ズッコケ三人組 怪盗X物語

劇場公開日:

解説

小学校6年生の仲良し三人組が、謎の大泥棒・怪盗Xを相手に活躍するジュブナイル・アドヴェンチャー。監督は「いちご同盟」の鹿島勤。78年の刊行以来、小学生の間で絶大な人気を誇る那須正幹による児童書「ズッコケ三人組シリーズ」を、「静かなる首領10」の北野ひろしが脚色。撮影を「マグニチュード」の栢野直樹が担当している。主演はオーディションで選ばれた新人・森翔吾、金井勇太、島田正直の3人。「新生トイレの花子さん」と2本立て公開。

1998年製作/100分/日本
配給:東映
劇場公開日:1998年7月4日

ストーリー

瀬戸内海に面した稲穂県緑市花山町。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの仲良し三人組が暮らすのどかな町に、全国を股にかける謎の大泥棒・怪盗Xから「町で一番大切なものを頂戴する」という予告状が届いた。ところが、それをおしゃべりな音羽警部補が焼鳥屋に漏らしたこから、町は上を下への大騒ぎ。「町で一番大切なもの」を巡って、ケンケンガクガクの大論争が繰り広げられる。そんな中、かねてからXに興味を持っていたハカセは、Xを捕まえるべく調査を開始。町の外れのコウモリ洞に海賊が隠した財宝があるという話を聞き、それこそがXが狙っているものに違いないと、モーちゃんを誘って洞窟探検の準備を進める。一方、田山市長の孫で空手の強い権太から果たし状を受け取っていたハチベエは、探検どころの騒ぎではなかった。かつてこの町に住んでいたという教育実習生で、しかも空手の達人である岩崎先生に特訓を受け決闘に備える。ところが決闘の日、権太が謎の老人に誘拐され、市長の元にXの名で「権太を預かった」との手紙が届く。決闘場所に行く途中、謎の老人がボートに乗ってコウモリ洞へ向かうのを目撃していたハチベエは、岩崎先生と洞窟へ向かい、権太を助け出す。その後、ハチベエたちは洞窟の中を探検していたハカセたちと会うが、落盤に見舞われ大ピンチ。ところがその時、謎の老人が現れ5人を安全な方へ導いた。実はこの老人、岩崎先生が幼い頃に生き別れになった実父で、以前、花山町の埋め立て事業に関する汚職事件で田山市長に濡れ衣を着せられて町を追われた人物だった。15年の歳月が経った今、彼は自らの名誉を取り返す為、怪盗Xとなって権太を誘拐。田山市長を汚職の事実を認めさせ、辞任に追い込もうとしていたのである。だが、計画は失敗。益々落盤のひどくなる洞窟の中、老人は姿を消してしまうのであった…。駆けつけた警察官たちによって無事助けられたハチベエたちは、数日後、実習期間を終えて帰っていく岩崎先生を駅に見送った。

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