大感傷仮面

劇場公開日:

解説

泣くと“大感傷仮面”に変身する冴えない改造人間が無敵のヒーローへと成長していく姿を描くドラマ。監督・脚本・音楽・編集は仙台在住の映像作家クマガイコウキ、撮影は小野寺修が担当。製作に「ぼのぼの」などの人気漫画家いがらしみきおがあたっている。(16ミリ)

1992年製作/65分/日本
配給:アイ・エム・オー
劇場公開日:1992年11月7日

ストーリー

泣くことによって大感傷仮面に変身する改造人間・田所は、かつて所属していた暴力団組織の会長の向坂から、対立組織ブラックシャドーの会長・広谷が開発したバイオ兵器を、女子従業員・石井恣意子をたぶらかす事によって奪取するという仕事の依頼を受ける。田所は計画に成功するが、使い捨てにするはずだった恣意子に惚れてしまった。恣意子の方は田所の裏切りに激怒し、バイオ兵器とともに行方をくらました。だがお互いのことが忘れられない2人は、ある時再会し、ともに連れ立って逃避行を図る。ブラックシャドーからの追っ手・新造の追及も逃れるが、その頃から恣意子の言動が異常になり、ある日彼女はベッドの上で巨大なサナギに変身した。恣意子こそが本当のバイオ兵器だったのだ。サナギから怪人が生まれ、田所は無念の思いで変身してその怪人を倒す。こうして田所は、その時の事を思い出せばいつでも泣けて大感傷仮面に変身できる、無敵のヒーローとなった。

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