劇場公開日:

解説

妻帯者の子供を妊娠した女流作家と、末期癌に冒された劇団主宰者の愛と命を綴ったヒューマン・ドラマ。監督は「女学生の友」の篠原哲雄。柳美里によるベストセラー小説3篇を基に、「黒い家」の大森寿美男が脚色。撮影を「化粧師 kewaishi」の浜田毅が担当している。主演は、「ピストルオペラ」の江角マキコと「DOG STAR」の豊川悦司。第26回日本アカデミー賞優秀主演男優賞(豊川悦司)、優秀主演女優賞(江角マキコ)、優秀録音賞受賞、第47回アジア・太平洋映画祭グランプリ、主演女優賞(江角マキコ)受賞作品。

2002年製作/111分/日本
配給:東映
劇場公開日:2002年9月14日

ストーリー

1999年、初夏。不倫の子を身籠もり、産むべきかどうか悩んでいた作家・柳美里は、かつて所属していた劇団“東京キッド・ブラザーズ”の主宰者で、恋人でもあった東由多加を訪ね、子育てを手伝って欲しいと頼む。だが、その時既に東の体は癌に蝕まれていた。生まれようとする命と死にゆく命、ふたりは互いに支え合いながら同棲、闘病生活を始める。そして2000年1月17日、遂に美里は丈陽と言う男児を出産。新しい命の誕生を目の当たりにした東は、生への執念を燃やすようになるのだが、同年4月20日、永遠の眠りにつくのであった……。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚色
大森寿美男
原作
柳美里
製作総指揮
谷徳彦
企画
濱名一哉
遠藤茂行
企画協力
河村奈美
鈴木理香
製作
児玉守弘
佐藤雅夫
亀井修
青山悌三
高木敏行
プロデューサー
伊與田英徳
進藤淳一
共同プロデューサー
山下暉人
古川一博
小池康宏
撮影
浜田毅
美術
小澤秀高
音楽
村山達哉
音楽プロデューサー
田井基良
主題歌
安室奈美恵
録音
小野寺修
音響効果
小島彩
照明
渡邊孝一
編集
冨田功
冨田伸子
衣裳
野中美貴
衣裳コーディネーター
宮本まさ江
スタイリスト
井関智子
選曲
浅梨なおこ
ラインプロデューサー
坂本忠久
製作担当
森太郎
助監督
梅原紀且
スクリプター
松澤一美
スチール
長浜谷晋
特殊造型
原口智生
のだゆみこ
映画「命」製作委員会
植田文郎
岩淵博
小島則夫
山崎俊一
大河内悟
岩城成美
舘野綾
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受賞歴

第26回 日本アカデミー賞(2003年)

ノミネート

主演男優賞 豊川悦司
主演女優賞 江角マキコ
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映画レビュー

2.0つまらない

2019年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 大体において柳美里という作家は他人をモデルにして稼いでしまおうという性格の持ち主なのか。自殺願望あり、不倫ありで、結局のところ子供を産むことによって自殺願望を無くすというものだ。確かに、死のうと思ったことのある人間が描く命の重さというのはよく伝わるのであるが、その重大テーマを軽い女優江角が演じる事自体、バランスが取れていない。逆に、豊川の演技が中々良いものであるためにキャスティングミスがもったいない作品となった。トヨエツの癌が進行してやせ細り、頭髪が抜け落ちる様はすごい迫力がありました。

 公式サイトにある柳美里のインタビュー記事を見て笑ってしまった。「俺が死んだらあんたも死ぬでしょ」ってところに感動したと書いてあった・・・自分で書いたんじゃないんかい・・・

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kossy
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