かっ鳶五郎

劇場公開日:

解説

浅草を舞台に、今も下町に生き続ける職人の心意気を描いた人情ドラマ。監督は「もうDEBUなんて言わせない!」の長濱英高。『週刊漫画ゴラク 増刊ネクスター』連載の本沢たつやの同名コミックを、長濱と三浦和明、駒崎正人が共同で脚色。撮影は「もうDEBUなんて言わせない!」の羽方義昌。音楽は元“CーCーB”の関口誠人が担当している。主演は「明日なき街角」の的場浩司。

1997年製作/83分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1997年11月22日

ストーリー

浅草の下町、“かっ鳶五郎”の名で親しまれ、厚い信頼を寄せられている昔気質な“め組”の鳶職人・山崎五郎は、ロック座のダンサーをしているあゆみから彼女の弟のマサルを預かった。ツッパリだったマサルは、鳶として地元ヤクザ・月組のビル改修現場で働き始め、事故を起こした折に五郎から励まされて以後、本気で生きていこうとする。その月組のビルが非業なやり口で手に入れたものだと聞いた五郎は、怒って組長の月橋に詰め寄った。月橋と五郎は兄弟のように信頼し合う仲であり、真っ当なビルだと教えられていた五郎は月橋の嘘が許せなかったのである。さらに先の事故に関し、建設会社社長と現場責任者の鳶を貶める悪口を耳にして、五郎はめ組のみんなとストライキを決行した。月橋を狂信的に惚れ抜き、日頃から五郎を疎ましく思っていた月組幹部の影山は、この一件を利用しようとする。影山に唆された建設会社側はめ組に謝罪して再契約を交わすが、それは納期までに仕上げなければめ組が違約金を払うという内容であった。工事が再開すると影山は仕事の妨害を始めるが、これを知った月橋に叱責され影山の鬱積は一層増していく。静かに影山に従い続けていた女幹部の忍は、いっそ組長を殺してしまおうと彼に耳打ちした。影山と忍はマサルをシャブ漬けにして鉄砲玉に仕立てるとともに、五郎を倒そうとあゆみを人質に取る。だが、五郎はそんなふたりの根性を命懸けで叩き直してしまった。工事も外部の鳶たちの手助けによって納期に間に合い、月橋はビルを元の持ち主に返すなど、すべては丸く収まる。

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