バースデー・ウェディング

劇場公開日:

解説

結婚式を間近に控える女性が亡き母のビデオレターを発見し、改めて母の大きな愛を感じる姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は、『天体観測』『美女か野獣』『東京湾景』など、人気ドラマを多数手掛けてきた田澤直樹。物語の軸となる母子を上原美佐と木村多江が演じる。

2005年製作/73分/日本
劇場公開日:2005年6月11日

ストーリー

21歳になった千晴(上原美佐)は、結婚式の前夜、父(田中哲司)の礼服のポケットから1本のビデオテープを見つける。箪笥の奥にふと目をやると、そこにはビデオカメラとともに 他にも数本のテープが、箱の中に大切に置いてあった。『千晴誕生』『千晴1歳』『千晴2歳』『千晴3歳』『千晴4歳』。かつて家族で過ごした数々の思い出がそこにあった。千晴は懐かしさから、『千晴5歳 千晴へ』と書かれたラベルが貼ってあるテープを手に取り、デッキで再生してみることにする。無邪気に海岸沿いを走る小さな自分、父と母。ザーッという砂嵐とともに映像が終わったかと思った瞬間、「あ…ちぃちゃん? 聞こえる?」と、母の声が聞こえてきた。それは、若くして亡くなった在りし日の母(木村多江)が、大人になった千晴に宛てた、切なくも愛情溢れるビデオレター。思いがけない亡き母との再会に、千晴は流れ出す涙を止めることができなかった。そして結婚式当日。千晴は愛する新郎(忍成修吾)とともに、天国から見守っていてくれる母へ消すことのできない愛情と感謝を伝えるため、特別な“贈り物”を準備する。

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