サウスバウンド(2007)

劇場公開日:

解説

直木賞作家・奥田英朗のベストセラー小説を、「間宮兄弟」の森田芳光監督が映画化。小学6年生の上原二郎は、仕事もせずに騒動ばかり起こしている元過激派の父・一郎の存在を恥ずかしく思っていた。ある日、上原家は母・さくらの提案で、一郎の故郷である西表島へ引っ越すことになる。地元の人々に歓迎される上原家だったが、やがて一郎は開発業者との戦いを開始し……。破天荒な父・一郎を豊川悦司が演じる。

2007年製作/114分/日本
配給:角川映画
劇場公開日:2007年10月6日

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(C) 2007「サウスバウンド」製作委員会

映画レビュー

2.0嫌いなキャラ。

2023年8月2日
iPhoneアプリから投稿

嫌いだ、
安直な正論の為の正論を議論の余地無く延々説き続け、
たまたま目の前にいる多分当事者意識の低いだろう人をこそ突き上げ、
揚げ足を取ることが知性だと定義しているような人。
美男美女で子の引き止めが機能するからまだ見られる。
北でない南の国からの着想は買うが。

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きねまっきい

3.0国民やめよっかな・・・日本が沈没するからではなく・・・

2021年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 子供目線でこの元過激派の父親を見ると、やっぱりついていけない・・・迷惑親父だ!と感じてしまうけど、大人になってみると、尊敬に値する人物だと思います。実際に元過激派の知人がいるのですが、言動も雰囲気もそっくりだし、主張することは間違ってはいない。ただ、世間に同調することを嫌うので、付き合いにくい面もあったりする。特に仕事で一緒になんかなったりすると・・・

 前半:東京と後半:西表島の2部構成。東京では小六の長男二郎の友人がカツアゲされているエピソードと修学旅行の積立金問題がメインとなっていて、父親一郎(豊川悦司)の性格を小ネタで紹介している。また、母親さくらが人を刺して捕まった事実を知らされ、それが原因で事件が起こる・・・。東京といっても下町浅草なので、なにかと噂が広まり、息苦しささえ感じられる。

 後半の西表島では一転して自然がいっぱいで、子役を中心とした俳優たちもいきいきしている。引っ越してきた上原一家はいきなりピンチに立たされる。東京から開発業者がやってきて立ち退きを要求されたのだ。元々誰の土地でもなかった、ある意味神秘的な場所。そこで、父親一郎は元過激派であると同時に、八重山のアカハチの子孫という一面を見せてくれるのだ。

 子どものしつけという問題も若干提起されているようにも思われます。だけど、そこには親の生き様をたっぷりと見せ、子どもに判断させるというやり方だけがあった。正義よりも金のために動く大人を批判するにはまだ幼いのだけど、大人になれば理解できるはず。スパルタ教育よりはずっといい。信念を貫き通した一郎の姿を見て「親父、かっこいい。この先はわからないけど・・・」とまで言わせたのだから、たいしたものです。なんだかんだ言っても、修学旅行のエピソードで親父の素晴らしさはよくわかっていたさ~

 原作はいつものごとく読んではいません。それでも、森田芳光監督は原作の良さを上手くまとめあげたのだろうかと疑問に思えてしまう。西表島へ引っ越す動機も中途半端なような気がして、前半部分はエピソードを羅列しただけのダラダラ感がありました。これならば東京パートをもっと削っても良かったんじゃないでしょうか・・・

【2007年10月映画館にて】

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kossy

3.0まさかの

2020年12月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

自分の信念を貫く生き方は素敵だと思うなあ。例え笑い者になっても後ろ指を指されても。ラストがまさかで笑いました。

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ミカ

3.0原作のよさが出てない

2015年3月23日
Androidアプリから投稿

とか言いながら原作を見ていません。すみません。
私は奥田英朗さんが好きです。
緩く入ってきて、フッと笑わしてくれるところ
普通の物語のようなのに、色んな名言がでてきて、
為になることが書いてあったりするところが
奥田英朗さんです
この物語は…映画にするのがとても難しかったんだと思います。
この短時間で、一人一人の個性を出すのが、映像では難しかったはずです。
なので、色んな出来事がサラサラと流れていってしまってます。
原作は、もっと深く、一人一人の個性がきちんと出ていて
読者に納得させる、その世界に入らせることができる素敵な作品だと思います。絶対に。

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