少女 an adolescent(2001)

劇場公開日:

解説

モラルの欠如した中年警官と、中学生少女の純愛を描いたドラマ。監督は、本作が初監督作となる俳優の奥田瑛二。連城三紀彦の同名小説を、「風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind」の成島出と「スリ」の真辺克彦が共同で脚色。撮影を「弱虫 チンピラ」の石井浩一が担当している。主演は、「親分はイエス様」の奥田瑛二とオーディションで選ばれた新人の小沢まゆ。第17回パリ国際映画祭グランプリ&最優秀主演女優賞(小沢まゆ)受賞、第7回ロシア国際映画祭Faces of love2最優秀主演女優賞(小沢まゆ)受賞、第42回テサロニキ国際映画祭最優秀主演女優賞(小沢まゆ)受賞、第5回バミューダ国際映画祭審査員特別賞受賞、第58回ヴェネチア国際映画祭国際批評家週間出品作品。

2001年製作/132分/R15+/日本
配給:ニッポンムービー大阪=ZERO PICTURES
劇場公開日:2001年9月29日

ストーリー

小さな田舎町の警官・友川は、モラルを欠いた男。知的障害を持つ助政をからかったり、人妻と情事を楽しんだりしながら無駄な日々を送っている。ある日、彼は15歳の少女・陽子と肉体関係を結び、恋に落ちる。ところが、彼女は助政の妹で、友川の背中に比翼の鳥の刺青を彫った昌三の孫、しかも友川のかつての恋人だった幸枝の娘だったのだ。しかし、ふたりの純愛に常識は通用しない。ふたりは逢瀬を重ね、本気で愛し合うようになっていく。だが、そんな彼らの幸せな日々はそう長くは続かなかった。友川と陽子のセックスを覗いた助政が、ショックで煙突から飛び降りたことがきっかけとなり、ふたりの関係が町の人々に知られ、白い目で見られるようになってしまったのだ。そんな中、陽子は昌三に自分の背中に比翼の鳥の雌を彫って欲しいと頼む。比翼の鳥は、中国の古い言い伝えで男女の深い絆を意味していた。果たして、老体の昌三は最後の力を振り絞り、友川に手伝わせ見事な刺青を彫り上げる。そして昌三の死後、友川は陽子と助政と共に町を出て行くのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0腐れ縁

2023年3月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy

0.5気持ち悪い

2022年10月30日
iPhoneアプリから投稿

薄っぺらく気持ち悪い

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SS&D

4.0これはビックリ👀拾い物😱‼️

2021年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

まるで和製ヌーベルバーグと言っていい何とも言えない地方都市の詩情にあふれた話であった。何よりも中学生の少女を演ずる小沢まゆがとにかくすばらしい。相手を務める奥田瑛二がこれまたすごくいい味を出している。単なる下世話なポルノ映画と思った自分はすっかりこの映画に見入ってしまい、見終わった後の評価は180度変えざるを得なかった。何度でも見たい映画ある。

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mark108hello

4.5残酷なお伽噺

Kさん
2021年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

フランス映画のように詩的。現実世界にありながら、舞台上で役を演じるがごとく、幻想的なシーンを積み重ねた残酷なお伽噺。そういう視点で見ればその美しさに惹き込まれる。何より少女がたまらなくエロチックである。

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K
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