サインはV

劇場公開日:

解説

テレビでお馴染みのスポーツ根性ドラマの映画化。脚本はテレビ同様に上条逸雄、監督は新人の竹林進。撮影は益子武夫が担当。

1970年製作/79分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年7月18日

ストーリー

立木大和は監督の牧のもと、勝利めざして一丸となっていた。キャプテンの松原かおり、朝丘ユミ、椿麻里らメンバーは自分自身の勝利をめざしてその青春をバレーボールに燃やした。そして、ユミと麻里の激しいライバル意識によって、立木大和は関東選手権の栄冠に輝いた。だが、麻理はユミとの勝負づけを理由に宿敵レインボーに移籍してしまった。やがて麻理のぬけた穴を埋めるベく混血の少女、ジュン・サンダースが入部した。ジュンの加入で、チームワークが乱れかかった。だが、ユミは閉ざされたジュンの心を、次第にひらき、友情が芽ばえた。全日本選手権がせまり、牧は二人に、新戦法X攻撃を体得させた。予選を通過した立木大和。だが、病魔がジュンを襲った。不治の病、骨肉腫だった。悲嘆にくれるユミは、牧に叱咤されてレインボーとの決勝戦に臨んだ。驚いたことに、X攻撃はいつの間にか、麻理に盗まれていた。敵のX攻撃に苦戦する立木大和。だが、ユミの超人的な活躍はチームを鼓舞し、勝運は逆転した。そしてジュンはユミたちの歓喜を見ながら、死んでいった。

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映画レビュー

4.0中山仁を偲んで

2019年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 「V・A・C・A・TION♪」と「V・I・C・T・ORY♪」の違いを必死で覚えようとしていた小学生時代。おかげで英単語をしっかり覚えることができた。この後に「S・A・T・U・R・D・A・Y・NIGHT!」をベイシティ・ローラーズが歌うんだよなぁ・・・この番組と「アタックNO.1」のおかげで、バレー部に入部してしまったことを思い出しました。

 今観てみると、重いブラック・シューズを履いて特訓してもジャンプ力がつくのかどうか疑問だ。イナヅマ落しという魔の変化球サーブを身につけるが、特撮はかなりのもの。このサーブがあれば全て片付けられる・・・すごい。

 ジュンがおかしくなって、秘密兵器である、魔のX攻撃を東京大会の一回戦で使ってしまう。「勝つことだけがスポーツじゃない」と2回戦以降の出場を取り消す牧コーチ。「いくわよ!それっ!」と特訓するする光景が懐かしい。骨肉腫という病気がメジャーになったのもこのドラマからなのでしょう。その後、『巨人の星』にも使われたし、アニメの定番になったのかもしれない。

 范文雀が若くして亡くなったこともあって、かなり涙が出てしまいました・・・ううう。

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kossy
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