三文オペラ(1989)

劇場公開日:

解説

クルト・ヴァイル作曲、ベルトルト・ブレヒト台本の「三文オペラ」の3度目の映画化であるミュージカル。エグゼクティヴ・プロデューサーはメナハム・ゴーランとヨーラン・グローバス、製作はスタンリー・チェイス、ゴーランが「ハンナ・セナシュ」に続き監督し、音楽監修のドヴ・セルツァーと共に脚色も担当、撮影はエレメール・ラガリイ。出演はラウル・ジュリア、ジュリア・ミゲネスほか。

1989年製作/アメリカ
原題:Mack the Knife
配給:コムストック
劇場公開日:1990年12月8日

ストーリー

ドラマは舞台と同じく三幕構成で、豊富な歌を織り混ぜつつ進行してゆく。舞台はヴィクトリア女王即位寸前のロンドン。大泥棒マッキース(ラウル・ジュリア)は乞食のピンハネをしている悪党のピーチャム(リチャード・ハリス)の娘、ポリー(レイチェル・ロバートソン)に熱を上げ結婚するが、娘を渡すまいとピーチャムはマッキースに捨てられた娼婦ジェニー(ジュリア・ミゲネス)を利用して彼を逮捕させ′る。が、ドンファンばりのマッキースのもう1人の妻は警視ブラウンの娘のルーシー(エリン・ドノヴァン)で、その助けで彼はまんまと脱獄に成功する。マッキースはまたもジェニーの通報によって捕えられ、今度は処刑台に上げられるが、執行の直前に女王の即位による恩赦が下り、全員でフィナーレを歌い幕となる。

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