コンゴ

劇場公開日:

解説

アフリカの奥地を目指して進む、ハイテクを装備した探検隊の冒険行を描いたエンターテインメント大作。「ジュラシック・パーク」「ディスクロージャー」の原作者、マイケル・クライトンの『失われた黄金都市』(80、ハヤカワ文庫・刊)を、「アラクノフォビア」「生きてこそ」のフランク・マーシャルの監督で映画化。製作は公私に渡り彼の良きパートナーたるキャスリーン・ケネディと、サム・マーサーの共同。脚本は「生きてこそ」「月の輝く夜に」のジョン・パトリック・シャンレイ。撮影は「バグジー」のアレン・ダヴュー、音楽は「氷の微笑」のジェリー・ゴールドスミス、美術は「リーサル・ウェポン」のJ・マイケル・リヴァ。特殊視覚効果のI.L.M.、クリーチャー・デザインのスタン・ウィンストンら、「ジュラシック・パーク」のSFXスタッフが結集。出演は「ノーバディーズ・フール」のディラン・ウォルシュ、「ボビー・フィッシャーを探して」のローラ・リニー、「ノー・エスケイプ」のアーニー・ハドソン、「シャドー」のティム・カリー、「未来は今」のブルース・キャンベルら地味ながら個性派揃い。

1995年製作/109分/アメリカ
原題:Congo
配給:UIP
劇場公開日:1995年10月21日

ストーリー

ダイヤモンドを利用したレーザー光線でレーザー産業の独占を目論む米国の通信会社トラビコム社は、中央アフリカはコンゴの未開の地、ヴィルンガ火山群に眠るダイヤ鉱山を狙い、ついに調査隊が発見に成功した。その一人、チャールズ(ブルース・キャンベル)が衛星回線で本社に位置を知らせている途中、突如、通信が途絶えた。チャールズの父でトラヴィス社長(ジョー・ドン・ベイカー)は、元CIAで現在は社の企画顧問をしているカレン・ロス(ローラ・リニー)を現地に向かわせる。彼女はチャールズの元婚約者だった。同じ頃、霊長類学者のピーター(ディラン・ウォルシュ)は手話を話すゴリラのエイミーを現地に里帰りさせようとしていた。エイミーは彼によって手話をマスターし、手の動きを言葉にする特殊な装置を着用することで、人間と会話ができた。秘密が漏れるのを防ぐため、カレンはピーターの遠征隊に便乗させてもらう。隊には自称慈善家のホモルカ(ティム・カリー)も一緒だった。アフリカに到着した一行をガイドのモンロー(アーニー・ハドソン)が迎えるが、現地の政情は不安定で、コンゴ入りは困難を究めた。飛行機がゲリラに狙い撃ちされ、一行はパラシュートで地上に降下し、道なき道を前進する。途中、探検家という正体がバレたホモルカは、ズィンジなる幻の都市の跡に眠る、ソロモン王の秘宝を探すという旅の目的を明らかにする。激流をゴムボートで下ったり、夜の川面で凶暴なカバに襲われたりと、一行は困難の末に目的地ムケンコ山に到着する。エイミーの案内でさらに進むと、巨大な神殿跡を発見した。だが、そこへ巨大なゴリラの群れが現れ、一行を襲った。彼らは古代都市の住人たちが交配を重ねて作り上げた凶暴な種族で、神殿の財宝=ダイヤを人間たちから守っており、ピーターたちを殺したのも彼らだった。ホモルカをはじめ次々と犠牲者が増え、さらに火山も噴火を始める。絶体絶命のピーター、カレン、モンローはエイミーに救われ、その隙に脱出に成功、古代都市は溶岩の海に消えた。息子のピーターの死よりもダイヤが大事なトラヴィスの態度に怒ったカレンは、衛星をレーザー光線で破壊する。伴侶を見つけたエイミーは森へ帰り、生き延びた3人は気球で国境を目指す。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

2.0本当に怖いのはカバ

2021年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 アフリカでは年間500人がカバに殺されているという。攻撃的な灰色ゴリラがメインとなるはずなのに、怖かったのはカバだった。

 冒険アクション映画としてはこれでいいのだろうけど、どうもメインキャラに好感が持てない作品でもあった。ゴリラのエイミーと夫婦のようだと揶揄されていた主人公ピーターもオタクっぽくていいんだけど、気弱な性格の上にゴリラに押されて負けているのも残念だったし、トラビコム社の教授カレン・ロスにしても金満体質だし高飛車な態度でエイミーにも嫌われてる。唯一「白い狩人」の黒人案内人が最も好感持てるのですが、とりあえず脇キャラだしな~

 最も憎たらしい性格なのがトラビコム社CEO。彼の息子チャールズがカレンの元フィアンセだったのでCEOに従ってたけど、元CIAとかいうワケのわからん設定のため冒険の醍醐味も損なわれていたような気がする。もちろんゴリラはみな被り物なんだろうけど、全て人間サイズ。精巧に作られているだけに勿体ない気もする。

 アフリカに到着したときから暴動やテロが起こっていたりして、アメリカ視点の政治色も溢れていた。しかも冒険メンバーもいがみ合い、私利私欲や人を見下す態度ばかりが鼻につく。まぁ、故郷に帰りたがっているエイミーだけが純粋なキャラであり、感情移入も難しいんですよ。やっぱり冒険モノにも魅力的なキャラが必要だと再認識しました。

コメントする 4件)
共感した! 3件)
kossy

1.5エライコッチャ

2018年6月20日
PCから投稿

期待はしていなかったけど、これはエライコッチャ

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ハワイアン映画道の弟子

2.0ゴリラさんかわいそうです(´;ω;`)

2018年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

いやほんと、どうしてゴリラが悪役としてやられなくてはいけないのか、さっぱり分かりませんでした。ただひたすらゴリラがかわいそうな映画。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
sukacinema

3.0思っていた展開とちょっと違った…

2017年5月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ちか
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る