時には娼婦のように

劇場公開日:

解説

なかにし礼のヒット曲「時には娼婦のように」のメロディーをバックにすれ違う愛の姿を描く。脚本はなかにし礼、監督は「金曜日の寝室」の小沼勝、撮影も同作の前田米造がそれぞれ担当。

1978年製作/92分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1978年9月23日

ストーリー

良介はチンピラ、十郎の恋人と関係してしまい、それを知った十郎は良介の恋人、真理子を強姦してしまう。彼女はそのショックで気が狂い、良介の捨て鉢の人生が始まる。やがて良介はマコと結婚するが、ある時、胸の痛みに襲われ入院する。彼はマコを抱いてやれない己れに、憎悪と悲しみを感じた。やがて退院した良介は、マコと交わっていると、又しても胸の痛みに襲われ病院に運ばれる。病院をぬけだした良介は雨に濡れながら歌っている狂った少女を見た。真理子を想い出した良介は少女を部屋に連れて帰る。そして三人の奇妙な共同生活が始まる。妊娠したマコは良介の留守に少女を連れだし、青森の精神病院に入れてしまった。マコは良介に過去を捨てて平凡な夫婦生活を夢見てほしかったのだ。事情を知った良介は、マコの妊娠も優しさも知らず部屋を飛びだし、青森へ向かった。ねぶた祭りに酔う町の中を良介は少女を捜し求めた。再会した少女はすっかり荒れはて、真理子のイメージは消えうせていた。良介は東京に帰るが、マコは変っていた。二人の愛はすれちがい、別れを迎えるのであった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5なかにし礼による、なかにし礼の為の映画!!

2017年12月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

なかにし礼による、なかにし礼の為の映画と言った感じで、なかにし礼が許容できるかどうかが全てだと思います。ヒロインの鹿沼えりのみならず女性は従属物扱いで、あまり魅力が伝わらず残念です。ねぶた祭りで発散するシーンは人間的でしたが、好みの設定を集めただけというか、結局は雰囲気だけで何も解決していません。私の父などは未だにこのような世界観の中に生きているので、団塊世代の生態を知る事ができる映画だと思います。

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