玄海遊侠伝 破れかぶれ

劇場公開日:

解説

吉田敬太郎の原作「吉田磯吉翁伝」をもとに「日本女侠伝 真赤な度胸花」の笠原和夫が脚本化し、「女組長」のマキノ雅弘が監督した任侠もの。撮影は「天狗党」の牧浦地志が担当。

1970年製作/101分/日本
配給:大映
劇場公開日:1970年2月21日

ストーリー

明治の中期。北九州若松。無軌道な男、吉田磯吉は一年ぶりに朝鮮から帰ってきた。それを知ったゴンゾ(沖仲仕)の仲間たちは大歓迎、料理屋大吉楼を営む姉のスエも、顔には表わさないが、喜びはひとしおであった。磯吉はゴンゾの仲間と石炭積みの仕事で人生の再出発。そのころ、博徒太田黒は虎視眈々と利権拡張を狙っていたが、代貸義三郎は磯吉の台頭を利用し、大西組とゴンゾたちを仲たがいさせようと策略。そして、その仲裁にそ知らぬ顔で太田黒が乗り出してくるという寸法。だが、八方破れの体当り戦法で単身乗り込んだ磯吉の男意気に惚れた大西はこの喧嘩を磯吉にあずけた。一切のけりをつけるには千円の金が必要であったが、困りはてた機吉に「五百円しかなかよ……」と袱紗包みを手渡したのは馬賊芸者のおりんであった。磯吉は洋食屋現銀亭を開業したが、金はたまらず、ふえるのは仲間ばかりだった。そんな時、スエが急死した。彼女の遺言で磯吉はおふじと祝言をあげた。大吉楼を義兄正一からゆずられた磯吉は朝鮮時代の友人小野田の襲撃をうけた。さらに、再会したおりんも不意に斬りつけてくるのだった。この不可解な二人の行動は実は、二人のそれぞれの立場を悪用した義三郎の策謀の結果だった。磯吉の男意気は日一日とゴンゾたちの信頼を増していった。それをねたむ太田黒は政界のボスに取り入って、圧力をかけてきた。博徒が町の死活を左右することにたまりかねた磯吉はゴンゾたちを従え、悪の根城に殴り込んだ。

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