首領を殺った男

劇場公開日:

解説

18年の刑に服していた筋金入りの極道と、今や巨大組織の首領となって彼をなき者にしようとする兄弟分との戦いを描くやくざ映画。「人生劇場 飛車角」以来30年になる東映やくざ映画の総決算と謳い製作されたもので、監督は「極道戦争・武闘派」の中島貞夫、桂木薫の原案を元に脚本は「新・極道の妻たち 惚れたら地獄」の高田宏治、撮影は北坂清が担当。「仁義なき戦い」シリーズをはじめ東映やくざ映画30年に関わり続けた松方弘樹が主演。

1994年製作/116分/日本
配給:東映
劇場公開日:1994年5月14日

ストーリー

18年前、敵対する八神一家の組長を襲い、刑に服していた宝来蘇鉄が出所してきた。兄弟分の大木戸は今や組員1万5千人の巨大組織・朋友連合の首領となっていたが、八神一家の襲撃の時には震え上がって何も出来ず、おまけに宝来のいない間に彼の妻・朱美を手ごめにしたといういきさつもあり、宝来を最高顧問として迎えるというのは体裁ばかりで、彼の暗殺を密かに狙っていた。一方、今更極道に戻る気のない宝来は大阪茶屋町の屋台村に身を寄せ、隈木や和久、スナック″ガラスの兎″で歌うジェーンらと親しくなる。そんな宝来をかつぎ上げようとした朋友連合・九州支部の柳原の招きで大阪を発った宝来は、雲仙で和久の母親である高級旅館・半水盧の女将・雅世と知り合うが、柳原の離反をつきとめた朋友連合理事長・各務の策略により柳原は宝来を裏切って襲撃、雅世が巻き込まれて死んでしまった。逆上し大木戸の娘・加那を誘拐した和久を宝来はなおも諭すが、逆に和久が人質にされる。大木戸の所業を全て知った宝来は遂に彼と対峙し、実は自分と朱美の娘であった加那の目の前で、大木戸の胸を白刃で貫いた。

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