5時から7時までのクレオ

劇場公開日:

解説

ヌーベルバーグを代表する女性監督アニエス・バルダ初期の傑作で、ガンの診断結果を待つ若い女性歌手クレオの5時から7時までをリアルタイムで切り取った作品。ポップ歌手のクレオは自分がガンではないかと疑い、病院で精密検査を受ける。その結果が判明する7時までの間、クレオはパリの街中をさまよいながら幾人かの友人や見知らぬ人々と出会い、心の平静を取り戻していく。本作の音楽も手掛けた名作曲家ミシェル・ルグランがクレオの友人である音楽家ボブを演じたほか、ジャン=リュック・ゴダール、アンナ・カリーナもカメオ出演している。

1961年製作/90分/フランス・イタリア合作
原題:Cleo de 5 a 7
配給:ザジフィルムズ、ハピネット
劇場公開日:2020年2月23日

その他の公開日:1963年5月24日(日本初公開)、2017年7月22日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)agnes varda et enfants 1994

映画レビュー

3.5死に接近した男女が互いに互いの魂に息を吹き込む。

2023年3月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

死に接近した男女が互いに互いの魂に息を吹き込む。

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ouosou

3.5ヌーヴェルバーグそのもの

2023年1月24日
iPhoneアプリから投稿

唐突なアンナカリーナに魅せられた

あと最後の公園であった彼、
あの人の言葉ってアニエスヴァルダが
聞いた言葉なのか、思ってることなのか
どってなんだろう

なかなかなこと言ってましたよ
女は物だとか一人でやった方が良いとか

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JYARI

3.5【実存的危機に面した一人の女性クレオが、5時から7時の間に会った友人や見知らぬ人々と出会い、語らう中で仄かなる希望を得て行く姿を描いた作品。】

2022年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■シャンソン歌手のクレオは、自らのがんの疑いに怯えていた。
 診断結果を待つ間、彼女は占い師に自らの運命を占って貰ったり、パリの街中をあてどなく彷徨う。
 今は5時。7時には医師と会う約束をしている。
 クレオは友人や見知らぬ人々と出会い、死について考えをめぐらせる・・。

◆感想

・アニエス・ヴァルダ監督作品は、「ラ・ポワント・クールト」そしてそれ以降のドキュメンタリー作品「落穂拾い」「アニエスの浜辺」そして、遺作になってしまった「顔たち、ところどころ」を鑑賞して来たが、どの作品も彼女なりのテーマ性を明確に表現している点が優れていると思う。

・今作も、”心配し過ぎじゃないか‥”と思う程の冒頭のシーンから始まり、様々な人と触れ合いながら、検査結果が出る5時から7時までの2時間の彼女の表情の変遷を映し出している。

<そして、彼女はアルジェリアから一時休暇で戻った兵士と会い、彼の想いを聞くうちに、徐々に表情が和らいでいく。
 時折テロップが流れる”○○~○○のクレオ”の出し方も効果的であり、一人の女性が死への恐れから脱却していく2時間の心模様の変遷が、見事に描かれた作品である。>

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NOBU

5.0恋の叫びは凄いいい曲!

2021年12月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

僕も同じようなめにあったので、主人公の境遇に共感を覚えた。傑作。シャンソンの挿入歌は有名なのかなぁ?
ボブってミッシェルルグラン!スゲー!
こう言った傑作がまだまだ、あるんだろうなぁ。61年の映画だなんて!また、アルジェリアってフランス国民に取って相当な負担だったんだね。ベッドにかけられたカツラは彼女の未来なのかなぁ?

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マサシ
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