結婚(1993)

劇場公開日:

解説

同じ「結婚」というタイトルで、三つの結婚をめぐる物語を三人の監督が手掛けるドラマ。有名女優との結婚を企む売れない役者と高校時代の後輩との結婚騒動をスラップスティック調で描く〔陣内・原田両家篇〕は「夢二」の鈴木清順、北海道の寒村で、一つの約束を待つ女と彼女を慕う男との愛を描く〔佐藤・名取両家篇〕は「四万十川」の恩地日出夫、青年実業家とフツーのOLとの恋の駆け引きを描く〔中井・鷲尾両家篇〕は「アイドルを探せ」の長尾啓司が監督した。セシール第一回製作作品。

1993年製作/137分/日本
劇場公開日:1993年4月24日

ストーリー

〔陣内・原田両家篇〕売れない役者ラスプーチン竹内こと竹内尚也のもとに、花村華子というお嫁さん候補ナンバーワンの女優が訪れ結婚を申し込む。事務所の勧めもあり自分の人気上昇を願って尚也は婚約に同意。だが実はこれは花村と人気男優・井上との不倫を隠すための偽装結婚計画だった。事実を知った尚也は婚約を破棄しようとするが後の祭り。だが結婚式当日、姿を見せない華子の代わりに、ずっと以前から尚也に想いを寄せていた高校時代の後輩・岩下舞が代役としてやって来る。尚也は彼女との間に真実の愛を見つけるが、この先尻にしかれそうな様子。 [佐藤・名取両家篇]北海道のさびしい港町で古い映画館をきりもりする朝子は、高校の時の恋人・谷口のことを忘れられず一人きりでいた。そんな彼女を見守る隣家に住む漁師の裕一は、女房に逃げられ息子の裕次郎と二人暮らし。ある日朝子は十年ぶりに町へ戻ってきた谷口と会うが、長い歳月は谷口の心を変えており朝子の“待ち恋”は幕を閉じる。彼女は赤字経営で苦しい映画館を閉じ町を去ることを決意するが、映画館最後の日、裕一がスクリーンの前に立ちはだかり映写室の朝子に向かって愛を告白する。次の日、裕次郎を連れて海岸を散歩する二人の姿があった。 [中井・鷲尾両家篇]宝石商を営む青年実業家・天童雅彦は、遺産問題も含め結婚を急かされていたが、仕事先のオーストラリアで芦屋の令嬢だという柳田絵里に出会い、一目で惹かれる。絵里もまた雅彦に好印象を持つが、実は令嬢というのは真っ赤な“の普通のOLであり、”がバレないようにと姿を消す。雅彦は全てを知った上で彼女との結婚を決意するが、彼が自分の心を弄んでいるのではと思った絵里は同僚の中岡との結婚を考えた。だが目の前に雅彦の乗ったヘリコプターが現れ、彼女は雅彦の腕に抱かれた。二人は絵里の憧れだったオーストラリア・ハミルトン島で結婚式を挙げるのだった。

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