女は偶然に1冊の本を見つけ、その一節に興味を持ったマイケルは、それをラジンスキー教授(マーティン・バルサム)に見せた。それは『失楽園』の一節で、悪魔の復活を意味していた。夜、マイケルはハリラン神父の面倒をみているフランチーノ司祭(アーサー・ケネディ)の教会に忍び、過去数代にわたる、悪魔を地上に出さないための見張りを運命づけた番人のリストを発見する。ハリランの次にはアリスンが……。だから、悪魔達は彼女に近づくのだ。翌日、アリスンを訪れたマイケルは、悪魔達により殺される。このように、悪魔達はアリスンを死へと誘い、今まさに自分達の世界を創ろうとしていた。しかし、ようやく到着したフランチーノとハリランのかかげる十字架に、悪魔達は敗退する。数ヵ月後、新しい住人がアパートにやってきた。そして最上階の窓には十字架を抱いた盲の尼の姿がみえる--シスター・テレーズと名を変えたアリスンだった。

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