シベリア超特急3

劇場公開日:

解説

豪華客船とシベリア超特急、60年という歳月を超えて起こった二つの殺人事件の真相を描くミステリーのシリーズ第3弾。監督は「SIBERIAN EXPRESS 2<シベリア超特急2>」の水野晴郎(MIKE MIZUNO)。水野の原作を基に「Zの回路 復讐の裏ゴト師」の上代務と「SIBERIAN EXPRESS 2」の北里宇一郎、水野が共同で脚色。撮影を「修羅のみち2 関西頂上決戦」の鈴木耕一が担当している。主演は、「遠き落日」の三田佳子と「催眠」の宇津井健。第20回コニャック・ミステリー映画祭特別賞受賞作品。

2003年製作/114分/日本
配給:M&T PICTURES
劇場公開日:2003年1月2日

ストーリー

2002年、瀬戸内海。日本マスコミ界の帝王・宮城伝蔵の誕生パーティが開かれたクルーズ船上で、殺人事件が発生した。密室、謎の女、犯行時刻、凶器のナイフ…それら状況は、61年前に起こったシベリア超特急での殺人事件とあまりに酷似していた。事件の謎を解く鍵は、61年前の事件にあるかもしれない。そこで、伝蔵と彼の友人である沢島は、パーティの主催者で日本を代表するファッション・デザイナーの森裕美らに61年前の事件の顛末を話し始めるのであった…。1941年、モスクワを発ったシベリア超特急の列車内。ドイツで映画の勉強をしていた16歳の伝蔵は、一等乗客車輛でラトビア人彫刻家・ヤーニス殺人事件に遭遇する。乗り合わせた山下将軍の名推理により、犯人は乗客で事件後列車から飛び降り自殺を図ったヴィヴィカであることが判明。ところが、伝蔵はヴィヴィカが何者かをかばっていることに気づいたのである。それは、ユダヤ系ベルギー人のダニエル。彼はヤーニスが持つソ連の機密文書を横取りし、それを日本軍に売った金で、日本人の亡妻との娘・オリビアとアメリカに亡命しようとして、ヤーニスを殺害したのだった。だが、オリビアを愛するようになっていた伝蔵は、それ故に彼の罪が許し難く山下将軍が止めるのも聞かず真相を追求。結果、彼を自殺に追い込み、愛する人を悲しませてしまうのだった。話し終えた伝蔵は、若き日の自分の愚かさを嘆いた。そんな彼に、機密文書を横取りしたことの謝罪を求める裕美。そう、彼女はオリビアだったのである!そして、船上での事件は伝蔵に罪を告白させるために仕組んだお芝居だったのだ。それを知った伝蔵は、機密文書は生き別れた妹を探すための資金にしようと思ったと裕美に謝罪。こうして、60年に及んだふたりのわだかまりは解け、その後、失った愛を取り戻すのであった。が、実は本物の機密文書はヴィヴィカによって盗み出され、今、彼女はニューヨークの巨大企業の社長におさまっていた。

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スタッフ・キャスト

監督
操演
羽島博幸
脚本
上代務
北里宇一郎
水野晴郎
原作
水野晴郎
製作
水野晴郎
福井政文
プロデューサー
伊藤直克
制作担当
小松功
撮影
鈴木耕一
ステディカム
金子雪生
実景撮影
喜久村徳章
長谷川卓也
美術監督
木村威夫
美術
安宅紀史
音楽
遠藤浩二
音楽監修
新田孝
主題曲/主題歌
西村協
録音
湯脇房雄
照明
才木勝
編集
大高勲
衣裳デザイン
鈴木紀男
衣裳/スタイリスト
川崎健二
スタイリスト
ジョセフ アレッシ
監督補
吉原勲
助監督
荒川栄二
スクリプター
杉山昌子
スチール
久井田誠
効果
佐々木英世
ナレーション
油井昌由樹
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