禁じられた遊び(1952)のレビュー・感想・評価
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ギターを持ったら、まずこれ♪
南仏の田舎町。自然豊かな場所であっても容赦無く襲いかかるドイツ空軍。子犬も死んでしまい、途方に暮れるポートレット。都会育ちの彼女は田舎での生活は慣れないことばかり。寝かせようとしてもミシェルの名前を連呼する。
犬の死体を埋めて十字架を立てる行為。お祈りすら知らないポーレットはミシェルに習い、墓を作ることに興味を覚えた矢先、ミシェルの兄ジョルジュが死んでしまう。馬に蹴られたことが原因だったらしいが、重体だとは誰も考えていなかったのだ・・・
死体を埋めるには友達を一緒に埋める。フクロウが捕まえていたモグラ、隣の家のひよこ、ハチ、ミミズなど小動物を次々埋葬する二人。兄の葬式で霊柩車の十字架を盗んだりする。純粋であるがゆえのこと。
ドレ家とグアール家は不仲。ミシェルの姉は隣の戦地から戻ってきた息子と恋仲。ミシェルの父親はどことなくコミカルで笑えるシーンも多い。
孤児院に引き取られそうになる場面で、「ミシェル」という一般的な名前を聞くポーレット。思わず辺りを見回すがミシェルはいない。切ない・・・
戦争孤児の悲話
永遠に語り継がれるであろう不朽の名作であり、いつの時代にも通じる普遍的な戦争孤児の悲話。徐々にエスカレートする無邪気な子供の好奇心をユーモアを交えながら子供目線で描いている点が素晴らしい。名曲と共に心にしみじみ染みてくる一本。
2019-86
反戦映画
50歳を超えて初めて観ました。
反戦映画とのことですが、今一歩、実感できませんでした。
どなたかも書かれていますが、大人というか時代に翻弄される子供(?)のように感じます。
少女役の方の表情には驚かされます。
こういう映画を劇場で拝見できる機会に感謝です。
大人のわがままに振り回される子供たち
反戦映画と紹介されていたが、あまり反戦のメッセージは感じられず、大人のわがままに振り回される子供たちの悲哀を描いているように思えた。
現代の日本では、戦災孤児こそ生まれないものの、同じように大人のわがままに振り回されて辛い思いをする子供たちはどこにでもいるのではないか。だからこそ時代を超えた名作なのだろう。
悲しくて切なくて胸が詰まりそう、今でもそうした子どもたちを作り出し...
悲しくて切なくて胸が詰まりそう、今でもそうした子どもたちを作り出している戦争を続けている人間はなんと愚かなものか
いろいろと、複雑な気持ちになる
なんと言えばいいか、感想を表現するのに困る。
戦争の悲惨さと子供の純粋さが、本作をとても残酷な映画にしている。『子供の純粋さは時としてとても残酷なものだ』と、誰かが言っていたが、まさにその通りだと思う。
50年も昔の映画ですが、今観ても心に刺さるものがあり、感慨深いものがある。まさに傑作。
‘午前10時の映画祭’
名作なんです。
皆がそう評しているし。
単純にはわかりませんでした…。
ギターが奏でる名曲は映画の中で何度流れても心打たれます。
十字架を盗み続けてまでお墓遊びに夢中になる戦争孤児の悲哀さを表しているんでしょうか?
反戦も謳っているってどこかに書かれていたけどそういうこともメッセージされているんですね。
先週見た‘戯れなき悪戯’にも通じて感じたことなんだけど、ひたすら純粋な子供の気持ちに戸惑いました。
わからないなりにいい映画ってことは感じたんですが…。
20年以上前のこと…
これもまた20年以上前の中学校時代の
映画研究部で初めて観ました。
白黒映画で当時の主観で作られているので、
現代の頭で観ると難しいと思います。
深夜の映画番組でも放映していたのを
観たことが有りますが、やっぱり難しかったな…
でもオススメです。
観なければ解りません。
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