ショーシャンクの空に

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劇場公開日:

ショーシャンクの空に

解説

スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」をティム・ロビンス&モーガン・フリーマン主演で映画化した人間ドラマ。長年ショーシャンク刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情を軸に、アンディが巻き起こす数々の奇跡が描かれる。監督・脚本は本作で長編映画デビューを果たしたフランク・ダラボン。94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされたものの無冠に終わったが、映画ファンに愛される名作として語り継がれている。日本では1995年に初公開。2022年には4Kデジタルリマスター版で公開。

1994年製作/142分/G/アメリカ
原題:The Shawshank Redemption
配給:カルチャヴィル
劇場公開日:2022年6月17日

その他の公開日:1995年6月3日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第52回 ゴールデングローブ賞(1995年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) モーガン・フリーマン
最優秀脚本賞 フランク・ダラボン
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(C)1994 Castle Rock Entertainment. All Rights Reserved.

映画レビュー

4.5伏線回収の秀逸さ

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

知的

傑作です。

脚本の秀逸さと演者の好演に脱帽です。
また伏線回収が見事で綺麗に物語が完結するから、気持ちがいい。いい映画観たなってなる。

あらすじ。
銀行の副頭取であった主人公のアンディーは、冤罪の妻殺しによって刑務所に収監される。
はじめは一匹狼だったアンディーも、次第に黒人で殺人罪で収監されたレッドらのグループと仲良くなる。このレッドは、調達屋でもあり、刑務所内に煙草や仲間に頼まれた物品を持ち込んだりしている。
レッドらと仲良くなって数年後、アンディーは図書係に任命される。これは、アンディーが賢く、銀行マンであったことから刑務官の確定申告など経理を内密にさせるためだった。しかも所長のサミュエルの不正経理も行うようになる。またアンディーは、図書係の役も全うし、議会に図書に充てる予算を拡充するよう手紙を送ることなどして、刑務所の蔵書を増やしたり、図書室をつくったりする。
そのように刑務所の環境も改善されていくなか、新人としてトミーがやってくる。彼は読み書きも不十分ではあったが、気さくな人物であった。そのトミーから、妻殺しは別の囚人がやったという証言を得る。それを聞いたアンディーは、所長に再審を要求するがはぐらかされ、トミーは所長に殺される。
このこともあり、懲罰房に入れられるアンディー。遂に脱獄を決心する。
アンディーの脱獄は成功する。脱獄後、サミュエルの不正経理によって貯蓄されたお金も引き出し、その不正も告発する。
最後は、出所したレッドと収監中に希望として語ったジワタネホで再開する。めでたしめでたし。

前述の伏線回収などは、以下のディティールに顕著である。
①主人公のアンディーは小さくて穴など掘れやしないと前置きがあったロックハンマーで、脱獄用の穴を掘る。それもかなり年月をかけて。
②アンディーは脱獄したあと、架空人物のスティーブンスに成りすます。この人物は、刑務所の所長のサミュエルの不正経理を合法化させるためにアンディーがでっちあげる人物である。

③アンディーは脱獄後、サミュエルの不正をマスコミにリークし、サミュエルは拳銃自殺をする。これは、サミュエルがいってた聖書の言葉が跳ね返り、天罰が下ったかのようである。
他にも挙げればきりがないが、話が上手くまとまってて素晴らしい。

印象に残ったのは、レッドの仮釈放の審査のシーンとトミーのペンの持ち方である。
レッドの仮釈放の審査のシーンは、3回あり、10年おきに仮釈放の機会が与えられる。その都度レッドは、改心したことを述べるのだが、2回目は明らかに本心ではない。3回目は改心なんてものは忘れたといった語りではあるが、自分の罪と向き合っていることがよく分かる。
このシーンはレッド役のモーガン・フリーマンの好演があったから成立したとも思い、心に刺さるものがある。
またトミーのペンの持ち方である。読み書きがままならない設定がよく表されている。

あと映画の力をすごい感じる。
途中、囚人が映画をみるシーンが登場する。収監中でも、人として欠かせない娯楽としての力を、人間性を取り戻す力を表している気がする。
そして脱獄用の穴は、映画に登場した女優のポスターで覆い隠されている。アンディーが脱獄するといった物語世界での力も表している。

他にも演者の次第に年老いていく様は、刑務所での長い年月を想像させるし、出所後のブルックスの自死に象徴される服役者の社会復帰の難しさも映し出される。

物語もおもしろいし、必見の名作だと思われる。

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abokado0329

3.0私は、何処に在りき?

2024年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 確かに僕は いるけれど
 確かな僕は どこにいるんだろう
 僕は ここにいるけれど
 僕は どこにいるんだろう
         竹原ピストル 「おーい」

 日に追われ、時に追われて仕事や家の事してると、自分の所在が不明になりますね。今、ここで、くたばったら、人生の行旅死亡人になりそうとか…。
 結局のところ、映画観て何を思うかは、そのヒトのその日の気分で変幻。つまり映画はヒトの心の鏡だったりするわけですね。
 家のこと、仕事のこと、私の思いとは裏腹に進行するものです。いっそのこと、他者が決めた日課を、囚人が如くやってのけた方が、気楽なのかしらと…。
 そんな気分でこの映画観て驚いたのは、原作がスティーブン・キングだったこと。「スタンド・バイ・ミー」は、ともかく、ヤバい映画の原作請負人が、こんなお話書くなんて。
 名作の誉れ高い本作を、私が評価したところで、何も変わりません。ここは、個人的感想を。
 気がかりなのはムショの所長さん。あんなことまでして、何を守ろうとしたの?。何を得ようとしたの?。
 映画に出てくる悪人って、悪いヒトと云うより、弱いヒトが多い。だから、強い心を持つ主人公に恐怖する。その恐怖が大きいほど、より大きな権力や暴力を用意して、強きヒトと対峙する。その姿は、残虐でもあり、哀れでもあり、滑稽でもある…。あ、そうか、この映画の主人公を、所長さんにして観ると、いつものキング節爆裂の、ヤバい映画になりそう。
 私は、しがない役人です。仕事上、周りに弱音は吐けません。それでも、頑張りました。できることは、何でもしました。なのに、今、目の前のドアが、恐怖で、鳴り響いています。神様、私は何に裁かれようとしているのでしょうか。私は、ただ…。

 所長さんが、最期に見た夢は何だったの?。

 嗚呼、やっぱり怖い話。不条理な世界で生き抜く知恵と勇気と、優しさ、誰か教えて。
 考えようによっては、この世界そのものが、監獄みたいなもの。その中で、私達はどんな役割を演じているのかしら。願わくば、所長さん役は、ちょっと…。

 私は、何処に在りき?。

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機動戦士・チャングム

4.5❇️刑務所傑作映画!こんなストーリー絶対良いねん。知らんけど

2024年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

楽しい

幸せ

ショーシャンクの空に

1947〜1966年🇺🇸メイン州ポートランド

有能な銀行員が無実の罪を着せられ、投獄される。刑務所内の嫌がらせや、仲間の死などを経ても諦めず希望を持ち刑務所内での生活をする事は出来るのか?感動ヒューマンドラマ。

◉当時の記憶採点で94Bてん。

★彡感動した名作と言っても良い作品です。
最後のどんでん返しは素晴らしかった‼️
いつかまた必ず観る事になるでしょう。

🟢備考
1️⃣この監督、『ウォーキングデッド 第一話』の脚本監督を手がけています。
★彡何故一話だけだったのかなぁ〜

2️⃣映画『グリーンマイル』もかなり好きな作品です。

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シネマを喰らう

『ショーシャンクの空に』この映画は私の中では、一番か二番に素晴らし...

2024年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

知的

幸せ

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ジャスミンティー
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