蜜月（1984）のレビュー・感想・評価

この原作は読んでいないが、彼の『光の雨』を読んで感動した作家だったが。

親の仕送りで遊んでばかりいる人物に良い小説は書けない。
配役がハマっているが、細かい部分が出鱈目な話になっている。
全共闘世代はこんな稚拙な奴ばかりでない。
良家のお嬢さんが馬鹿な男に引っ掛かって身を崩す話。
フリー・ジャズをこんな形で使って貰いたくない。そもそも、フリー・ジャズをレコードに残す事自体が間違い。
アヴァンギャルド芸術の所だろうが、物凄く古臭く感じる。言うまでもなく『出鱈目』と感じるだろう。多分、そうだと思う。