ゴーヤーちゃんぷるー

劇場公開日:

解説

不登校の中学生・鈴木ひろみが開放的な南国の島、西表島の人々との出会いや関わりあいの中で、やがて暖かさに気付き、本当の自分を取り戻していく。監督は「新しい風」で第38回ヒューストン国際映画祭最高賞を受賞した松島哲也。主演は第48回ブルーリボン賞新人賞を受賞した多部未華子。ほか、風吹ジュン、新海百合子らが出演。原作は竹内紘子著『まぶらいの島』

2005年製作/101分/日本
原題:Goya Chanpuru
配給:アウル21
劇場公開日:2006年6月24日

ストーリー

中学生・鈴木ひろみ(多部未華子)は、学校でのいじめをきっかけに、自室に引きこもるようになった。写真家だった父・暁宏(田中隆三)は、海の事故でなくなり、母・喜美子(風吹ジュン)は、ひろみが二歳のときに家を出て行った。そんなひろみが唯一本音を打ち明けられるのは、ネットの掲示板で知り合った西表島に住むケンムン(武田航平)だった。偶然にもその島は、自分を置いて出て行った母・喜美子が住む場所でもあった。ケンムン、そして喜美子に会うため、ひろみは一人部屋を飛び出した。島に着いたひろみは吉田サヨ(大城美佐子)に声をかけられ、配達の手伝いをすることになる。小さな島の中で喜美子もケンムンも会うことができた。でも、ひろみは本名を名乗らない。喜美子は、ホスピスで看護師として働いていた。そんな喜美子をひろみは、遠くから見ていることしかできない。開放的な南国の雰囲気のなかで、ひろみの心境に変化が生まれる。ひろみは、喜美子のもとに走り出した。本名を名乗り、会いに来たと告げたとき、離れ離れになった母子の命は、再びしっかりと繋がった。島で人々の愛情を感じ、暖かさに触れたひろみは、次第に生きる力を取り戻そうとしていた。

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映画レビュー

3.0ちゃんぷるーの意味

2020年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 イジメの対象が変わってしばらくすると、父親がクジラの写真を撮りに行って海で亡くなってしまう。沖縄に着いて、「家出してきたんか?」と親切なおばさん吉田さよ(大城美佐子)に声をかけられ、彼女に家にお世話になるひろみ。しかし、ひろみはアキと名乗り、中学生なのに16歳と偽って住民と接することに。ホスピスに働く母親を見つけ、ダイバーのケンもすぐに見つかる。しかし、心に鍵をかけたまままのひろみはそのまま本当の自分を明かすことなく嘘のない人たちと接するのだ。

 ケンムン(武田)はしばらくしてひろみがメル友であることに気づき、ダイビングも教えたり、島を案内したり。だけど、最初は彼にしか心を開けないひろみ。ホスピスの看護婦でもあり、民宿アダンや里親として働く母親(風吹)には名乗らずにいようと決めていたのだ。

 父親の死についても無感動のままだったひろみ。人の命について学び、成長していく様子。母親に名乗る感動のシーンもあったけど、ユタという霊能者の存在などが邪魔。グアバを齧るところも良かったのになぁ~ちょっともったいない。

 “ちゃんぷるー”の意味が“迎え入れる”ということ。ゴーヤだけでは苦くて食べられないので何でも入れるようになったとのこと。

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kossy

4.0「ちゃんぶるー」には、迎え入れるという意味がある

2009年1月12日

泣ける

幸せ

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shimo
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