蓮如物語

劇場公開日:

解説

親鸞上人の直系として、本願寺に生まれた室町時代の高僧・蓮如の生涯を綴って伝記アニメーション。監督は葛西治。五木寛之の児童小説を、「極道の妻たち 決着」の監督・中島貞夫が脚色。撮影を「たまごっち ホントのはなし」の武井利晴が担当している。声の出演に「流れ板七人」の松方弘樹。文部省選定、優秀映画鑑賞会推薦作品。

1998年製作/86分/日本
原題:Rennyo
配給:東映
劇場公開日:1998年4月25日

ストーリー

室町時代の京の都。親鸞直系の由緒ある大谷本願寺に、布袋丸という少年が暮していた。ある日、彼は最愛の母と別れることになる。衰頽する寺の格式を守るため、父・存如が正式の妻を娶ることになり、寺の下働きをする布袋丸の母が自ら身を引くことを決めたのだ。別れに際して、母は布袋丸の姿を形見として残しておくために、今はすっかり落ちぶれた絵師・竜栄に布袋丸の絵を描いてもらうことにする。ところが竜栄は布袋丸の姿を見た途端、彼の素質を見抜き、真の僧侶になることを彼に懇願するのだった。母との辛い別れを乗り越え17歳になった布袋丸は、「蓮如」という法名を名乗って修行の道に入る。そんなある日、度重なる土一揆などで民衆の苦しい生活を目の当たりにした蓮如は、比叡山での修行を積むことを決心する。しかし、新しい母との折り合いが悪く、彼は仕送りを断たれてしまい、仕方なく雪深い山小屋でひとり修行を続けることになるのであった。それから暫くして、布教の旅に出た蓮如に、存如の死の知らせが届く。門徒たちの願いで父の跡を継ぎ、大谷本願寺の住持となった蓮如。本願寺も再興され、彼は蓮祐と結婚し、子供たちにも恵まれ幸せな時を過ごすが、それも束の間、親鸞の教えに反発する比叡山の僧兵たちの襲撃を受け、本願寺を焼け出されてしまうのであった。数年後、蓮祐が他界。悲しみと戦いながらも布教活動を続けた蓮如は、漸く山科の地に新しい本願寺を建立する。そして、門徒たちの集う山科本願寺で晩年を送った彼は、そこで85年の生涯を閉じるのであった。

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