黒の天使 Vol.1

劇場公開日:

解説

復讐に燃える女ヒットマンの姿を描いたノワール・ムード漂うアクション活劇。監督・脚本は「GONIN2」の石井隆。撮影は佐藤和人。主演は「パラサイト・イヴ」の葉月里緒菜、「陽炎3」の高島礼子。98年シアトル国際映画祭正式出品作品。

1998年製作/106分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1998年5月30日

ストーリー

一光は6才の時に暴力団の内部抗争に巻き込まれ、目の前で親を殺される。安田と黒の天使と呼ばれた女ヒットマン・魔世に助けられアメリカへ渡った一光は、数年後復讐心を胸に帰国。魔世を慕う一光は、自らも黒の天使と名乗り行動を開始する。復讐の相手、野木は一光の父親の跡目を継いで、今や黒社会を牛耳るまでの存在になっていた。だが、義理の姉である千明が野木の愛人に、そして命の恩人であり理想の女性であった魔世が麻薬漬けにされた挙げ句、野木の情婦に身を堕としていることを知り、一光は大きなショックを受ける。しかし、そんな魔世に失望しながらも、一光は野木への復讐を開始する。その姿に心を打たれた魔世は、麻薬や野木と手を切り、一光を守ることによってかつての自分を取り戻そうとする。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

2.5ビミョーな天使

2021年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

寝られる

萌える

石井隆監督1998年の作品。

一光は暴力団組長の父とその愛人の娘。6歳の時、暴力団同士の抗争に巻き込まれ、目の前で両親を殺される。自身にも危機が迫った時、“黒の天使”と呼ばれる女殺し屋・魔世に助けられ、アメリカへ逃走。そして14年後、彼女は帰って来た。復讐する為に。自らも“黒の天使”を名乗ってーーー。

和製バイオレンス・ヒロイン・リベンジ・アクション!
後にタランティーノも『キル・ビル』で同ジャンルを手掛けるが、タランティーノは石井監督のファンという事もあり、少なからず影響受けていたり…?

本作での石井ヒロインは、葉月里緒菜。
序盤、14年ぶりに帰国した一光が、空港のエスカレーターを上がってくるシーンのカッコ良さ、美しさ。
身体を張ったアクション・シーン、拷問シーン、セクシーシーン。
個人的特筆は、「殺しは二十歳になってから」の台詞。

ヒロインの復讐の相手、石井作品の常連、根津甚八。
ヒロインの救いの“黒の天使”、しかし今は身を滅ぼし復讐相手の女に…。高島礼子も印象的に。
その他キャストも石井作品ならでは個性派揃い。

しかし、どうしてもB級感…いや、はっきり言うとVシネ感が否めない。
話もアクションもクール&スタイリッシュなのか、チープなのか。
葉月里緒菜は奮闘しているが、線の細い彼女に殺し屋役はあまり似合わないような気も…。
クールな役かと思ったら、口を開けば結構ハイテンション。それはそれでギャップがあって悪くない気も、クールに徹して欲しかった気も…。
勿論それだけじゃなく、哀しみも纏うが…。

石井作品でなかったら、スルーしてたかも。
ここ最近連続して見てるが、ビミョー…。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
近大

3.5VOL.1がついてるということは2作目ありきで作ったのか?

2016年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

葉月里緒菜と高島礼子のチャイナドレス
裸になるのは小野みゆきだけ。
片岡礼子が女ヒットマンで魅せる
山口祥行と葉月里緒菜のコンビでブレイクダンスの長回しが謎

コメントする (0件)
共感した! 0件)
消されるので公開しない

3.0復讐物語

2016年9月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

興奮

両親を殺された少女が大きくなって(葉月里緒奈)、復讐を果たす話。
協力するのは昔、助けてくれた女殺し屋(高島礼子)。
すべてヤクザの抗争辛味なので、狙われるのは組長(根津甚八)。
ストーリーは単純だが、2時間かけるのは監督の美学か。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

他のユーザーは「黒の天使 Vol.1」以外にこんな作品をCheck-inしています。