アンダルシアの犬

劇場公開日:

アンダルシアの犬

解説

スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的短編作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。目玉を切り裂くカミソリと月を遮る一筋の雲のほか、手のひらからはい出してくる無数の蟻など、悪夢的で奇怪なシーンの多くで知られ、作品が発表された当時、ジャン・コクトーら同時代の芸術家たちにも支持された。2017年12月、ブニュエル監督作「皆殺しの天使」のリバイバル公開にあわせ、中編「砂漠のシモン」と同時上映される。

1928年製作/17分/フランス
原題:Un Chien Andalou
配給:アイ・ヴィー・シー
劇場公開日:2017年12月23日

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映画レビュー

4.5世界最強の17分間‼️

2023年10月14日
スマートフォンから投稿

楽しい

怖い

興奮

手のひらの傷から湧き出てくる蟻、2台のピアノの上に横たわるロバの死体、路上に転がった腕、月を横切る雲、皮でカミソリを研ぐ男、カミソリで真っ二つに切断される眼球の巨大なクローズアップなど、17分間で展開されるシュールでショッキングな映像の数々‼️狂犬病になったときの精神状態を映像にしたら、こんな風になるんでしょう‼️

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活動写真愛好家

3.0何だこりゃ。

2023年8月2日
iPhoneアプリから投稿

ラストカットは
めちゃくちゃ好きだった

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JYARI

5.0前衛映画界の〝コペルニクス的転回〟………………‼

2023年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1920年代に製作された世界中の短編映画の中で最も優れた作品の一つです。制作陣にはサルバドール・ダリら美術家、監督にはシュルレアリスム映画の巨匠ルイス・ブニュエルが名を連ねている。この「神秘と猟奇の16分」が、不安と戦慄と恐怖と狂気を感じさせる芸術に生まれ変わった時、映画の〝コペルニクス的転回〟が起こった。

しかし、批評家がしばしば言及する「剃刀で眼球を切り裂く」シーン(実際は、牛の目らしい)は、暴力的なシュルレアリスム映画の微に入り、その薔薇の棘のように、ささると痛い描写は、(恐らく、世界映画史にほとんど恒久的に)刻みつけられる名シーンです‼

この種の残虐性と実験性は、後にケネス・アンガーが再現し、パゾリーニが引用している。この映画は、日本の00年代のグロテスク・アニメ、そしてC級映画マニア、グロテスク・ナンセンスと呼ばれるものに大きな影響を与えた。

その後のルイス・ブニュエルのほぼ失敗作の罪を酌むには十分すぎるほどの強烈な映像体験であり、ブニュエルの傑作の中でこれを超えるものはないでしょう。

おそらく、世界中のどの批評家も、皮肉屋な人を除いて、この作品を「歴代短編映画ベストテン」に入れることは間違いないです。

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茂輝

3.5ダダイスムの流れを汲むシュルレアリスムのアバンギャルドにいた自由人ブニュエル監督の黎明

2023年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Gustav
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