1・2の三四郎

劇場公開日:

解説

世界一のプロレスラーを目指して上京した一人の若者が、真のプロレス道に目覚める姿を描いた熱血青春コメディ。監督はOV『ファンキー・モンキー・ティーチャー3』の市川徹。原作は『週刊少年マガジン』 『週刊ヤングマガジン』連載の小林まことの同名漫画。主演は、空手やキックボクシングを経て、芸能界入りした佐竹雅昭。

1995年製作/107分/日本
配給:プレイビルパブリッシャーズ
劇場公開日:1995年7月15日

ストーリー

世界一のプロレスラーを目指して上京して来た東三四郎は、“新東京プロレス”の入門テストを受ける。そこでは、既に入門の決定していた期待の新星・五頭信の記者会見も行われていたが、乱入して来たアル中の桜五郎によって、記者会見はめちゃくちゃにされてしまった。彼は“新東京プロレス”代表の篠原に遺恨を持っていたのだ。桜一人に何人もの男たちが飛びかかっていくのを見たお調子者の三四郎は、桜の助太刀を買って出る。こうして桜と知り合いになった三四郎は、桜の経営する“ひまわり保育園”に転がり込み、保父をしながらプロレスのトレーニングを積むことになった。そして、三四郎の高校時代の同級生で恋人(?)の北条志乃まで、三四郎を追って上京。おしかけマネージャーとして、“ひまわり保育園”に居座るのであった。三四郎のデビュー戦は、“ふるさとプロレス”に決定。屋台村の中心に設置された特設リングに上がった三四郎は、メジャーを引退しながらも、いまだにプロレスの魅力に取り憑かれているストロング栃木らに次々に捩伏せられていく。ベテラン・レスラーに全く歯の立たない三四郎。そんなある日、アメリカ遠征を終えて天草健太郎が“ふるさとプロレス”に帰って来た。皆の期待に違わずチャンピオン・ベルトを手中に収めて来た天草は、ギャラの値上げや待遇の改善を要求するなど、すっかりタカビーになって団長の大熊をがっかりさせる。それでも“ふるさとプロレス”の花形である天草のファイトに観客は興奮するのだった。そんな観客の喜びようを見た大熊は、天草-北尾戦を企画。ところが、スター選手は二人はいらないと天草が試合を放棄。試合を楽しみに来た観客に申し訳が立たない大熊は、自ら老体に鞭打って北尾に挑んでいくが、そのファイトで瀕死の重症を負ってしまう。天草の態度に怒りを爆発させた三四郎は、猛特訓を開始。三四郎の高校時代の友人で、今はスポーツ新聞社に勤める岩清水健太郎の協力もあって、天草も三四郎との試合を承諾せざるを得なくなる。いよいよ試合当日。満員の観客を前に、三四郎と天草は熱いファイトを繰り広げ、三四郎が勝利を収めるのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

1.0新東京プロレスに入門するつもりが保育園に

2019年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 コミックは全20巻持っている。オタッキーな佐竹も原作ファンなのであろう。プロレスするというキャラにはピッタリなのだが、役者には不向きだ。というか、この映画って原作を変えすぎでしょう。脇のキャラも全く合ってない。五頭信役の松田勝はいいかもしれない。

 多分、原作コミックを再現するという意図はなく、地方巡業を続けるプロレス小団体の悲哀を映像化するためのものでしょう。それなりにいい脚本だとは思うが、俳優陣が全て台無しにしている。実際の格闘家を出演させたことで、さらにダメ度が高まります。佐竹ファン(いるのか?)には必見!

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kossy