バカヤロー!4 YOU! お前のことだよ

劇場公開日:

解説

現代人のストレスをテーマに、主人公が「バカヤロー!」と叫ぶまでのシチュエーションを描くオムニバス第4弾。総指揮・脚本は「おいしい結婚」の森田芳光。監督はコントグループ“爆笑問題”の太田光(第1話)、CM出身の加藤良一(第2話)、森田組出身の明石知幸(第3話)でいずれも本作が映画デビュー。撮影監督は「おいしい結婚」の前田米造がそれぞれ担当。

1991年製作/97分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1991年9月14日

ストーリー

〔第1話「泊ったら最後」〕最近、流行のオシャレなペンション。現代を代表するような男女のグループがそれぞれの期待を胸に秘め、高原の駅に降り立つ。しかし、そこにはサディスティックなオーナー・小西とその妻が浮かれ気分の客を待ち受けていた。到着するなり、勝手に部屋割りをしたり、無理矢理ペンションの歌を唄わせたりと、やることすべてが一方的。さらに夕食はひどく、ゲームをやれば小西の一人勝ちで客から現金を巻き上げてしまう始末。そして客たちの怒りは限度を越え、「バカヤロー!」と叫ぶ。 〔第2話「カラダだけの男」〕ゴミゴミした東京を嫌い、故郷である越後湯沢から通勤するほど異常な潔癖症のサラリーマン・白石。会社での彼の評価はすこぶる高く、商品企画や何やらと彼の存在価値は益々高まるばかり。そんな功を成してか、会社の命令によりやむなく上京するはめになった白石とその妻・輪子。しかし「満員電車には乗れない」「人工的な食べ物は口に出来ない」「空気は吸えない」と、白石のイライラは募るばかり。そんな白石の潔癖症によって、それまでは正常だった輪子は次第に精神破綻をきたしていくのだった。 〔第3話「サギるなジャパン」〕日本語を勉強する為に香港からやって来た留学生のホイは、アルバイトをクビなったり、宗教勧誘のアンケートに引っ掛かったりと、踏んだりけったりの毎日。そんな彼の前に突然現れたセクシー美女・美根。ホイは彼女にメロメロになってしまうが、美根はなかなか最後の一線を越えさせてくれない。それどころか美根はホイに、印鑑や車やスポーツクラブの会員券を巧妙に買わせていく。やがて美根がサギ師である事に気づくホイだったが、その時にはすでに美根の姿はなく、怒りが込み上げたホイは「バカヤロー!」と叫ぶのだった。

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映画レビュー

2.0オムニバス

2018年11月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

○第1話「泊まったら最後」
 元国鉄マンの小西(小朝)が妻(真行寺君枝)と経営するペンション・スワローズ。男女交際や規則に異常に厳しく、若者たちにルールを強要する。厳しいだけならいいのだが、食事は魚が獲れなかったので貧相なモノだし、男女が別々の部屋でつまらない夜。そこへミーティングルームでトランプ博打を開いたはいいが、小西が一人勝ちで散々な目に・・・脱走しようというメモが各部屋に届けられ、脱走した若者たち。しかし先回りされて捕まってしまう。二日目をなんとかやり過ごすが、帰りの電車の中でメモは小西本人が仕組んだものだと判明する。
 太田光の初監督作品ということだが、普通に撮っていた。

○第2話「カラダだけの男」
 異常なほどの潔癖症である白石(沢田)は越後湯沢から東京まで新幹線通勤していた。オカシ製菓で彼の開発した商品が大ヒットしたため、上司は彼を妻(松田美由紀)東京の社宅に住まわせることになった。満員電車や東京の食材に耐えられなくなってゆく。白石は人間ドッグを受け、血糖値が若干高いことを医師に無理やり言わせる。社宅の歓迎会では出された食事を非難したりする。
 途中まではとても面白かったのに・・・なぜか夫婦の間の話になってしまい、ちょっと残念。

○第3話「サギるなジャパン」
 香港の土地成金の息子ホイ(ユンピョウ)は日本を勉強するために来日してアルバイトしていたが、クビとなって街をさまよっていた。インチキ宗教の勧誘されたとき、セクシーな女性マチコ(原久美子)に助けられる。実は彼女も詐欺師。

終わってみると、太田光の第1話が一番まとも。

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kossy
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