ごろつき2

劇場公開日:

解説

無二の親友同士である若きヤクザが、派閥抗争にもまれ反発しあうようになりながらも共に戦っていく姿を描くアクション。家田荘子の原作『ごろつき2(抗争)』(祥伝社ノンノベルス・刊)をもとに、家田自身がエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめ、滝田洋二郎作品などに助監督としてついてきた井原眞治が監督、これが劇場デビューとなった。脚本は小川智子が担当。スーパー16ミリ。

1993年製作/87分/日本
配給:ヒーロー
劇場公開日:1993年9月25日

ストーリー

亜細亜連合系暴力団・有栖川組の組員、倉科涼と大門瞳はともに二四歳で、無二の親友同士だったが、少年院を行ったり来たりの涼に対し、瞳は現代的極道としてスカウトされた名門・東日大学の学生であり、ここに至るまでの経歴はバラバラだった。ある日、有栖川組長が対立組織のヒットマンに狙われ、それが元で有栖川組、後藤田組、阿田村組の激しい抗争が開始された。エリート意識が抜けず及び腰の瞳に対し涼は次々と手柄を立てていき、やがてそれは二人の友情に亀裂を生み出す。そして遂に二人の仲は決裂し、瞳は組を離れていった。そんななか、瞳の恋人・遊子の弟でもある同じ組員の守が抗争のさなかに後藤田組によって殺されてしまう。報復の準備を始める涼の前に、再び瞳が現れ、二人のコンビが今また復活した。涼は後藤田組組長の姐さんに取り入って組長宅に潜入し、組長を捕らえるが、海岸で大勢の後藤田組員に取り囲まれてしまう。だがモーターボートに乗って来た瞳が助け、後藤田組は涼の取り付けた時限爆弾によって壊滅、二人は無事逃げ出すのだった。

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