Deep Love アユの物語

劇場公開日:

解説

援助交際を繰り返す孤独な女子高生が、様々な人との出会いを通し、生きることを見つめ直すようになる姿を描いた青春ドラマ。監督は、本作が初監督作品となるYOSHI で、自著の同名ケータイサイト連載小説を基に自身で脚色。撮影を「綱渡り」の田中潤が担当している。主演は、映画初出演の重泉充香。

2004年製作/95分/日本
配給:ZAVN
劇場公開日:2004年4月3日

ストーリー

生きる意味を見出せず、援助交際を繰り返す孤独な17歳の女子高生・アユ。ある日、偶然知り合ったひとり暮らしの心優しいお婆さん・玉枝の家に、捨て犬のパオと共に身を寄せるようになった彼女は、しかし元カレの健二に金の無心をされ、玉枝の金に手をつけてしまう。ところが、その金はかつて玉枝が公園で助けた捨て子で、今はやくざな父親・鏡と暮らす15歳の義之の、心臓手術の為に貯めていたものだったのだ。そして玉枝の死後、弔問に訪れた義之にほのかな想いを寄せるようになったアユは、玉枝に代わって彼の手術費用を稼ぐべく居酒屋でバイトを始める。ところが、手術には1千万円近くかかるらしい。結局、アユは再び援助交際を始めるのだが、やがてエイズに冒され命を落とすのであった。アユが死んで3年が経った。彼女の墓前には、手術に成功した義之の姿があった……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚色
Yoshi
原作
Yoshi
企画
新井俊也
製作
山下勝也
中野秀二
プロデューサー
三村順一
撮影
田中潤
津崎昭子
美術
龍田哲児
音楽プロデューサー
川嶋あい
録音
岩丸恒
照明
松隈信一
編集
冨田伸子
指揮
四宮義博
アソシエイト・プロデューサー
速水真吾
助監督
中久保修
その他
守屋文人
小里幸子
瀬谷満
家原正樹
川嶋あい
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2021年3月19日
PCから投稿

携帯小説ものの実写映画化の先駆け的な作品。 援交、レイプ、クスリ、自殺とこのへんは入っていて当たり前の世界。この雰囲気に映像がよくマッチしている。おばあちゃんと犬が救い。
泣けない。

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collectible

1.0涙があふれてきた・・・( ノД`)シクシク…

2019年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 映画館から外へ出ると涙が溢れ出てきた。感動なんてものではない。どうしてこんな映画を観てしまったのだろうかと、自分が悲しくなってきたのだ。

 アユはバリ素直な女の子だ。売春をしていることも隠そうともせず平然と生きている。アユはバリたくましい女の子だ。住所不定で家族がいるのかどうかもわからない。ホストをやっている男の部屋にも泊まるし、おばあちゃんの家にも泊まる。しかも着替えはいっぱい持っているのに、寝るときは学校の制服だ。義之は1日1時間しか外に出られない病弱なのに、沖縄の海へ連れて行き一日中過ごすというバリ大胆な女の子でもあるのだ。

 遺族年金をもらっていると思われるおばあちゃんは1本1円の造花を作り続けて200万円ほど貯めこんでいた。おばあちゃんが死んで、住んでた家は誰のものになるのだろう。17歳の男性と結婚し、お金を盗られてもすぐ許してしまう優しいおばあちゃんは素敵だ。

 友達レイナのお母さんも素敵だ。娘がツワリで吐いている場面を見た時にすかさず「堕ろしなさい」というなんて!そんなんありか・・・

 義之の父親!何なのだ・・・こいつは。息子を助けるために○○○・・・単なるアル中の性格異常者ですね?そんな男に信用して金を渡すアユは、やはりバリ性格のいい子なのだ。渋谷に近い住宅街・・・家を売ればいくらになるのだろうか・・・鑑賞中こればかり考えていた。

2004年5月、なぜか映画館にて。
一人鑑賞かと思っていたらヤンキー風カップルが一組いたことも印象に残ってます。バリ島にでも行ってこい!

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kossy
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