笑の大学

劇場公開日:

解説

第二次世界大戦開戦間近の東京を舞台に、検閲官と喜劇舞台作家の笑いを巡る攻防を描いたコメディ。監督は、「世にも奇妙な物語 映画の特別編/CHESS」の星護。自身による舞台台本を基に、「竜馬の妻とその夫と愛人」の三谷幸喜が自ら脚色。撮影を「NIN×NIN NINJA×HATTORI×KUN×THE×MOVIE 〈忍者ハットリくん×ザ×ムービー〉」の高瀬比呂史が担当している。主演は、「ほたるの星」の役所広司と「催眠」の稲垣吾郎。第28回日本アカデミー賞優秀主演男優賞(役所広司)、優秀脚本賞受賞、第26回ヨコハマ映画祭主演男優賞(役所広司)受賞、第17回東京国際映画祭特別招待作品部門及びSMA FILM DAYS部門出品作品。

2004年製作/121分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2004年10月30日

ストーリー

昭和十五年、秋。”笑い“と言うものを全く解さない警視庁保安課検閲係の向坂は、浅草の劇団”笑の大学“の芝居『ジュリオとロミエット』を上演禁止に持ち込む為、座付作家・椿一の台本に無理難題を課していた。ところが椿はなんとか上演許可を貰おうと、その都度、向坂の指摘をすり抜けるような台本に書き直してくる。やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生え、皮肉にも完璧な喜劇台本が完成するのであった。しかし、いよいよ上演許可が下りようと言う日、椿はつい口を滑らせ、笑いを弾圧しようとする体制を非難。向坂の逆鱗に触れ、笑いの要素を一切取り除いた台本に書き換えるよう言い渡されてしまう。そして翌日、果たして椿が提出した台本は今までで一番笑える内容のものであった。勿論、それでは上演許可が下りる訳がない。訝る向坂に、椿は昨夜、赤紙が届いたと告げる。肩を落とし帰っていく椿。そんな彼の後ろ姿に、立場を忘れた向坂は「必ず生還し、君の手で上演しろ!」と叫ぶのだった。

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スタッフ・キャスト

監督
脚色
三谷幸喜
原作
三谷幸喜
企画
石原隆
製作
亀山千広
島谷能成
伊東勇
プロデューサー
重岡由美子
市川南
稲田秀樹
撮影
高瀬比呂志
美術
清水剛
音楽
本間勇輔
録音
田中靖志
音響効果
伊藤進一
照明
小野晃
編集
山本正明
衣装デザイン
千代田圭介
選曲
小堀博孝
アソシエイト・プロデューサー
小川泰
佐藤玄
監督補
加門幾生
助監督
八木一介
清水勇気
スクリプター
外川恵美子
特殊メイク
松井裕一
その他
井上あゆみ
前島良行
牧義寛
高畠一朗
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受賞歴

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映画レビュー

5.0笑いと悲しみ

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

歴史と目下を諷刺する映画。

2022年5月5日
PCから投稿

歴史と目下を諷刺する映画。

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藤原色綴

0.5検閲よりも作る側と見る側に問題があると思う

2022年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

客観的に見て、その台本の検閲される前と後、面白さは全く変わらない。
つまり、大衆演劇なんてそんなもの何でしょう。
昔の話だから、それで良いですが、今の笑いもあまり変わらないと感じる。
今も同じ様な検閲があるのか無いのか、それは分からないのだが。
さるまた失敬 と似たような ギャグは今のお笑いには沢山ある。主流と言える。お肉の為に死ねるなんて、オヤジギャグ以下。
検閲と言うよりも作る側と見る側に問題があると僕は思う。
舞台で見た事がある。会話劇なので、映画にする様な内容では無いと思うが。

ピグマリオン効果とか言うのだと思う。

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マサシ

4.0前半の勢いがなぜ?

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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