サイコ3 怨霊の囁き

劇場公開日:

解説

ヒッチコック監督の傑作サスペンス「サイコ」で描かれた異常性格の若者ノーマン・ベイツの22年後の姿を描くサスペンス。製作はヒルトン・A・グリーン、監督は「サイコ」「サイコ2」に続いて「3」でも主演し、この作品が監督デビューとなるアンソニー・パーキンス。脚本はチャールズ・エドワード・ポーグ、撮影はブルース・サーティス、音楽はカーター・バーウェルが担当。共演はダイアナ・スカーウィッドほか。ドルビー・ステレオ。

1986年製作/アメリカ
原題:Psycho III
配給:ユニヴァーサル=UIP
劇場公開日:1986年11月15日

ストーリー

あの忌まわしい事件から22年後、精神病院を退院し、無罪の判決を受けたノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)は、ベイツ・モーテルの営業を再開した。近所の軽食堂の主人や保安官もノーマンには好意的だ。歌手を目指す若者デュエイン(ジェフ・フェイヒー)を手伝いとして雇い、新しい製氷機を購入し、経営はまずまず順調なスタートをきった。そんなある日、ベイツ・モーテルに金髪のショート・カットの女性が訪れる。軽食堂で彼女を見つけたノーマンの表情が変わった。22年前に殺した女性マリオン・クライトに似ているのだ。過去の記憶がノーマンに甦る。彼女モリーン(ダイアナ・スカーウィッド)自身も、実は暗い過去をもっていた。修道女であった彼女は、神を信じられなくなり、しかも、老修道女を事故死させてしまったのだ。それらのことで未だに悩み続けているモリーンは、疲れた身体をベイツ・モーテルで休めることにした。同じ頃、22年前の惨劇に興味を抱き現在のノーマンに会いに来た女性がいた。精神異常者の社会復帰をリポートしているジャーナリストのトレーシー(ロバータ・マックスウェル)だ。モリーンに刺激されて過去の状態に戻ってしまったノーマンが、精神分裂症を引き起こし、死んだ母親になり変わりナイフを持ってモリーンの部屋に入った。しかし、モリーンは浴室で自殺を計り血まみれになっていた。彼女には、ナイフをもって女装して現われたノーマンがクロスを手にした聖母マリアに見えた。病院に収容された彼女はノーマンに感謝する立場になり、退院と同時にしばらくモーテルに泊まることにする。かつてのスポーツ選手とチアガールがモーテルにやって来て、夜通しで同窓会を開いている時、ノーマンの発作が再発した。母になり変わって、トイレに入っていた若い女性の1人を殺し、正気を取り戻したノーマンが製氷室に死体を隠した。翌日、警察が行方不明になった若い女性の行方を追ってモーテルにやって来た。ノーマンの犯行を知っていたデュエインが彼を脅迫し逆にノーマンに殺された。しばらく神父の所にいたモリーンがベイツ・モーテルに戻って来た矢先、分裂症の発作で狂ったノーマンがモリーンも殺してしまった。そこにかけつけたトレーシーの通報で彼は逮捕されるのだった。

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