ルパン三世 ルパンVS複製人間(クローン)のレビュー・感想・評価
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もう45年前の話
というより53年前初めて観たルパン三世のプロモーションビデオ(今も「LUPIN'S CORECTION」に収録されている)で一目惚れしてからずっとルパンファン。
ルパンの初映画作品がコレ
当時アニメ映画ってほとんど子供向けだった
高校受験前だったことや、大人のアニメを観ることが可能かどうか微妙だったのを捩じ伏せて劇場に行き
(当時16歳未満の映画鑑賞は親の許可が必要)
ドキドキしながら上映を待ちました。
子供だったこともあり当時は、映画で見れた感動はあるものの良さがイマイチわからない感いっぱいで劇場を出ました。
歳取ってから観ると全く違う感傷ばかり。
モンキーパンチが大きく関わった映画作品はこれだけ。
引きのカメラアングルを多用したりする撮影技法もさることながら、ルパンのお話だけでなくアイデンティティや男の愛についても考えさせられたり。
名作です。
漢たちに美女と脳みそを添えて
レギュラーメンバーの絆感が渋い。
「俺は夢、盗まれたからな。取り返しに行かにゃ」
「夢ってのは女の事か?」
「実際クラシックだよ、お前ってやつぁ」
ってシーンが意味わからんけど好き。
「ルパンは夢を見ない。空間‼ 虚無‼ それは白痴の、あるいは神の意識に他ならない」
日本アニメ界に今なお熱狂的なファンを持つカルト・アニメの名作。後続の『カリオストロの城』と比べても、同じキャラクターとは思えないほどルパン三世のバックストーリーがないがしろにされているので、別のキャラクターが登場する作品と思われても仕方がないだろう。
ルパンは女泥棒兼スパイの峰不二子にそそのかされ、エジプトのファラオの墓から賢者の石を盗み出すことに成功するが、不二子はそれを犯罪ビジネスの契約に利用する。
その指令を出したのは、マモーという謎の男であった。「神」と名乗るその狂人は、「コピー人間製造法」を発明して1万年前から生きている。彼が所有するカリブ海の島には、ナポレオンやヒトラーの人間レプリカがある。そして、人類の夢である「永遠の命」の研究に取り組む男たちがいる。............ ルパン最大の敵、マモーとの戦いは、意外な結末を迎える。
シュールレアリスムや実験的な要素を盛り込んだ、おそらく日本アニメーションの最高傑作であり、当時は『カリオストロの城』以上の人気を誇ったが、現在ではその評価は逆転している。
私にとってルパン映画とは、やはりこれ
ルパン一味との出会いはTV第2シリーズ、ルパン初の映画は本作だった。
粋でイナセな連中が大好きになり、とりわけ次元大介に惚れた。
本日、このレビューをアップするのは小林清志さんの訃報に触れ、哀悼の意を示す為に他ならない。
小学生の間は母に漫画を禁止されていた為、中学に進学してからは古本屋を巡って「アクション・コミックス」の原作を掻き集めた。現在のようにユーズドコミックスの大手FCチェーン店がある時代ではない。日焼けし、カバーも失われた本ばかりだったが購入した。発売から10年以上も経過した青年漫画が見つかる事は稀だったのだ。
第2シリーズのルパンはみんな知っていても原作を見た事のある同世代はいなかった。
だから、私にとって「ルパン3世の映画」とは、本作「ルパン対複製人間(クローン)」この1作に尽きるのだ。
後発作品は、ルパンの原作からかけ離れている。特に宮崎駿氏の絵柄には馴染めず、カリ城以前でも第2シリーズの「死の翼アルバトロス」と「さらば愛しきルパンよ」は突然何が起こったのか?!と思った。大人の都合で、ルパン達が何か別の作品になってしまうんじゃないか?と心配したものだ。
そんな思いがあったから「カリオストロの城」はどうも馴染めない。
大人になってから改めて鑑賞すれば、実に良い映画ではあるのだが、私にとって「ルパン3世」ではないのだなぁ。
JC時代は大藪春彦を愛読し、S&W M19コンバットマグナムとS&W M27 357マグナム、ブローニングM1910のモデルガンを入手していた。(話の合う女子中学生はおらんてw)
JK時代はレイモンド・チャンドラーが愛読書になっていく。
ルパンがどんどん原作から離れていくのが嫌で、TVシリーズはpart3、映画は風魔一族の陰謀、SPはロシアより愛を込めてまでで観るのをやめた。
ゲームブックは双葉社・スタジオリードのを全19巻、漫画は山上正月の通称ルパン3世Yまでは全巻買った。
という訳で、原作のハードボイルドなエロティック・クライムサスペンスこそが「ルパン3世」だと思う自分にとってTVアニメなら第1シリーズ、映画ならば本作こそが唯一無二の「ルパン3世」なのである。
小林清志さんは、ジェームス・コバーンはもちろんのこと、90年代、2000年代に入っても洋画の中堅どころの吹き替えや、比較的知的なバラエティ番組のナレーションなどよく担当されておられた。家族が点けているTVから小林さんの声が流れてくると、別の部屋にいてもTVの前に足を運んだものだ。
次元大介を通して、小林さんは私にとって大変特別な俳優の1人となっていた。心からご冥福をお祈り致します。
ルパン三世劇場版第1作。 やっぱりマモーの印象は強烈。アニメからの...
ルパン三世劇場版第1作。
やっぱりマモーの印象は強烈。アニメからの流れでそれぞれのキャラの個性がよく出ていておもしろい。
レアなルパンと不二子の仲の良さや銭形のおっちゃんとのシーンも観ていて楽しい。敵同士だけどおっちゃんとルパンの仲の良さ、好きだなぁ。
ルパン三世:山田康雄
巷で有名なDVDの無修正版だがそんなに酷いカットはなく、
金曜ロードショー版でも特に違和感はない。
ルパンと不二子のロマンスは映画版ならでは。
無修正版(金曜ロードショー用にカットされたバージョンではないオリジナル版)を見た。
上映時間102分。
放送禁止用語も特に問題なく、 今時のお笑いタレントのヤラセで流されてる、
耳障りなトークの方が放送禁止用語だと思うくらい問題ないと思われる。
毒舌という名の酷い中傷、胡散臭い笑い声と拍手の演出、
これらのヤラセの方が放送禁止用語だと思うが・・・。
話を戻すが結局はルパンの制作サイドの価値観の問題なんだろう。
山田康雄死去後もお笑いタレントの代役で話題性を狙い、
それが安定したことによりお笑いタレントでありながら2代目を認定される。
ルパンには大人の事情が根っ子の部分まで絡んでおり、
一言では説明出来ないくらいにややこしい。
そんなルパンだからこそ、
金曜ロードショー版とDVDの無修正版という違うバージョンが存在してしまうのだろう。
ルパンの映画化としては最高傑作と評されるがそれは嘘ではない。
ただし、やはりルパンらしいルパンを堪能するには、
やはり大隅正秋演出の1stシーズン1話~12話が本当の最高傑作で、
ルパンのアニメ化としては最も原作に忠実なルパンと思われる。
ちなみにスペシャルでは「ルパン暗殺指令」が大隅正秋監督作品として好評だが、
スポンサー問題の壁をクリア出来ず脱コメディー路線とは行かなかったらしい。
ちなみに3rdシーズン初期も2ndシーズンのコメディー路線を継承しているが、
お洒落な会話と峰不二子の裏切りは健在な為お奨め
(悪名高きキャラクターデザインは我慢するべし)。
大人向け
昔見たときには怖い印象がつきまとい、不死とはどういうことなのかと深く考えさせられたものだ。序盤から峰不二子のヌードが登場するし、かなり大人向けの作品であり、どことなく手塚治虫作品のイメージも残る。終盤に登場するマモーの巨大な脳はサイボーグ009にも似たようなのがあったような・・・
キューバ危機の辺りの雰囲気をも伝えるアメリカの世界独占体制。さらには神を自称するマモーに対しても科学的、合理的にとらえるルパンの姿。風刺が詰まっているという点では『カリオストロの城』よりも優れている気もするが、マモーがあまりにも神すぎて現実離れし過ぎなところが難点。
不二子のやりたい放題
不二子の頼みに弱いルパン、頼まれた賢者の石をピラミッドから盗み出す。
不二子はこの石を大富豪のマモーに渡す。
劇場版第一作で、とても面白い。
アニメって進化したんだねぇ。
ネタバレレビューを見てるって事は本編を見てるでしょうしストーリーは省略。
ラストは凄かったですね。神になろうとしたマモーは本物の神が「光あれ」って作った太陽によって滅ぼされるって。考え過ぎかもしれないけれどそんな妄想をしています。
そしてルパンは夢を見ないってセリフ。夢を見ないからマモーの地震や幻覚のトリックを見破れる。だからこそ天才的な泥棒。ルパンに「すげえ」って言っちゃう映画でした。
ここから気になったところ。
ストーリーについては特に言うことはないのですがアニメーションについてですよね。多分人間が技術的な事を気にならずに見れる映画って生まれる20年前くらいだと思うんですよね。私は2000年代生まれの若者なのでこの技術は違和感バリバリでした。「あ、これ使い回しだな」とか「口の動きと声が合ってないな」とか思っちゃうわけです。そのせいで集中が途切れてしまいました。
後は無駄にエロシーンが多いのも気になりました。始めの方は分かります。ヌードの美しさを表しているのだと思います。でもラストの乳首押すシーンはいる?ギャグとしては見れませんでした。ただただ下品としか思えない。
そんなところですね。ルパン好きなら楽しめるのかもしれません。
轟音上映とはマッチ
TOHOシネマズ池袋のオープン記念として轟音上映として上映されていた為久しぶりに鑑賞。
ルパン映画のルーツとなる作品の為ルパンらしいシーンが多くルパンファンは楽しめる作品の一つ。
今回は轟音上映として鑑賞したが、まぁこの作品に限らずルパンの作品は轟音とマッチした作品が多いと思うが、この作品もまた轟音とマッチしたシーンが多々あり迫力感を楽しませてもらった。
まぁストーリーはもう何度も見たことがあり、もう40年も前の作品になる為やはり既視感はあり、ルパン作品の中でもものすごく楽しい作品とは言い難い。
ただルパンらしいシーン、ルパンの世界観が非常に良く映し出され今では表現できないシーンもあるのでルパンファンで、轟音上映が気になる方は十分楽しめる作品であろう。
懐かしい以上の価値はない
小学生の頃にレンタルビデオで見てうろ覚えだったので、改めて視聴
ラストのマモー本体が死ぬシーンの印象が強く、ルパンだけどどことなくホラーで、演出も凝った作品だと記憶していたが、今になって見ると色々ひどい・・・
70年代末期の作風と言えばそれまでだが、下品
当時流行った映画のパロディも多く、「アニメでもこれくらいできるんだぞ!」と言わんばかりに過剰に詰め込まれて贅肉だらけ。学生の課題作品を観てる気分になってくる(そう感じるのは後にアニメが洗練されていった今だから言えることだけど・・・)
続けて見比べるとカリオストロがいかに1つの映画として完成されてるかよく分かる
あとルパン映画全体について言えるが、銭形警部がギャグキャラで「いてもいなくてもいいような奴」として雑に描かれてるのは駄作が多い。
とっつぁんがカッコよくないと、ルパンも映えない。
あと細かいことだけど、腕時計爆弾1つで破壊できるケースが大気圏脱出の速度と高圧に耐えられるもんだろうか・・・。数ミリのデブリが衝突すれば終わりだし、そんな状態で「死を超越した異星の超文明に神にしてもらんだい!(あるかどうか分からないけど!)」と宇宙に旅立つのは無茶苦茶、というか他力本願で情けない・・・。
重箱の隅をつつくのはアレだけど、こういうところのリアリティを考えない雑さは、今では粗が目立って萎えてしまう。思い出のままにしておいて観なければよかった。
これ作った人達天才やとおもう
SF、クローン人間って、この映画が出来た時代にこんな発想が思いつくのがまず凄い。
不二子ちゃんとルパンの愛し合ってる感じが良い。次元と五ェ門とは仲間割れするけど結局仲良しだから好き。あらゆる場面に出る男の友情に感動した。
お色気シーンも多めでマモーの顔とかえぐいしデカい脳みそ出てくるから子供の頃見た時は刺激が強かった。
コミカル、ハードボイルド、ミステリアスが上手く調合されてる秀作!
昔から何度もテレビでしてるけど、やってるとついつい観たくなる。 シ...
昔から何度もテレビでしてるけど、やってるとついつい観たくなる。
シリアスな感じでよくあるルパンのイメージとは少し違う雰囲気の作品。
この昔っぽい古い感じが良いな。
ルパンは新しい作品より昔の作品の方が良い。
みんなルパンに夢中 不二子がいい加減でおちゃらけ態度のルパンに対し...
みんなルパンに夢中
不二子がいい加減でおちゃらけ態度のルパンに対して
怒るところがやっぱり愛してるからなんだとハッとさせられグッとくる
次元はルパンを本当に尊敬しているし、
銭形はルパンが人生だし、
みんなやっぱりルパンに夢中!
盗まれた夢を取り返しに
"ルパン三世(映画)" シリーズ第1作。
"金曜ロードSHOW!" で鑑賞(モンキー・パンチさん追悼放送)。
原作マンガは未読、TVシリーズは未見です。
幼い頃に観て、マモーがあまりにも不気味すぎてトラウマになり、それ以来避けて来たので久しぶりの鑑賞でした。
マモーの声が西村晃と云うことを初めて知りました。水戸黄門じゃんか…。声の演技も上手いなと思いました。
それはさておき、めちゃくちゃ面白かったです。これまでしょうもない理由で観なかったことを後悔しました。
人類永遠の夢である不死を手に入れようと画策するマモーとルパン三世の激闘が、スリルとサスペンス、ユーモア、ミステリー、エロを交えながら描かれていて手に汗握りました。
アニメならではのコミカルな表現ながら、扱っているテーマは骨太そのもので画面に引きつけられました。
「盗まれた夢を取り返す」―なんてカッコいいセリフなんだろうか…。いつかどこかで使ってみたい(笑)。
[余談]
マモーの最期と本体に驚愕…気持ち悪いっ!(笑)。
※以降の鑑賞記録
2023/04/28:金曜ロードショー
※修正(2022/08/10)
久しぶりに鑑賞。
昔小さい頃はあまり面白く感じられなかったこの映画。大人になればなるほど、面白さがわかる貴重なアニメ。再鑑賞にも関わらず、また楽しんで観られた。
若さや不老不死という永遠のテーマと軽快なアクションとストーリー。
あの大きい脳みその元の姿はどんななの?脳みそになった後は、誰がどうやってあの状態にしたの?とか、色々細かい疑問も湧くけれど、そこは永遠の謎。
峰不二子が乳首を出しすぎでした
ストーリーは希薄であるものの、 テンポが良かったので、 退屈することは ありませんでした。 峰不二子が乳首を出しすぎでした。
全32件中、1~20件目を表示