食人族

劇場公開日:

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食人族

解説

イタリアの鬼才ルッジェロ・デオダートが、食人族の恐怖をファウンドフッテージ・モキュメンタリー形式で描いたホラー映画。その情け容赦ない残酷描写から世界各国で上映禁止やフィルム没収、ビデオ発売中止騒動など物議を醸した一方、カルト的作品として語り継がれている一作。

ドキュメンタリー撮影のため南米アマゾン奥地の「グリーン・インフェルノ」と呼ばれる秘境を探索していたアメリカ人男女4人組が消息を絶った。現地へ向かった救助隊は未開のジャングル奥地で食人族の村にたどりつき、白骨化した遺体を発見。持ち帰った撮影済みフィルムを確認すると、そこには想像を絶する地獄絵図が記録されていた。

2023年5月、「4Kリマスター無修正完全版」が劇場公開。

1980年製作/96分/R18+/イタリア
原題:Cannibal Holocaust
配給:エクストリーム
劇場公開日:2023年5月5日

その他の公開日:1983年1月15日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)F.D.Cinematografica S.r.l.1980

映画レビュー

3.0鑑賞後、もっさんが肉入り焼きそばを買ってきてくれた思い出。そんな100%思い出しレビュー

2024年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

怖い

興奮

これ、幸運にも劇場で観てきたんですね。当時。
予告編からして穏やかじゃなかったじゃないですか。←日本語大丈夫ですか?
ア・ナ・タ・タ・ベ・ル・タ・ベ・ラ・レ・ル 「ギャー!」超残酷ドキュメント食人族!
当時の職場の先輩たちと劇場まで観に行ってたんですよ。レイトショーで。
そして、職場まで戻ってくると…居残り組先輩のもっさんが(誰やねん!それ!)焼きそば買って待っていてくれたんですよ。肉入りの(笑)
誰も手を伸ばしませんでしたね。さすがに。
観ていてね、吐きそうになちゃったの。亀さんの解体シーンとか。ガク((( ;゚Д゚)))ブル
今どきみたいに、「この映画は動物に危害が加えられておりません」とか生ぬるいこと言ってない時代の映画ですから。
当時は純だったんだなぁ。今にして思えば、かなり稚拙な“作り物”だったです。モノホンの亀さん以外は。
悔しいことに音楽と、そこそこ深いいテーマだけは美しいから困ります。
その音楽を楽しみたくて、確かDVD借りていたと思うんですよ。
また観たくなって違法コピーDVD集(アカンやつ)を探しても、見つからないんですよ。
『人喰族』なんてのはコピーしてるのに。←だからアカンやつ
勿論、各種サブスクでも放送なし。まさにカルト・オブ・カルトな一品。
また観たいなぁ。肝試し的に肉入り焼きそばとか食べながら。

今回は、再鑑賞なしの100%思い出しレビューです。だから珍しく文章短いでしょ(笑)

試しにDVDをヤフオクやAmazonで探してみたです。トンデモなプレミアム価格でした。
35周年記念HDリマスター究極版 2Blu-ray小売価格5,700円が→26,500円とか。根強い人気あるんだなぁ。買わへんけど。

えっとね、また脱線なんですが。
リアルに食人文化のある部族について、ちょっと調べてみたんですよ。
そもそも、そんなの本当に存在するのかどうか。
したらね、ありましたね!
ニューギニアのアスマット族やら、インドネシアのコロアイ族やら、インド洋のセンチネル族やら。結構な数で。ほんまなんかいな?

おゝ怖い怖い。食人様の島へはおちおち旅行にも行けんのんか。行かへんけど。

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野球十兵衛、

1.5不思議とメインテーマ曲が良いのですよ

2023年11月19日
iPhoneアプリから投稿

4kリマスターになると、昔のフィルムでもこんなにも綺麗な緑が出せるのか… 人物の肌ツヤ感も凄い。
なんにせよ映画は後味悪い

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Mk.plass

4.0高層ビルの使い方が秀逸

2023年10月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

20235/15 シネマートで
食人族を観たその直後に歌舞伎町を歩き、映画鑑賞時より荒んだ気持ちになれる。人が人を食う街…ここは食人族の街…

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共感した! 2件)
iwamoog

3.0POVの原点にして、完璧なフェイク映画!

2023年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

この映画、ある意味すごい映画と思う!

ホラーやグロい映画は、これまでにどれだけ観てきたか分からないのですが、本作を観たときは正直度肝を抜かれました。見終わった後の、気分の悪さは相当凄かったです。1983年製作でCG技術も無いこの時代の作品なのに、非常にリアルなのです・・・。

それもそのはず、“POV(Point of View Shot)”という、いわゆるカメラの視線と登場人物の視線を一致させるようなカメラワークの手法がありますが、実はPOVの原点は『食人族』ということです!

この時代の人々にとって、POVなんて技術知る由もない。16ミリカメラで撮影されている上、完全にドキュメンタリー映画として宣伝されていたので、当時の人々は真実の映像としてとらえてしまったのです。もちろんフィクションでありフェイク映画ですが、インターネットなども普及仕切っていない時代に、残酷映像なんてものに耐性がない人々が映画館で観たと思うだけで…。

もちろん今観ても非常にリアルなのですが、特に一番気分を害したところは、亀の解剖です。なんでも本物を使用しているらしく、亀の内臓を生で役者が食べるシーンあります。本国イタリアでは、動物愛護団体からのクレームにより上映禁止まで食らっているのです。ちなみに監督談ですと解剖した亀は、おいしくいただいたとのこと…(いやいや、そこじゃないでしょ!!!)

ジャケット写真にも出てくる、超有名シーンの女性が串刺しにされている場面があります。あまりのリアルさに当時は本物と信じて疑わない人が多発したとのこと。しかし現実は自転車のサドルに腰かけた女性に発砲スチロールの木をくわえさせただけらしいです。ネタをばらせばなんでもないんですが、信じる人が出るほどの素晴らしい技術なんですよね!

この映画のイカレっぷりは、単にリアルなグロ映像だけでないんです、一番の気分を害した理由は撮影しているレポーター達の残虐さです。撮影にリアリティーを出すため嘘の演出を入れるのです。民族同士の戦いと見せかけ民族が居る家を焼き払い嘘の戦いを作る、妊娠中の女性の子宮を切り取ることを強制的に実行させる、老婆をワニの餌にする、しまいには民族の女性を木で串刺しにしてしまうのである。これには、気分を害さずには居られないです。挙句の果てには、仲間が食人族に捕らわれ、喰われる様子もしっかりちゃっかり撮影・・・。

そしてこの暴挙の途中にかかる音楽が心にしみわたる優しい名曲 !
ん、ん、ん???優しい名曲???
待って待って!このシーンでなぜほっこり曲!?

これには監督の悪意が感じます。めちゃくちゃ良い曲なのですが、曲の使いどころ間違っている…。

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だいふく
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