喜劇 女売り出します

劇場公開日:

解説

「新宿芸能社」を舞台に、藤原審爾原作の「女」シリーズ第三作。脚本は「女番長ブルース 牝蜂の挑戦」の掛札昌裕と「生まれかわった為五郎」の吉川憲一。監督森崎東。撮影も同作の吉川憲一が、それぞれ担当。

1972年製作/89分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1972年2月5日

ストーリー

“あたいがスリだってさあ調べて”と威勢のいい啖呵と共に裸になったちゃりんこ浮子が、ストリッパー斜旋業「新宿芸能社」の金沢、竜子、踊り子島子、タマ子たちのおトソ気分をフッ飛ばした。浮子に満員電車の中で、財布をスラれた金沢が、デパートで彼女を見つけ「芸能社」に連れてきたのである。最初は威勢のよかった浮子も、金沢と竜子に親身になって説教されると涙を流して更生を誓い、「新宿芸能社」に住み込んだうえ、手先の器用なことから手品ストリップを考えつき、人気はうなぎ上りとなった。ある日、浮子の父親で前科十七犯のスリの親分浅草の銀作の身内で左ききの武が、浮子を連れ戻しにきた。父親のいいつけとあって仕方なく浮子は帰っていった。その途中、無意識でスッてしまった女の財布の中に、母親が田舎で仕送りを待っているという内容の手紙があり、心をいためた浮子は、財布を元の女のところに帰したいと武に相談する。しぶしぶ一肌脱ぐことになった武が訪ねあてた女朝子は、身体を売って仕送りをしている健気な女だった。事情を知った武と浮子は、体を張ってヤクザから朝子を救いだし「新宿芸能社」で働けるようにしてやる。その後、浮子は彼女のファンの税務所員姉川から求婚された。その頃、「新宿芸能社」出身ですし屋をしている村枝と、店員きた子が、すし職人菊男を奪い合っての大喧嘩が始まった。きた子のあこぎなやり口を見かねた浮子は、口八丁手八丁、出刃を振り回して暴れるきた子から菊男を離したが、菊男は何んと朝子とできてしまっていた。この事件でせっかくの縁談が破談になってしまった浮子だが、くじけもせず陽気に踊り続ける。一方、武は例の売春組議のヤクザに右手の指二本をつめられ、百姓をして生活するため田舎の八丈島に帰っていった。

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