らせんのレビュー・感想・評価
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リング続編?
順番的にはリング、らせん、リング2、リング0のはず。
これリングの続編のはずだけど、なんか方向性とか違ってないか?
ビデオテープは?ダビングは?松嶋菜々子の息子は亡くなったようなので、結局は意味なかった?じゃあおじいちゃんのやってあげたことは無意味だった?
そして、手帳からウイルスに感染?
で、体外受精?驚異的スピードで成長する胎児?
たとえビデオテープを全て破棄しても、「私の苦しみはそんなもんじゃ消えないわよ。」ってことなの?
それに真田広之は何?小難しすぎて…細胞が残ってたら再生出来るって、クローンみたいなもの?そんなことしたらいかんやろ!
と、気になるというよりは気に入らないことが多々あった作品。
ずっと前に観たはずなのにリングほど記憶に残ってないのは、なんかよく解らないってことだったのだろう。
やはりこれも原作読むしかないのか…やっぱりホラーは小難しいことはないほうが楽しめる。
恐怖、広がらず
同時上映された「リング」と共にJホラーの火付け役だが、悲しいかな、あまり印象に残ってない。ちょっと小難しかった記憶がある。
久し振りに見たが、その印象は変わる事はなかった。
「リング」の流れを汲む不穏な雰囲気と始まり方はイイ。胸を開かれた真田広之が喋り出すシーンなんて不気味さ満点。
ところが、徐々に焦点が定まらなくなってくる。
「リング」は貞子の呪いをじわじわ煽るオカルト・ホラーだったのに対し、本作は呪いを科学的に検証しようとするサスペンス。その為、貞子の呪いの恐怖が薄れ、また、ホラーに重点を置きたいのかサスペンスに重点を置きたいのかどっちつかず。
テーマもイマイチ分かり難い。呪いの根源を描きたかったのか、主人公・安藤の苦悩と葛藤を描きたかったのか、それとも人間の傲慢を描きたかったのか。
ウィルスの存在とか舞として生まれ変わった貞子とかラストの展開とか原作を読んでいないとピンと来ない。
「リング」と違うアプローチの心意気は買うし、その後の「リング2」「貞子3D」といった凡作と比べたら、真っ当な正当なる続編。
だけどやっぱり、「リング」派なんだよね〜。
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