殴り込み戦闘機隊

劇場公開日:

解説

第二次大戦中におけるバーダー英空軍大尉の武勲を中心とした戦争映画。ポール・ブリックヒルのベストセラーを「善人は若死にする」のルイス・ギルバートが脚色・監督、同じくジャック・アシャーが撮影を担当。音楽は「二つの世界の男」のジョン・アディソン。出演は「愛情は深い海の如く」のケネス・モアがバーダー大尉に扮する他、「マルタ島攻防戦」のミュリエル・パヴロウ、「潜水戦隊帰投せず」のリンドン・ブルック、リー・パターソンなど。ダニエル・M・エンジェル製作。

1956年製作/イギリス
原題:Reach for the Sky
配給:BCFC=コロムビア
劇場公開日:1956年10月5日

ストーリー

ダグラス・バーダー(ケネス・モア)が大空に生きようと決心を固め、英空軍大学に入学してから、彼の驚異的進歩には教官達も舌をまいた。やがて彼はロンドンで公開飛行をやり、熟練した飛行技術を見せて飛行家仲間での名声を確保した。時は一九三一年十二月十四日。だが民間パイロット達の挑戦に応え、持前の闘志ですでに二人のパイロットが死亡した危険な高等飛行を演じたバーダーは無理がたたって墜落。医者も見放す程の重傷を受けたが強靭な精神力で奇跡的にも一命をとりとめることができた。しかし両脚は切断、友人らは彼の飛行家としての生命は終ったと考えた。バーダーはなおも総ての障害を克服、大空に生き抜く決心を固める。ある時、田舎へドライブした彼はしストランの女給シェルマ(ミュリエル・パヴロウ)と知り合い、愛情を抱くようになる。彼は義足をつけてはいても、松葉杖なしで普通の人間と同様歩けるようになりたいと考え、猛練習を始める。いくら倒れても不屈の闘魂を燃やす彼は遂に希望を実現、空軍大学に戻って両脚が無くとも飛べることを身をもって証明した。彼の喜びは大きかったが、それも束の間、足のない者は飛行してはならぬという軍の規則で一生を賭けた空軍生活に別れ民間会社に勤めた。彼の淋しい気持を慰めるのは妻シェルマの愛情だけだった。こうした折、第二次大戦が勃発。熱心な従軍志願の末、大空に戻ったバーダーはスピットファイア機に乗込み輝しい戦果をあげた。フランス上空で激戦中・敵機と衝突してパラシュート降下した彼は独軍の捕虜となる。逃走を計っても不成功に終り、彼は厳重な牢獄に収容されたが、やがて大戦は連合軍の勝利に終った。一九四五年九月、戦勝を祝う英空軍の大編隊がロンドン上空を飛ぶ。先頭にスピットファイア機を駆るのは、両脚なき空の英雄バーダー大尉であった。

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