誘惑者のレビュー・感想・評価

　主人公（草刈正雄）は精神分析医。友達のことで相談に来たという女（秋吉久美子）が、実は二重人格者だった。
　秋吉の病に草刈の恋人（原田貴和子）も巻き込まれていたという真相がドラマチックに描かれるが、さてこれからの治療が長い道のりだ、という感じのエンディングは、もう少し話がほしかった思いにさせられました。うーん、70点。
　劇中、車を運転する草刈が、助手席の秋吉をしげしげと見る場面があり、おい前が危ないだろうという気持ちをこちらに抱かせるのはいただけない演出。些細ですが。