スニーカーズ

劇場公開日:

解説

世界を左右する究極のコンピュータ・チップをめぐって、ハッカー組織と対決するハイテク・エキスパート集団の姿を描くサスペンス・アクション。監督・脚本は「フィールド・オブ・ドリームス」のフィル・アルデン・ロビンソン、製作・脚本は「ウォー・ゲーム」(脚本)、「レナードの朝」(製作)のローレンス・ラスカーとウォルター・F・パークス、エグゼクティヴ・プロデューサーはリンズレイ・パーソンズ・ジュニア、撮影は「ウー・ウー・キッド」のジョン・リンドレイ、音楽は「パトリオット・ゲーム」のジェームズ・ホーナーが担当。主演は「ハバナ」のロバート・レッドフォード、「影なき男(1987)」のシドニー・ポワチエ、「ドライビング・MISS・デイジー」のダン・エイクロイド、「マイ・プライベート・アイダホ」のリヴァー・フェニックス、「バグジー」のベン・キングスレイ。

1992年製作/アメリカ
原題:Sneakers
配給:ユニヴァーサル映画=UIP
劇場公開日:1993年2月11日

ストーリー

1969年、コンピュータ・マニアの学生2人が政府機関や大統領の銀行口座に侵入し、寄付と称して大金を動かしていたが当局の知るところとなり、その一人コズモは逮捕されてしまう。25年後、サンフランシスコでスニーカーズと呼ばれる集団が活躍していた。彼らの仕事は依頼人のビルに侵入し、警備状況の盲点を指摘すること。ビショップ(ロバート・レッドフォード)をリーダーに、元CIAのクリース(シドニー・ポワチエ)、19才のコンピュータ・マニア、カール(リヴァー・フェニックス)、ビル侵入とメカのプロ、マザー(ダン・エイクロイド)、そしてオーディオの天才で盲点のホイッスラー(デイヴィッド・ストラザーン)。ある日、ビショップのもとをNSA(国家安全保障局)の男たちが訪れ、高等数学者ジャネック博士が開発した超高性能の暗号解読器ブラック・ボックスを盗み出すよう依頼する。断わるビショップに、男たちは彼の過去をちらつかせる。実は彼こそが違法なコンピュータ操作をしていたもうひとりの学生だった。ジャネック博士の講演会に行くため、ビショップは数学に詳しい昔の恋人のリズ(メアリー・マクドネル)に協力を求めた。博士の研究室を監視する彼らは、ブラック・ボックスのありかを発見、博士の留守に研究室に忍び込み入手に成功した。しかし、それがどんなコンピュータにもアクセス可能な、キーワード不要の暗号解読チップだと判明し、彼らは驚いた。翌朝、指定の場所に暗号解読器を持参したビショップとクリースは、ジャネック博士が何者かに殺されたのを知る。依頼人の正体を不審に思った2人は逃亡したものの、暗号解読器はグレッグに疑いをかけるが、彼は逆に黒幕の名を告げようとするが追手がグレッグを射殺、ビショップも連行される。気づいたとき、ビショップの前に死んだはずのコズモ(ベン・キングスレイ)が立っていた。獄中で知り合った犯罪組織の大物の片腕となったコズモにとって、あの暗号解読器は不可欠なアイテムだった。解放されたビショップはリズのもとへ。彼女の部屋はスニーカーズの本拠地になった。本物のNSAと身柄の保証を条件に取引しようと試みるが失敗し、彼らは独自に解読器の奪回作戦を開始した。町はずれのおもちゃ工場が彼らのアジトになっていることを突き止めたが、建物に入るにはIDカードと併用の声絞チェックをクリアしなければならない。リズは巧妙な手口でこの工場に勤務するウェルナーに近づき、キーワードを録音し、カードも盗み出した。カールが室温を体温と同じ高さに上げ、ビショップは赤外線センサーの網をくぐり、暗号解読器を手にした。だが、リズに疑惑を持ったウェルナーが会社にかけつけ、コズモはビショップの存在を嗅ぎ付けた。ビショップは、天井裏に追いつめられ、連行されるが、カールの助けで脱出、コズモの裏をかいてブラック・ボックスも手に入れた。事務所に帰ったビショップたちをNSAの職員たちが待っていた。皆の希望を聞き入れることを交換条件に、ブラック・ボックスを手に彼らは去っていった。しかしビショップの手には、中枢部のコンピューター・チップがあるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0見た。

2023年12月31日
PCから投稿

3点。
結構おもしろかった。

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プライア

3.5リバー・フェニックス

2023年2月18日
スマートフォンから投稿

笑える

知的

今は亡きリバー・フェニックス出演作品。若い頃この地味だけどプロフェッショナルな集団に魅了され、何度となく観ていました。最後も良かったです。今作では陽気なあんちゃんなリバーですが、彼の演技ももっと観たかったな。

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ホビット

4.0洋画初体験

2021年6月16日
iPhoneアプリから投稿

最近YouTubeからお勧め映画紹介をチェックする中で自分の洋画歴を振り返った時、洋画を見るキッカケになった映画です。一般市民、特別な環境や家庭、特別な貧困じゃない限り朝ドラ、年末紅白、木下恵介アワーを楽しんでいた日本人は洋画は入りづらく正月のドリフの全員集合シリーズ「座頭市シリーズ」しか映画は見ていませんでしたが、この映画を見る事により洋画の素晴らしさを教えてもらいました。劇中の要望でジョークでは無く「世界人類が平和になるよに...」と言うセリフに感動した記憶があります。今、見たらまた評価が変わるかも知れませんが、良い評価のままで置きます。

令和3年6月16日 JR駅、待合ホームにて

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yellowbaku

2.5盲人用のパソコンキーボードとリバー・フェニックスの遺作(になり損なう)

2020年4月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。記憶にあるのは上記二つだけ。観た時はそこそこ楽しかったが、今更思い出せなくても問題無い。

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なお
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