劇場公開日 1993年5月8日

青春の輝きのレビュー・感想・評価

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5.0最初はハリウッドスターの無名時代の青春映画かと思った。ところが鑑賞...

2021年12月22日
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最初はハリウッドスターの無名時代の青春映画かと思った。ところが鑑賞するとアメリカのユダヤ人差別がテーマの社会派映画である事が分かった。ちなみに舞台となるニューイングランドにはニューイングランド・ペイトリオッツというNFLのチームがある。映画を通じて知ったユダヤ人差別。 1955年のアメリカはこんな時代だったのかとショック。更に調べて見ると黒人差別と同レベルで行われたユダヤ人差別。アメリカの黒人差別は有名だし黒人差別を扱った映画は多いが、 同じくらいに酷かったユダヤ人差別は意外と知られてない。ヒットラーのユダヤ人差別は、 ヨーロッパだけでなくアメリカにも影響していた事が分かる (余談ながら欧米を巻き込んだヒットラーの政治は凄い)。映画でもユダヤ人と分かった途端に露骨な差別が始まったが 実際にはあの程度では済まなかっただろうと思う。主人公がユダヤ人である事を隠すのも分かるが、 フットボール部がユダヤ人をスポーツ推薦で入学させるのは藁を掴む思いだろう。パーティーで実はユダヤ人だと漏らしてしまうのは、 当時の考え方としては死刑宣告に等しい内容である。

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